Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Windows®用)

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3.1.2 HDLMがサポートするストレージシステム

HDLMがサポートするストレージシステム,Hitachi RapidXchange管理の中間ボリュームを扱う場合の関連プログラムについて,次に示します。

この項の構成
(1) ストレージシステム
(2) HBA
(3) Hitachi RapidXchange管理の中間ボリュームを扱う場合

(1) ストレージシステム

HDLMは,「表3-4 適用ストレージシステム」に示すストレージシステムに適用できます。適用できるストレージシステムは,デュアルコントローラ構成が前提です。HUB接続環境で使用する場合,接続されているすべてのホスト,およびすべてのストレージのループIDを一意に設定してください。なお,HDLMを使用するために必要なマイクロプログラムバージョンについては,HDLMのソフトウェア添付資料を参照してください。ストレージの設定情報についてはストレージシステムの保守マニュアルを参照してください。

表3-4 適用ストレージシステム

適用ストレージシステム インタフェース OS
Windows Server 2008,
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2012,
Windows Server 2012 R2
  • H10000
  • H12000
FC I/F ×
  • H20000
  • H24000
FC I/F
  • Hitachi AMSシリーズ
  • Hitachi WMSシリーズ
FC I/F ×
iSCSI I/F ×
Hitachi AMS2000シリーズ FC I/F
iSCSI I/F
Hitachi SMSシリーズ FC I/F ×
iSCSI I/F ×
Hitachi TMSシリーズ FC I/F ×
  • Hitachi Universal Storage Platform 100
  • Hitachi Universal Storage Platform 600
  • Hitachi Universal Storage Platform 1100
  • Hitachi NSC55
FC I/F ×
iSCSI I/F × ×
Hitachi Universal Storage Platform V/VM FC I/F
  • Hitachi Virtual Storage Platform
  • Hitachi Virtual Storage Platform VP9500
  • HP StorageWorks P9500 Disk Array
FC I/F
Hitachi Virtual Storage Platform G1000 FC I/F
Hitachi Virtual Storage Platform VX7 FC I/F
HP XP7 Storage FC I/F
  • Hitachi Virtual Storage Platform G100
  • Hitachi Virtual Storage Platform G200
  • Hitachi Virtual Storage Platform G400
  • Hitachi Virtual Storage Platform G600
  • Hitachi Virtual Storage Platform G800
FC I/F
iSCSI I/F
  • Hitachi Virtual Storage Platform F400
  • Hitachi Virtual Storage Platform F600
  • Hitachi Virtual Storage Platform F800
FC I/F
iSCSI I/F
HUS100シリーズ FC I/F
iSCSI I/F
HUS VM FC I/F
  • SVS
  • XP10000
  • XP12000
FC I/F ×
  • XP20000
  • XP24000
FC I/F

(凡例)
○:使用できる
×:使用できない
FC I/F:FC Interface
iSCSI I/F:iSCSI Interface

注※
デュアルコントローラ構成であることが前提です。

ストレージの設定情報一覧

HDLMを使用するためには次の表に示すストレージシステムの設定が必要です。表中の[ ]は設定項目を示します。[ ]に続く設定項目を選択することで,次の設定項目が表示されます。設定値列の値を設定してください。

そのほかの設定内容については,ストレージシステムの保守マニュアルを参照してください。

表3-5 ストレージの設定情報一覧(Hitachi AMS/TMS/WMSシリーズ)

項目 設定項目 設定値
システムスタート属性 [ツール]-[構成設定]-[Boot Options] デュアルアクティブモード
ポートオプション [ツール]-[構成設定]-[Port Options]
ポートごとに有効にする。
LIPポート全リセットモード
ホスト接続モード1 ホストグループごとに設定する。
ホストグループオプションを表示し[詳細設定]を選択。
標準モードまたはWolfpackモード
ホスト接続モード2 ホストグループごとに有効にする。
ホストグループオプションを表示し[詳細設定]を選択。
Reset伝播モード

表3-6 ストレージの設定情報一覧(Hitachi SMSシリーズ,Hitachi AMS2000シリーズ,HUS100シリーズ)

項目 設定項目 設定値
システムスタート属性(詳細設定) [詳細設定]-[詳細設定起動]ボタンをクリックし,起動したウィンドウの[構成設定]を選択し,右下の[設定]ボタンをクリックする。
[Configuration Settings]ウィンドウで[Boot Options]タブを選択。
デュアルアクティブモード
ホストグループオプション ホストグループごとに設定する。
ホストグループを選択後,[ホストグループ編集]ボタンをクリックし,[オプション]タブを選択し次を指定する。
[基本設定]
標準モードまたはWolfpackモード
ホストグループごとに設定する。
ホストグループを選択後,[ホストグループ編集]ボタンをクリックし,[オプション]タブを選択し次を指定する。
[プラットフォーム]
Windows

表3-7 ストレージの設定情報一覧(Hitachi USPシリーズ,Universal Storage Platform V/VMシリーズ,Virtual Storage Platformシリーズ,VSP G1000シリーズ,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,HUS VM)

項目 設定項目 設定値
ホスト識別モード 0Cまたは2C

(2) HBA

適用できるHBAについては,HDLMのソフトウェア添付資料を参照してください。

(3) Hitachi RapidXchange管理の中間ボリュームを扱う場合

Hitachi RapidXchangeで管理している中間ボリュームで,データを交換する場合の関連プログラムを次の表に示します。

表3-8 Hitachi RapidXchange管理の中間ボリュームでデータ交換をする場合の関連プログラム

OS※1 関連プログラム
Windows Server 2008(x86) SP2 File Access Library and File Conversion Utility(FAL/FCU)
01-05-66/24以降※2
Windows Server 2008 R2(x64) File Access Library and File Conversion Utility(FAL/FCU)
01-04-65/24以降※3
01-05-66/24以降※2
01-07-68/00以降※4

注※1
詳細については,「3.1.1 HDLMがサポートするホストとOS」の「(1) 適用ホスト」を参照してください。

注※2
接続メインフレーム:MVS,接続ストレージシステムは,Hitachi Universal Storage Platform V

注※3
接続メインフレーム:MVS,接続ストレージシステムは,Hitachi USPシリーズ

注※4
接続メインフレーム:MVS,接続ストレージシステムは,Hitachi Virtual Storage Platform G1000

なお,Hitachi RapidXchangeの詳細は,マニュアル「SANRISE2000/SANRISE9900/SANRISE Universal Storage Platform/Hitachi Universal Storage Platform V Hitachi Virtual Storage Platform Hitachi Virtual Storage Platform G1000 FAL for AIX FAL for HP-UX FAL for Solaris FAL for Windows FAL for NCR UNIX FAL for HI-UX/WE2 FAL for Tru64 UNIX FAL for LINUX ユーザーズガイド」を参照してください。

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