Replication Manager Application Agent CLI リファレンスガイド

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2.4.2 drmcgctl(コピーグループをロック,または解除する)

書式

コピーグループの一覧を表示する場合

drmcgctl

コピーグループ名を指定して,ロック,またはロックを解除する場合

drmcgctl -copy_group コピーグループ名 -mode { lock | unlock }

バックアップIDを指定して,ロック,またはロックを解除する場合

drmcgctl -backup_id バックアップID -mode { lock | unlock }

説明

バックアップデータがあるコピーグループをロックし,次回のバックアップ時に上書きされないようにします。または,コピーグループのロックを解除します。コピーグループのロックはコマンドを実行したサーバ上でだけ有効です。コピーグループのロックを解除するまで,そのサーバ上からはコピーグループに対して操作できなくなります。

オプションを指定しないでこのコマンドを実行した場合,コピーグループの一覧が表示されます。次のことが確認できます。

引数

-copy_group コピーグループ名

ロックする,またはロックを解除するコピーグループの名称を指定します。

同じ論理ボリュームかどうかは,drmfsdisplayコマンドを実行し,LVM-DEVICEの項目で確認できます。

1つの論理ボリュームグループが複数のコピーグループから構成される環境で,複数世代バックアップ機能を利用する場合,論理ボリュームグループを構成するすべてのコピーグループの世代数を合わせる必要があります。コピーグループの世代が合っていない場合,Application Agentでは正しくバックアップの世代管理を行うことができません。

-mode { lock | unlock }

コピーグループをロックするのか,またはロックを解除するのかを指定します。コピーグループをロックする場合は,「lock」を指定します。ロックを解除する場合は,「unlock」を指定します。

-backup_id バックアップID

ロックする,またはロックを解除するコピーグループに関連したバックアップIDを指定します。バックアップIDを指定すると,指定したバックアップIDで識別されるバックアップに使用されたすべてのコピーグループをまとめてロックしたり,ロックを解除したりできます。正ボリュームから副ボリュームへデータをバックアップしたときのバックアップIDを指定してください。なお,指定できるバックアップIDの値は0000000001~4294967295 です。先頭の0は省略しないでください。

バックアップIDを確認するには,バックアップ対象に応じて,次のどれかのコマンドを実行します。

このオプションでは,副ボリュームからテープへバックアップしたときのバックアップID(drmtapecatコマンドで確認できるバックアップID)は指定できません。指定した場合は,コマンドはエラーになります。

戻り値

0:正常終了した場合

0以外:エラーが発生した場合

使用例

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[マニュアル発行元]

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