Hitachi

 Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(AIX用)


3.1.4 メモリ所要量およびディスク占有量

メモリ所要量およびディスク占有量について説明します。

〈この項の構成〉

(1) メモリ所要量

ホストのメモリ所要量を次の表に示します。

表3‒7 ホストのメモリ所要量

OS

メモリ所要量

AIX

3MB+(360バイト×同時発行できるI/O数)+(4KB×パス数)

注※

デフォルトは16384になります。同時発行できるI/O数の設定値は「7.12 dlmodmset HDLM動作ODM設定ユティリティ」を参照してください。

(2) ディスク占有量

ホストのディスク占有量を次の表に示します。

表3‒8 ホストのディスク占有量

ディレクトリ

ディスク占有量

/etc

150KB

/opt

2MB

/usr

240MB

/var

pMB※1+2MB※2+qMB※3+20MB※4+9MB+200KB※5

注※1

障害ログファイルの設定によって変わります。最大30000MBです。

pは,障害ログファイルサイズをs(単位はKB,デフォルト値は9900),障害ログファイル数をm(デフォルト値は2)とすると,

p =(s×m)÷1024[MB]

として計算します。計算式で割り切れなければ1MB切り上がります。

注※2

Inquiryログファイルの設定によって変わります。最大20MBです。

注※3

最大1000MBで,トレースファイルの設定に依存します。

qは,トレースファイルサイズをt(単位はKB,デフォルト値は1000),トレースファイル数をn(デフォルト値は4)とすると,

q =(t×n)÷1024[MB]

として計算します。計算式で割り切れなければ1MB切り上がります。

注※4

共通エージェントコンポーネントのログファイルサイズのデフォルト値です。

ログファイル(dlmwebagent[1-N].log)1個当たりのファイルサイズは,9900KB(約10MB)です。デフォルトの設定では,ログファイルが2個作成されるため,ログファイルサイズは約20MBとして計算しています。

ログファイルは,dlmwebagent.propertiesファイルの設定で最大16個まで作成できます。ログファイルを16個作成する場合のログファイルサイズは,約160MBです。

注※5

HDLMインストールユティリティ(installhdlm)を使用する場合に必要な容量です。installhdlmユティリティについては,「7.16 installhdlm HDLMインストールユティリティ」を参照してください。