Hitachi Dynamic Link Manager EX ユーザーズガイド(AIX用)

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3.11.1 PowerHA用スクリプトの登録

PowerHAを使用する場合は,HDLMに添付されているPowerHA用スクリプトにユーザー定義ディスク・メソッドを設定してください。

HDLMのPowerHA用スクリプトはノードがフェイルオーバ先へ移る際に,何らかの要因でフェイルオーバ元のパーシステントリザーブが実行されていた場合,対象リザーブを解除するために登録します。

次にユーザー定義ディスク・メソッドを設定する手順を示します。ここでは,PowerHA 7.2.3での手順を説明します。SMITメニューの画面遷移は,PowerHAのバージョンによって異なる場合があります。そのため,使用するPowerHAのマニュアルもあわせて参照してください。

  1. SMIT画面から[ユーザー定義ディスク・メソッドの追加]画面を起動します。
    [ユーザー定義ディスク・メソッドの追加]画面を起動するためのメニュー選択例を次に示します。
    [通信アプリケーションとサービス]-[PowerHA SystemMirror]-[ユーザー定義クラスター構成]- [リソース]-[ユーザー定義ディスク・メソッド]-[ユーザー定義ディスク・メソッドの追加]
  2. [ユーザー定義ディスク・メソッドの追加]画面で,各項目を設定します。
    設定する項目と設定内容を次に示します。

    ディスク・タイプ(CuDvからのPdDvLnフィールド)
    • XP8,XP7,またはVX7を使用する場合
      disk/fcp/HP
    • Hitachi Virtual Storage Platform,VSP 5000シリーズ(XP8を除く),VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Eシリーズ,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,HUS100シリーズ,またはHUS VMを使用する場合
      disk/fcp/Hitachi

    ゴースト・ディスクを識別するためのメソッド
    SCSI3

    予約の有無を判別するためのメソッド
    /usr/DynamicLinkManager/cluster/dlm_hacmp_gdisk_reserve_check

    予約を解除するためのメソッド
    TARGET

    並列予約解除
    いいえ

    ディスクを使用可能にするためのメソッド
    MKDEV
  3. 設定が終了したら,[了解]ボタンをクリックします。
  4. SMIT画面から[クラスター・リソースの同期化]画面を起動し,クラスター・リソースの同期化を実行します。
    [クラスター・リソースの同期化]画面を起動するためのメニューを選択例を次に示します。
    [通信アプリケーションとサービス]-[PowerHA SystemMirror]- [クラスター・ノードおよびネットワーク]-[クラスター構成の検証と同期化]