Compute Systems Manager ユーザーズガイド
Compute Systems Managerを使用するために理解しておきたい用語の意味について解説します。
(英字)
- Hitachi Command Suite共通コンポーネント
- Hitachi Command Suite製品で共通する機能を提供するコンポーネントです。ログイン,Webサービスなどの機能を提供します。
- HVM(Hitachi Virtualization Manager)
- 論理分割の機能で,LPARを管理するブレードサーバ上のコンポーネントです。
- LID(Location IDentifier lamp)
- シャーシや各モジュールを識別するためのランプです。Compute Systems Managerを使用して,ブレードまたはシャーシ上のLIDを遠隔制御することで,データセンター内で管理対象リソースを特定しやすくします。
- LPAR(Logical PARtition)
- 論理分割の機能を使用している場合に,それぞれに独立したサーバ環境を作成して利用できる論理区画です。
- N+Mコールドスタンバイ
- 障害に備えて,予備ブレードを電源オフ状態で待機させておくことです。稼働中の現用ブレードで障害が発生した場合,自動的に予備ブレードに切り替わります。
- VMM(Virtual Machine Manager)
- ハイパーバイザーと関連する仮想マシンを管理するソフトウェアです(基本的な概念については,仮想マシンを参照してください)。複数のハイパーバイザーとそのハイパーバイザー上で起動しているすべての仮想マシンを管理対象にできます。VMMを使用して,仮想マシンの作成,仮想マシンの構成の変更,異なるハイパーバイザーへの仮想マシンの移動ができます。
- Webコンソール
- 日立製のサーバに付属しているソフトウェアです。シャーシやサーバのハードウェア情報を参照したり,遠隔操作したりできます。
- WebリモートKVM(Keyboard, Video and Mouse)
- 日立製のサーバに付属しているソフトウェアです。ホスト,サーバ,またはLPARを遠隔操作できます。
(カ行)
- 外部認可ユーザー
- 外部認可サーバと連携する場合に,Compute Systems Managerに登録した認可グループに属するユーザーです。
- 仮想マシン(Virtual Machine)
- コンピュータ内の独立したパーティションで,1つまたは複数のアプリケーションを実行しているOSのインスタンスです。仮想マシンを使用すると,同一のコンピュータ上で複数のOSを同時に実行できるようになります。
- 管理クライアント
- GUIまたはCLIクライアントの操作に使用するコンピュータです。
- 管理サーバ
- Compute Systems Managerをインストールしたサーバです。管理対象リソースを一元管理します。
- 管理対象リソース
- ホストや日立製のサーバなど,Compute Systems Managerで管理する対象となるリソースです。管理対象となる日立製のサーバは,ブレードサーバおよびラックマウントサーバです。
- 現用ブレード
- N+Mコールドスタンバイ機能を使用している場合,障害が発生したときに,予備ブレードと切り替わるブレードです。
(サ行)
- 実行系ノード
- クラスタ運用しているシステムで,実際に稼働しているホストです。
- 性能プロファイル
- ユーザー定義による一連の性能情報とデータ取得間隔の設定です。管理対象ホストの性能情報の取得や分析に使用します。
(タ行)
- 待機系ノード
- クラスタ運用しているシステムで,障害が発生した場合に,実行系ノードで使用していたシステムリソースを引き継げるように待機しているホストです。
- 探索
- Compute Systems Managerで管理対象となるリソースを発見する操作です。
- デプロイメントマネージャー
- 複数の管理対象リソースのディスクデータをイメージファイルとしてバックアップしたり,リストアしたりできる機能です。また,バックアップしたイメージファイルを使用して,管理対象リソースの環境をほかの管理対象リソースに複製もできます。
- 電力プロファイル
- ユーザー定義による一連の電力情報とデータ取得間隔の設定です。シャーシの電力消費量の取得や分析に使用します。
(ハ行)
- ハイパーバイザー
- 1台の物理ホストコンピュータ上で複数のゲストOS(仮想マシン)を同時に起動するためのソフトウェアです。各OSは独立して起動しますが,ハイパーバイザーがホストプロセッサとリソースを制御します。
(マ行)
- マネジメントモジュール
- シャーシにインストールされたコンポーネントで,ブレードやそのほかのさまざまな共有電子部品を制御します。
(ヤ行)
- ユーザーグループ
- ユーザーアカウントをグルーピングしたものです。外部認可サーバと連携する場合は,認可グループをユーザーグループとしても利用できます。ユーザーグループにリソースグループおよびロールを割り当てることで,管理対象に対するアクセスを制御できます。
- 予備ブレード
- N+Mコールドスタンバイ機能を使用している場合,障害が発生した現用ブレードと切り替わるまで,電源オフの状態で待機するブレードです。
(ラ行)
- リソースグループ
- 管理対象リソースをグルーピングしたものです。
- ロール
- ユーザーグループ内のユーザーが,リソースグループ内のリソースに対して持つ操作権限です。
- 論理グループ
- 管理対象リソースをユーザー定義によってグルーピングしたものです。
- 論理分割
- 日立サーバ論理分割機構を使用して,1台または複数台のブレードで構成されているブレードサーバを論理的に分割し,それぞれに独立したサーバ環境を作成して利用できる機能です。
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