Hitachi Dynamic Link Manager EX ユーザーズガイド(AIX用)

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3.11.2 リザーブポリシーの設定

PowerHA 7.2以降を使用する場合,リザーブポリシー属性は「no_reserve」に設定してください。また,バーチャルI/O機能を使用し,クライアント区画でPowerHAを使用する場合は,次の手順に従ってバーチャルI/Oサーバ区画でhdiskのリザーブポリシーの設定を確認してください。リザーブポリシーが「PR_exclusive」に設定されている場合は,「no_reserve」に設定してください。

  1. hdiskのリザーブポリシー属性の設定を確認します。
    # lsattr -El hdisk名 -a reserve_policy
    reserve_policy   PR_exclusive                     N/A 真
    
    以降の手順はリザーブポリシーが「PR_exclusive」に設定されていた場合に実行してください。
  2. 属性を変更するhdiskを指定して直接アクセスしているアプリケーションを,すべて停止します。
  3. 次に示すコマンドを実行して,HDLMで使用しているファイルシステムをアンマウントします。
    # umount ファイルシステムのマウントポイント
     
  4. 次に示すコマンドを実行して,活動化状態のボリュームグループをすべて表示させます。
    # lsvg -o
     
  5. 表示されたボリュームグループから,HDLMで使用しているボリュームグループを非活動化します。
    # varyoffvg ボリュームグループ
     
  6. chdevコマンドを実行して,リザーブポリシー属性を「no_reserve」に設定します。
    # chdev -l hdisk名 -a reserve_policy=no_reserve
     
  7. 設定が「no_reserve」に変更されていることを確認します。
    # lsattr -El hdisk名 -a reserve_policy
    reserve_policy   no_reserve                     N/A 真