3.1.12 Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 7を使用する場合の関連製品

HDLMをクラスタ構成で使用する場合，そのクラスタを構成するすべてのノードには同じバージョンのHDLMをインストールしてください。異なるバージョンがインストールされている場合，クラスタが正常に動作しないおそれがあります。次に示すコマンドを実行して表示される「HDLM Version」および「Service Pack Version」が一致する場合，同じバージョンのHDLMになります。

 
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys
 

クラスタ構成を構築する場合の関連プログラムを次の表に示します。

表3-52 Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 7を使用する場合のクラスタソフトウェア

カーネルアーキテクチャ	カーネル	クラスタソフトウェア
EM64T/AMD64	3.8.13-44.el7uek.x86_64	Oracle RAC 12c Release 1(12.1.0.2.0)※1※2
	4.1.12-61.1.28.el7uek.x86_64	CLUSTERPRO X 3.3.5-1※3※4 Oracle RAC 12c Release 1(12.1.0.2.0)※1※2
	4.1.12-112.16.4.el7uek.x86_64	Oracle RAC 12c Release 1(12.2.0.1.0)※2※5
	4.1.12-124.16.4.el7uek.x86_64	CLUSTERPRO X 3.3.5-1※3※4 CLUSTERPRO X 4.1.1-1※3※4※6 Oracle RAC 12c Release 1(12.1.0.2.0)※1※2
	4.1.12-124.30.1.el7uek.x86_64	CLUSTERPRO X 4.1.1-1※3※4※6

注※1

自動ストレージ管理(ASM)機能（rawデバイスを使用），およびOracle Grid Infrastructureの構成だけをサポートします。

「3.15 Oracleの設定」の注意事項を参照してください。

注※2

ASMディスクグループは外部冗長を推奨します。サーバ，ストレージ間をマルチパス構成としている環境で標準冗長または高冗長を使用する場合は，必要となるOracle設定について，Oracle社へお問い合わせください。

注※3

Diskモニタ（TUR(legacy)）による監視は未サポートです。

「3.13 CLUSTERPROの設定」を参照してください。

注※4

raw デバイスによる監視をサポートします。

注※5

次に示す構成をサポートします。

• 自動ストレージ管理(ASM)機能（ASMLib Kernel driver(ASMLib)を使用），およびOracle Grid Infrastructureの構成

「3.15 Oracleの設定」の注意事項を参照してください。

注※6

Diskモニタ（READ）による監視をサポートします。ただし，LVM環境では未サポートです。

ボリュームマネージャを使用する場合の関連プログラムを次の表に示します。

表3-53 Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 7を使用する場合のボリュームマネージャ

カーネルアーキテクチャ	カーネル	ボリュームマネージャ
EM64T/AMD64	3.8.13-44.el7uek.x86_64	LVM2.02.105-14.el7
	3.8.13-55.1.6.el7uek.x86_64
	3.8.13-68.el7uek.x86_64
	3.8.13-68.2.2.el7uek.x86_64
	3.8.13-98.7.1.el7uek.x86_64	LVM2.02.130-5.el7
	3.8.13-118.10.2.el7uek.x86_64
	4.1.12-61.1.18.el7uek.x86_64	LVM2.02.166-1.el7
	4.1.12-61.1.28.el7uek.x86_64	LVM2.02.166-1.el7 LVM2.02.171-8.0.1.el7
	4.1.12-94.3.9.el7uek.x86_64	LVM2.02.171-8.0.1.el7
	4.1.12-112.16.4.el7uek.x86_64	LVM2.02.177-4.0.1.el7
	4.1.12-124.16.4.el7uek.x86_64	LVM2.02.171-8.0.1.el7 LVM2.02.177-4.0.1.el7 LVM2.02.180-8.el7
	4.1.12-124.30.1.el7uek.x86_64
	4.14.35-1818.3.3.el7uek.x86_64	LVM2.02.180-8.el7
	4.14.35-1902.3.2.el7uek.x86_64	LVM2.02.185-2.0.1.el7
	4.14.35-1902.300.11.el7uek.x86_64	LVM2.02.186-7.0.1.el7
	4.14.35-1902.301.1.el7uek.x86_64
	5.4.17-2011.6.2.el7uek.x86_64	LVM2.02.187-6.0.3.el7
	5.4.17-2102.201.3.el7uek.x86_64

HDLMがサポートするファイルシステムを次の表に示します。

表3-54 Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 7を使用する場合のファイルシステム

カーネルアーキテクチャ	カーネル	ファイルシステム
EM64T/AMD64	3.8.13-44.el7uek.x86_64	ext2（OSに同梱） ext3（OSに同梱） ext4（OSに同梱） xfs（OSに同梱） Btrfs（OSに同梱）
	3.8.13-55.1.6.el7uek.x86_64
	3.8.13-68.el7uek.x86_64
	3.8.13-68.2.2.el7uek.x86_64
	3.8.13-98.7.1.el7uek.x86_64
	3.8.13-118.10.2.el7uek.x86_64
	4.1.12-61.1.18.el7uek.x86_64
	4.1.12-61.1.28.el7uek.x86_64
	4.1.12-94.3.9.el7uek.x86_64
	4.1.12-112.16.4.el7uek.x86_64
	4.1.12-124.16.4.el7uek.x86_64
	4.1.12-124.30.1.el7uek.x86_64
	4.14.35-1818.3.3.el7uek.x86_64
	4.14.35-1902.3.2.el7uek.x86_64
	4.14.35-1902.300.11.el7uek.x86_64
	4.14.35-1902.301.1.el7uek.x86_64
	5.4.17-2011.6.2.el7uek.x86_64
	5.4.17-2102.201.3.el7uek.x86_64

HDLMは「表3-55 Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 7を使用する場合のブートディスクの動作環境」に示す環境でブートディスクをサポートします。

ストレージシステムの各モデルがサポートするOS（カーネル）の詳細については，ストレージシステムのマニュアルを参照してください。

表3-55 Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 7を使用する場合のブートディスクの動作環境

カーネルアーキテクチャ	カーネル	HBA	対応する ストレージシステム
EM64T/AMD64	3.8.13-44.el7uek.x86_64	Emulex QLogic Cisco	HUS100シリーズ HUS VM Virtual Storage Platformシリーズ VSP 5000シリーズ VSP G1000シリーズ VSP G1500 VSP F1500 VSP Eシリーズ VSP Gx00モデル VSP Fx00モデル
	3.8.13-55.1.6.el7uek.x86_64
	3.8.13-68.el7uek.x86_64
	3.8.13-68.2.2.el7uek.x86_64
	3.8.13-98.7.1.el7uek.x86_64
	3.8.13-118.10.2.el7uek.x86_64
	4.1.12-61.1.18.el7uek.x86_64	Emulex QLogic
	4.1.12-61.1.28.el7uek.x86_64
	4.1.12-94.3.9.el7uek.x86_64
	4.1.12-112.16.4.el7uek.x86_64
	4.1.12-124.16.4.el7uek.x86_64
	4.1.12-124.30.1.el7uek.x86_64
	4.14.35-1818.3.3.el7uek.x86_64
	4.14.35-1902.3.2.el7uek.x86_64
	4.14.35-1902.300.11.el7uek.x86_64
	4.14.35-1902.301.1.el7uek.x86_64
	5.4.17-2011.6.2.el7uek.x86_64
	5.4.17-2102.201.3.el7uek.x86_64