Replication Manager Application Agent CLI リファレンスガイド
特定のバックアップIDのバックアップ情報を表示する場合
drmappcat バックアップID [ -l ][ -hostname ホスト名][ -v ] [ -comment バックアップコメント ][ -template ]バックアップ情報を表示する場合
drmappcat [ -l ][ -hostname ホスト名][ -v ] [ -comment バックアップコメント ][ -template ]バックアップ情報を削除する場合
drmappcat バックアップID -deleteコマンドを実行したサーバ上のバックアップカタログに保存されているファイルシステムおよびアプリケーションに対して実行されたバックアップ情報を表示できます。
表示する項目を次の表に示します。
表示項目 意味 BACKUP-COMMENT※1 バックアップコメント BACKUP-ID バックアップID(10桁) ORIGINAL-ID※2 元のバックアップID BACKUP-MODE バックアップモード HOSTNAME※2 スナップショットバックアップを実行したサーバ名 BACKUP-OBJECT スナップショットバックアップオブジェクト種別 INSTANCE※2※3
- バックアップ対象インスタンス名(データベースの場合)
- マウントポイントディレクトリ名(ファイルシステムの場合)
START-TIME スナップショットバックアップ開始時刻 END-TIME スナップショットバックアップ終了時刻 VIRTUAL-SERVERNAME 仮想サーバ名(環境変数DRM_HOSTNAMEの値) DB-PATH バックアップカタログ格納ディレクトリ名
- 注※1
- -commentオプションを指定したときに表示されます。
- 注※2
- -lオプションを指定したときに表示されます。
- 注※3
- Exchange Serverの場合は「-」が示されます。
バックアップID
特定のバックアップIDのバックアップ情報を表示するとき,または特定のバックアップ情報を削除するときに指定します。バックアップIDとは,バックアップデータを一意に識別するためのIDで,バックアップ時に,バックアップカタログに登録されます。なお,指定できるバックアップIDの値は0000000001~4294967295 です。先頭の0は省略しないでください。
-l
次の項目を表示したい場合に指定します。
- ORIGINAL-ID
- HOSTNAME
- INSTANCE
-hostname ホスト名
特定のホストに関連するバックアップ情報だけを表示する場合に指定します。コマンドを実行するサーバ上に,複数のサーバ上で実行されたバックアップ情報がインポートされているようなときに指定します。
-v
表示対象のバックアップカタログに関する情報を表示する場合に指定します。
次の情報を表示します。
- バックアップカタログの格納ディレクトリ名
Application Agentの構成定義ファイル(init.conf)のDRM_DB_PATHに設定されているパスを表示します。
DRM_DB_PATHが設定されていない場合は,インストール時に自動的に作成されたデフォルトのディクショナリマップファイル格納ディレクトリを表示します。- 仮想サーバ名(環境変数DRM_HOSTNAMEの値)
環境変数DRM_HOSTNAMEが設定されていない場合は,「-」を表示します。-comment バックアップコメント
特定のバックアップコメントの情報だけを表示する場合に指定します。
バックアップコメントは大文字と小文字を区別します。
バックアップコメントはワイルドカード(*)が指定できます。前方一致(XYZ*のように,先頭は検索したい文字で,末尾に任意の文字を指定する)だけ指定できます。ワイルドカード,記号,または半角スペースを指定する場合はバックアップコメントを引用符(")で囲んで指定します。記号を引用符(")で囲まない場合は,特殊記号と認識しバックアップコメントの文字列として正しく解釈できません。「-comment "*"」と指定した場合は,すべてのバックアップカタログを表示します。すべてのバックアップカタログを表示した場合,バックアップコメントが登録されていないバックアップカタログには,「-」を表示します。
「-comment ""」のように,-commentオプションのあとに引用符2つを指定した場合は,バックアップデータはありません,というメッセージを表示します。
-template
テンプレートカタログの情報を表示する場合に指定します。
テンプレートカタログのSTART-TIMEおよびEND-TIMEは,テンプレートカタログの作成開始時間および終了時間を表示します。
このオプションを指定してテンプレートカタログが表示されるのはバックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合だけです。
-delete
バックアップカタログからバックアップ情報を削除するときに指定します。
SQL Serverの場合,このオプションを指定すると,データベース構成ファイルとは別のボリュームに配置されているVDIメタファイルも削除されます。必要に応じて,コマンドを実行する前に,VDIメタファイルをバックアップしてください。
0:正常終了した場合
0以外:エラーが発生した場合
- バックアップカタログ一覧をホスト名「stdg7」を指定して詳細に表示する。
PROMPT> drmappcat -l -hostname stdg7 BACKUP-ID ORIGINAL-ID BACKUP-MODE HOSTNAME BACKUP-OBJECT INSTANCE START-TIME END-TIME 0000000162 0000000162 ONLINE stdg7 FILESYSTEM F: 2003/10/02 18:24:35 2003/10/02 18:59:37 0000000251 0000000251 ONLINE stdg7 MSSQL DEFAULT 2003/10/03 18:55:15 2003/10/03 18:59:37 PROMPT>- バックアップID「0000000162」のバックアップカタログ一覧を詳細に表示する。
PROMPT> drmappcat 0000000162 -l -comment "*" BACKUP-COMMENT BACKUP-ID ORIGINAL-ID BACKUP-MODE HOSTNAME BACKUP-OBJECT INSTANCE START-TIME END-TIME Comment 0000000162 0000000162 ONLINE stdg7 FILESYSTEM F: 2003/10/02 18:24:35 2003/10/02 18:59:37 PROMPT>- バックアップコメント付きで,バックアップカタログ一覧とバックアップカタログの管理情報を表示する。
PROMPT> drmappcat -v -comment "Comment*" VIRTUAL-SERVERNAME: host1 DB-PATH: D:\Program Files\Hitachi\DRM BACKUP-COMMENT BACKUP-ID BACKUP-MODE BACKUP-OBJECT START-TIME END-TIME Comment1 0000000162 ONLINE FILESYSTEM 2003/10/02 18:24:35 2003/10/02 18:59:37 Comment2 0000000251 ONLINE MSSQL 2003/10/03 18:55:15 2003/10/03 18:59:37 PROMPT>- drmsqlbackup -templateで作成したカタログを詳細に表示する。
PROMPT> drmappcat -l -template BACKUP-ID ORIGINAL-ID BACKUP-MODE HOSTNAME BACKUP-OBJECT INSTANCE START-TIME END-TIME 0000000252 0000000252 ONLINE stdg7 MSSQL DEFAULT 2003/10/03 18:55:15 2003/10/03 18:59:37 PROMPT>- バックアップID「0000000162」のバックアップカタログを削除する。
PROMPT> drmappcat 0000000162 -delete KAVX0424-I バックアップカタログを削除しました。 バックアップID = 0000000162 PROMPT>
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