Compute Systems Manager CLI リファレンスガイド
指定したN+Mコールドスタンバイグループにある現用ブレードを指定して,予備ブレードに切り替えるタスクを登録します。
タスクの登録が成功した場合,タスクIDを表示します。
csm {NpmFailover | npmfailover} groupName=<N+Mコールドスタンバイグループ名> activeSvpAddr=<現用ブレード搭載シャーシのマネジメントモジュールのIPアドレス> activeSlotNo=<現用ブレード搭載スロット番号> [standbySvpAddr=<予備ブレード搭載シャーシのマネジメントモジュールのIPアドレス> standbySlotNo=<予備ブレード搭載スロット番号>] [powerStatusAfterFailover={on | off}] [schedule={Now | Later date="<YYYY/MM/DD HH:MM:SS>"}] [notification={send | not_send | send_only_failed}]
パラメーター 説明 groupName 操作対象のN+Mコールドスタンバイグループ名を指定します。 activeSvpAddr 現用ブレードが搭載されているシャーシのマネジメントモジュールのIPアドレスを指定します。 指定できるIPアドレスはIPv4アドレス,またはIPv6アドレスです。 activeSlotNo 現用ブレードが搭載されているスロット番号を指定します。 standbySvpAddr 予備ブレードが搭載されているシャーシのマネジメントモジュールのIPアドレスを指定します。 指定できるIPアドレスはIPv4アドレス,またはIPv6アドレスです。
standbySvpAddrとstandbySlotNoを指定すると,指定した予備ブレードに切り替えるタスクが登録されます。
standbySvpAddrとstandbySlotNoを省略した場合は,現用ブレードと同じN+Mコールドスタンバイグループにある予備ブレードを自動的に選択して切り替えるタスクが登録されます。standbySlotNo 予備ブレードが搭載されているスロット番号を指定します。
standbySvpAddrとstandbySlotNoを指定すると,指定した予備ブレードに切り替えるタスクが登録されます。
standbySvpAddrとstandbySlotNoを省略した場合は,現用ブレードと同じN+Mコールドスタンバイグループにある予備ブレードを自動的に選択して切り替えるタスクが登録されます。powerStatusAfterFailover 切り替え完了時に予備ブレードの電源状態をどのように制御するかを指定します。 デフォルトの値はonです。
- on:電源ON
- off:電源OFF
standbySvpAddrおよびstandbySlotNoで予備ブレードが指定されなかった場合,powerStatusAfterFailoverの指定は無視されます。schedule 切り替えを開始するスケジュールを指定します。 Laterを指定する場合は,dateも合わせて指定してください。
- Now:即時開始
- Later:dateで指定した日時に開始
デフォルトの値はNow です。
standbySvpAddrおよびstandbySlotNoで予備ブレードが指定されなかった場合,scheduleの指定は無視され,即時に開始されます。date 切り替えを開始する日付と時刻を,YYYY/MM/DD HH:MM:SSの形式で指定します。この値は,「""」で囲む必要があります。
scheduleにLaterを指定する場合,dateは必須です。
standbySvpAddrおよびstandbySlotNoで予備ブレードが指定されなかった場合,dateの指定は無視され,即時に開始されます。notification Eメール通知の方法を指定します。 デフォルトの値はsendです。
- send:Eメール通知あり
- not_send:Eメール通知なし
- send_only_failed:タスク失敗時だけEメール通知あり
- N+Mコールドスタンバイグループ名
GUIで[N+Mコールドスタンバイグループ一覧画面]を確認してください。- 現用ブレード,および予備ブレードが搭載されたシャーシのマネジメントモジュールのIPアドレス
シャーシを探索した時に使用した形式のIPアドレスを確認してください。IPv6で探索した場合にはIPv6アドレスを,IPv4で探索した場合にはIPv4アドレスを指定する必要があります。
IPアドレスは,GUIで各シャーシの[マネジメントモジュール]タブから[IPアドレス]タブの詳細画面を確認してください。- 現用ブレード,および予備ブレードが搭載されているスロット番号
GUIで各N+Mコールドスタンバイグループのグループ名から[現用ブレード]タブまたは[予備ブレード]タブの詳細画面を確認してください。
- 管理サーバの起動
- loginコマンドによる管理サーバとのセッションの開始
2015年7月18日の10:30:00に,マネジメントモジュールのIPアドレスが「192.168.163.222」のシャーシのスロット番号0に搭載されている現用ブレードを,同じシャーシのスロット番号1に搭載されている予備ブレードに切り替えるタスクを登録します。
Client1>csm NpmFailover groupName=NpmGroup-001 activeSvpAddr=192.168.163.222 activeSlotNo=0 standbySvpAddr=192.168.163.222 standbySlotNo=1 powerStatusAfterFailover=on schedule=Later date="2015/07/18 10:30:00" notification=send 400000000006000
値 意味 0 タスクの登録に成功した。 1 タスクの登録に失敗した。 コマンド実行時に,指定した現用ブレードと予備ブレードでHVMファームウェア不一致などの問題がある場合でも,警告を表示しないで現用ブレードを予備ブレードに切り替えるタスクを登録します。登録されたタスクは警告の有無に関係なく実行されます。
登録したタスクの詳細をGUIで参照すると,[切り替えタイプ]には[自動]リンクが表示されますが,[自動]リンクから参照できるアラートの詳細はアラートを契機とした切り替えが行われた場合と異なり,すべて空欄となります。
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