Compute Systems Manager 導入・設定ガイド

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6.4.2 階層構造モデルとは

LDAPディレクトリサーバを使用する前に,LDAPディレクトリサーバのデータ構造を決定し,認証方式に合うよう設定する必要があります。

LDAPディレクトリサーバが提供しているデータ構造の1つとして,階層構造モデルがあります。階層構造モデルは,BaseDNより下の階層が分岐していて,かつ別の階層下にユーザーエントリーが登録されているデータ構造です。この場合,BaseDNより下のエントリーを対象に,ログインIDとユーザー属性値が等しいエントリーが検索されます。

次の図に階層構造モデルの例を示します。

[図]

点線で囲まれた範囲が,認証の対象となるユーザーエントリーです。

上記の例では,対象のユーザーエントリーが「cn=sales」および「cn=development」のエントリーにわたって属しているので,BaseDNは「cn=group,dc=example,dc=com」となります。

関連項目

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