Replication Manager Application Agent CLI リファレンスガイド
コピーグループの一覧を表示する場合
drmcgctlコピーグループ名を指定して,ロック,またはロックを解除する場合
drmcgctl -copy_group コピーグループ名 -mode { lock | unlock }バックアップIDを指定して,ロック,またはロックを解除する場合
drmcgctl -backup_id バックアップID -mode { lock | unlock }バックアップデータがあるコピーグループをロックし,次回のバックアップ時に上書きされないようにします。または,コピーグループのロックを解除します。コピーグループのロックはコマンドを実行したサーバ上でだけ有効です。コピーグループのロックを解除するまで,そのサーバ上からはコピーグループに対して操作できなくなります。
オプションを指定しないでこのコマンドを実行した場合,コピーグループの一覧が表示されます。次のことが確認できます。
- コピーグループのロック状態
- バックアップID(バックアップが取られている場合)
-copy_group コピーグループ名
ロックする,またはロックを解除するコピーグループの名称を指定します。
同じ論理ボリュームかどうかは,drmfsdisplayコマンドを実行し,LVM-DEVICEの項目で確認できます。
1つの論理ボリュームグループが複数のコピーグループから構成される環境で,複数世代バックアップ機能を利用する場合,論理ボリュームグループを構成するすべてのコピーグループの世代数を合わせる必要があります。コピーグループの世代が合っていない場合,Application Agentでは正しくバックアップの世代管理を行うことができません。
-mode { lock | unlock }
コピーグループをロックするのか,またはロックを解除するのかを指定します。コピーグループをロックする場合は,「lock」を指定します。ロックを解除する場合は,「unlock」を指定します。
-backup_id バックアップID
ロックする,またはロックを解除するコピーグループに関連したバックアップIDを指定します。バックアップIDを指定すると,指定したバックアップIDで識別されるバックアップに使用されたすべてのコピーグループをまとめてロックしたり,ロックを解除したりできます。正ボリュームから副ボリュームへデータをバックアップしたときのバックアップIDを指定してください。なお,指定できるバックアップIDの値は0000000001~4294967295 です。先頭の0は省略しないでください。
バックアップIDを確認するには,バックアップ対象に応じて,次のどれかのコマンドを実行します。
- バックアップ対象がファイルシステムの場合:drmfscatコマンド
- バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合:drmsqlcatコマンド
- バックアップ対象がExchangeデータベースの場合:drmexgcatコマンド
このオプションでは,副ボリュームからテープへバックアップしたときのバックアップID(drmtapecatコマンドで確認できるバックアップID)は指定できません。指定した場合は,コマンドはエラーになります。
0:正常終了した場合
0以外:エラーが発生した場合
- コピーグループ単位にロック情報の一覧を表示する。
PROMPT> drmcgctl COPY GROUP LOCK STATUS BACKUP-ID VG01,dev01 LOCKED 0000000001 VG01,dev02 LOCKED 0000000001 VG01,dev03 UNLOCKED VG02,dev01 UNLOCKED- コピーグループ「VG01,dev01」をロックする。
PROMPT> drmcgctl -copy_group VG01,dev01 -mode lock- コピーグループ「VG01,dev01」のロックを解除する。
PROMPT> drmcgctl -copy_group VG01,dev01 -mode unlock- バックアップID「0000000001」で識別されるコピーグループをロックする。
PROMPT> drmcgctl -backup_id 0000000001 -mode lock- バックアップID「0000000001」で識別されるコピーグループのロックを解除する。
PROMPT> drmcgctl -backup_id 0000000001 -mode unlock
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.