Compute Systems Manager CLI リファレンスガイド

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2.28 NpmFailover(npmfailover)

指定したN+Mコールドスタンバイグループにある現用ブレードを指定して,予備ブレードに切り替えるタスクを登録します。

タスクの登録が成功した場合,タスクIDを表示します。

構文

csm {NpmFailover | npmfailover} groupName=<N+Mコールドスタンバイグループ名> 
activeSvpAddr=<現用ブレード搭載シャーシのマネジメントモジュールのIPアドレス> 
activeSlotNo=<現用ブレード搭載スロット番号> 
[standbySvpAddr=<予備ブレード搭載シャーシのマネジメントモジュールのIPアドレス> 
standbySlotNo=<予備ブレード搭載スロット番号>] 
[powerStatusAfterFailover={on | off}] 
[schedule={Now | Later date="<YYYY/MM/DD HH:MM:SS>"}] 
[notification={send | not_send | send_only_failed}]

パラメーター

パラメーター 説明
groupName 操作対象のN+Mコールドスタンバイグループ名を指定します。
activeSvpAddr 現用ブレードが搭載されているシャーシのマネジメントモジュールのIPアドレスを指定します。 指定できるIPアドレスはIPv4アドレス,またはIPv6アドレスです。
activeSlotNo 現用ブレードが搭載されているスロット番号を指定します。
standbySvpAddr 予備ブレードが搭載されているシャーシのマネジメントモジュールのIPアドレスを指定します。 指定できるIPアドレスはIPv4アドレス,またはIPv6アドレスです。
standbySvpAddrstandbySlotNoを指定すると,指定した予備ブレードに切り替えるタスクが登録されます。
standbySvpAddrstandbySlotNoを省略した場合は,現用ブレードと同じN+Mコールドスタンバイグループにある予備ブレードを自動的に選択して切り替えるタスクが登録されます。
standbySlotNo 予備ブレードが搭載されているスロット番号を指定します。
standbySvpAddrstandbySlotNoを指定すると,指定した予備ブレードに切り替えるタスクが登録されます。
standbySvpAddrstandbySlotNoを省略した場合は,現用ブレードと同じN+Mコールドスタンバイグループにある予備ブレードを自動的に選択して切り替えるタスクが登録されます。
powerStatusAfterFailover 切り替え完了時に予備ブレードの電源状態をどのように制御するかを指定します。
  • on:電源ON
  • off:電源OFF
デフォルトの値はonです。
standbySvpAddrおよびstandbySlotNoで予備ブレードが指定されなかった場合,powerStatusAfterFailoverの指定は無視されます。
schedule 切り替えを開始するスケジュールを指定します。
  • Now:即時開始
  • Laterdateで指定した日時に開始
Laterを指定する場合は,dateも合わせて指定してください。
デフォルトの値はNow です。
standbySvpAddrおよびstandbySlotNoで予備ブレードが指定されなかった場合,scheduleの指定は無視され,即時に開始されます。
date 切り替えを開始する日付と時刻を,YYYY/MM/DD HH:MM:SSの形式で指定します。この値は,「""」で囲む必要があります。
scheduleLaterを指定する場合,dateは必須です。
standbySvpAddrおよびstandbySlotNoで予備ブレードが指定されなかった場合,dateの指定は無視され,即時に開始されます。
notification Eメール通知の方法を指定します。
  • send:Eメール通知あり
  • not_send:Eメール通知なし
  • send_only_failed:タスク失敗時だけEメール通知あり
デフォルトの値はsendです。

事前に確認しておく情報

事前に完了しておく操作

2015年7月18日の10:30:00に,マネジメントモジュールのIPアドレスが「192.168.163.222」のシャーシのスロット番号0に搭載されている現用ブレードを,同じシャーシのスロット番号1に搭載されている予備ブレードに切り替えるタスクを登録します。

Client1>csm NpmFailover groupName=NpmGroup-001 activeSvpAddr=192.168.163.222 activeSlotNo=0 standbySvpAddr=192.168.163.222 standbySlotNo=1 powerStatusAfterFailover=on schedule=Later date="2015/07/18 10:30:00" notification=send
400000000006000

戻り値

意味
0 タスクの登録に成功した。
1 タスクの登録に失敗した。

注意事項

コマンド実行時に,指定した現用ブレードと予備ブレードでHVMファームウェア不一致などの問題がある場合でも,警告を表示しないで現用ブレードを予備ブレードに切り替えるタスクを登録します。登録されたタスクは警告の有無に関係なく実行されます。

登録したタスクの詳細をGUIで参照すると,[切り替えタイプ]には[自動]リンクが表示されますが,[自動]リンクから参照できるアラートの詳細はアラートを契機とした切り替えが行われた場合と異なり,すべて空欄となります。

関連コマンド

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