付録A.6 05-60以降と05-60より前のバージョンとの機能差異
HDLMデバイスを構成している物理ボリュームに対しての操作を防止するために,エラーチェック機能(dlmodmset -e)のデフォルト値をONに変更しました。エラーチェック機能をONに設定すると,lscfg -vpコマンド,lsdevコマンドでhdlmN "HDLM Dummy Driver"というデバイスが表示されます。
トレースファイル(/var/DynamicLinkManager/log/hdlmtr[1-64].log)を追加しました。それに伴い,トレースの出力先を下記のとおりに分割しました。
HDLMコマンドの動作ログは総合トレースファイル(/var/opt/hitachi/HNTRLib2/spool/hntr2[1-16].log)
HDLMマネージャのトレース情報はトレースファイル(/var/DynamicLinkManager/log/hdlmtr[1-64].log)
自動フェイルバックチェック(dlnkmgr set -afb on)で設定される間隔のデフォルト値を60分に変更しました。
ログサイズの上限値を2000000KBに変更しました。ログサイズの上限値はdlnkmgr set -elfsで設定できます。障害ログファイルサイズを大きくする場合は,「3.1.4 メモリ所要量およびディスク占有量」の「(2) ディスク占有量」を参照して,必要なディスク占有量を確認してください。
間欠障害監視(dlnkmgr -iem on)の障害監視時間のデフォルト値を210分に変更しました。
HDLMのIOCTL用インスタンス(dlmfdrvio)が,lspvコマンド,lsdevコマンドで表示されないようにしました。
HDLM 動作ODM 設定ユティリティ(dlmodmset)に確認メッセージを表示しないオプション-sを追加しました。それに伴い,ログファイルサイズのオプションを-sから-ls に変更しました。