Compute Systems Manager 導入・設定ガイド

4.4.5 管理対象ホストへのログインの許可とは

Linuxの管理対象ホストにアクセスする際，ホストに登録されているアカウントを使ってアクセスします。アカウントにはroot権限が必要です。

次のどれかの方法でLinuxの管理対象ホストにアクセスできます。運用に合わせて使い分けてください。

• 一般ユーザーでアクセスし，sudoコマンドでroot権限を持つユーザーで実行する
  ホストにアクセスする方法で最も安全な方法です。root権限を持つユーザーで実行するためには，管理対象ホストでsudoコマンドの設定が必要です。
  
• 一般ユーザーでアクセスし，suコマンドでroot権限を持つユーザーに切り替える
  ユーザーIDやパスワードが漏えいしなければ，rootユーザーでアクセスするより安全です。ただし，root権限を持つユーザーに切り替えるためには，rootユーザーのパスワードが必要です。
  
• rootユーザーでアクセスする
  rootユーザーでアクセスすることは容易ですが，rootパスワードが漏えいして管理対象ホストの設定が偽造されるおそれがあります。rootユーザーでのアクセスは，権限のないアクセスを防止できる環境の場合に採用してください。
  

関連項目

• 4.4.3 Compute Systems Managerで使用するアカウントを設定する（Linuxホスト）
• 4.4.4 IP接続を許可する（Linuxホスト）
• 4.4.6 rootユーザーでのログインを許可する（Linuxホスト）
• 4.4.7 一般ユーザーでログインし，suコマンドを利用することを許可する（Linuxホスト）
• 4.4.8 一般ユーザーでログインし，sudoコマンドを利用することを許可する（Linuxホスト）

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