PowerHAを使用する場合は,HDLMに添付されているPowerHA用スクリプトにユーザー定義ディスク・メソッドを設定してください。
HDLMのPowerHA用スクリプトはノードがフェイルオーバ先へ移る際に,何らかの要因でフェイルオーバ元のパーシステントリザーブが実行されていた場合,対象リザーブを解除するために登録します。
次にユーザー定義ディスク・メソッドを設定する手順を示します。ここでは,PowerHA 7.2.3での手順を説明します。SMITメニューの画面遷移は,PowerHAのバージョンによって異なる場合があります。そのため,使用するPowerHAのマニュアルもあわせて参照してください。
- SMIT画面から[ユーザー定義ディスク・メソッドの追加]画面を起動します。
[ユーザー定義ディスク・メソッドの追加]画面を起動するためのメニュー選択例を次に示します。
[通信アプリケーションとサービス]-[PowerHA SystemMirror]-[ユーザー定義クラスター構成]- [リソース]-[ユーザー定義ディスク・メソッド]-[ユーザー定義ディスク・メソッドの追加]
- [ユーザー定義ディスク・メソッドの追加]画面で,各項目を設定します。
設定する項目と設定内容を次に示します。
- ディスク・タイプ(CuDvからのPdDvLnフィールド)
-
- XP8,XP7,またはVX7を使用する場合
disk/fcp/HP
- Hitachi Virtual Storage Platform,VSP 5000シリーズ(XP8を除く),VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Eシリーズ,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,HUS100シリーズ,またはHUS
VMを使用する場合
disk/fcp/Hitachi
- ゴースト・ディスクを識別するためのメソッド
- SCSI3
- 予約の有無を判別するためのメソッド
- /usr/DynamicLinkManager/cluster/dlm_hacmp_gdisk_reserve_check
- 予約を解除するためのメソッド
- TARGET
- 並列予約解除
- いいえ
- ディスクを使用可能にするためのメソッド
- MKDEV
- 設定が終了したら,[了解]ボタンをクリックします。
- SMIT画面から[クラスター・リソースの同期化]画面を起動し,クラスター・リソースの同期化を実行します。
[クラスター・リソースの同期化]画面を起動するためのメニューを選択例を次に示します。
[通信アプリケーションとサービス]-[PowerHA SystemMirror]- [クラスター・ノードおよびネットワーク]-[クラスター構成の検証と同期化]
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