Compute Systems Manager 導入・設定ガイド

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6.4.3 フラットモデルとは

LDAPディレクトリサーバを使用する前に,LDAPディレクトリサーバのデータ構造を決定し,認証方式に合うよう設定する必要があります。

LDAPディレクトリサーバが提供しているデータ構造の1つとして,フラットモデルがあります。フラットモデルは,BaseDNより下に分岐がなく,かつ直下にユーザーエントリーが登録されているデータ構造です。この場合,BaseDNより下のエントリーを対象に,ログインIDとBaseDNを組み合わせたDNを持つエントリーが認証されます。

次の図にフラットモデルの例を示します。

[図]

点線で囲まれた範囲が,認証の対象となるユーザーエントリーです。この例では,認証対象のすべてのユーザーエントリーが「ou=people」の直下に属しているので,BaseDNは「ou=people,dc=example,dc=com」となります。

ただし,次のどちらかに該当する場合は,データ構造がフラットモデルであっても,階層構造モデルとして設定してください。

関連項目

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