Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド

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7.6.1 ストレージグループをリモートサイトにバックアップする

ストレージグループをリモートサイトにバックアップする例について説明します。ローカルサイトとリモートサイトの手順を分けて説明します。

この項の構成
(1) ローカルサイトでの操作
(2) リモートサイトでの操作
(3) ローカルサイトでの操作

(1) ローカルサイトでの操作

  1. バックアップ対象となるボリュームと,世代識別名を確認します。
    データベースサーバでdrmexgdisplayコマンドを実行します。
    DBServer > drmexgdisplay -cf
    STORAGEGROUP: STR1
    T OBJECT       INFORMATIONSTORE     FILE                   FS          DG      DEVICE       COPY-GROUP      COPY-FUNC   GEN-NAME
    M MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1)       D:\STR1\priv1.edb      D:          -       Harddisk1    SI01,EXG01      ShadowImage local_0
    - -            -                    -                      -           -       -            SI01,EXG01      ShadowImage local_0
    M MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1)       D:\STR1\priv1.edb      D:          -       Harddisk1    TC01,EXG11      TrueCopy    remote_0
    - -            -                    -                      -           -       -            TC01,EXG11      TrueCopy    remote_0
    T TRANSACT     -                    E:\STR1\E00*.log        E:          -       Harddisk2    SI02,EXG02      ShadowImage local_0
    - -            -                    -                      -           -       -            SI02,EXG02      ShadowImage local_0
    T TRANSACT     -                    E:\STR1\E00*.log        E:          -       Harddisk2    TC02,EXG12      TrueCopy    remote_0
    - -            -                    -                      -           -       -            TC02,EXG12      TrueCopy    remote_0
    C CHECKPOINT   -                    E:\STR1\E00.chk        E:          -       Harddisk2    SI02,EXG02      ShadowImage local_0
    - -            -                    -                      -           -       -            SI02,EXG02      ShadowImage local_0
    C CHECKPOINT   -                    E:\STR1\E00.chk        E:          -       Harddisk2    TC02,EXG12      TrueCopy    remote_0
    - -            -                    -                      -           -       -            TC02,EXG12      TrueCopy    remote_0
    DBServer > 
  2. データベースをリモートサイトの副ボリュームへバックアップします。
    データベースをリモートサイトの副ボリュームへバックアップします。バックアップするには,データベースサーバでバックアップ先の世代識別名「remote_0」を指定して,EX_DRM_EXG_BACKUPを実行します。
    DBServer > EX_DRM_EXG_BACKUP Operation_A -rc remote_0
  3. 正しくバックアップされていることを確認します。
    データベースサーバでdrmexgcatコマンドを実行して,バックアップ情報を確認します。
    DBServer > drmexgcat
    STORAGEGROUP: STR1
    BACKUP-ID:0000000001 BACKUP-MODE: VSS STORAGEGROUP: STR1 ORIGINAL-ID:0000000001
    START-TIME:2007/08/05 10:00:00 END-TIME: 2007/08/05 10:01:00 HOSTNAME:DBServer
    T OBJECT       INFORMATIONSTORE     FILE                   FS          DG      DEVICE       COPY-GROUP
    M MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1)       D:\STR1\priv1.edb      D:          -       Harddisk1    TC01,EXG11
    - -            -                    -                      -           -       -            TC01,EXG11
    T TRANSACT     -                    E:\STR1\E00*.log        E:          -       Harddisk2    TC02,EXG12
    - -            -                    -                      -           -       -            TC02,EXG12
    C CHECKPOINT   -                    E:\STR1\E00.chk        E:          -       Harddisk2    TC02,EXG12
    - -            -                    -                      -           -       -            TC02,EXG12
    DBServer > 
  4. バックアップ情報を一時ファイルへエクスポートします。
    副ボリュームからテープへバックアップするために,正ボリュームから副ボリュームへのバックアップ操作に関する情報をバックアップサーバにコピーする必要があります。EX_DRM_DB_EXPORTを実行して,バックアップ操作に関する情報を一時ファイルへエクスポートします。一時ファイルは,データベースサーバの拡張コマンド用一時ディレクトリに格納されます。
    DBServer > EX_DRM_DB_EXPORT Operation_A
  5. 一時ファイルをバックアップサーバへ転送します。
    一時ファイルを一括してデータベースサーバからバックアップサーバへ転送します。一時ファイルは,バックアップサーバの拡張コマンド用一時ディレクトリに格納されます。
    DBServer > EX_DRM_FTP_PUT Operation_A -server BKServer -user admin -password password
    なお,この手順では,EX_DRM_FTP_PUTを使用しないで,TrueCopyまたはUniversal Replicatorのペア機能を使用して,データを転送することもできます。

(2) リモートサイトでの操作

  1. ローカルサイトのデータベースサーバから転送した一時ファイルをバックアップサーバのバックアップカタログへインポートします。
    一時ファイルをインポートするには,バックアップサーバでEX_DRM_DB_IMPORTを実行します。
    BKServer > EX_DRM_DB_IMPORT Operation_A
  2. 正しくインポートされていることを確認します。
    バックアップサーバでdrmexgcatコマンドを実行して,正ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報がバックアップサーバにインポートされていることを確認します。
    BKServer > drmexgcat
    STORAGEGROUP: STR1
    BACKUP-ID:0000000001 BACKUP-MODE: VSS STORAGEGROUP: STR1 ORIGINAL-ID:0000000001
    START-TIME:2007/08/05 10:00:00 END-TIME: 2007/08/05 10:01:00 HOSTNAME:DBServer
    T OBJECT       INFORMATIONSTORE     FILE                   FS          DG      DEVICE       COPY-GROUP
    M MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1)       D:\STR1\priv1.edb      D:          -       Harddisk1    TC01,EXG11
    - -            -                    -                      -           -       -            TC01,EXG11
    T TRANSACT     -                    E:\STR1\E00*.log        E:          -       Harddisk2    TC02,EXG12
    - -            -                    -                      -           -       -            TC02,EXG12
    C CHECKPOINT   -                    E:\STR1\E00.chk        E:          -       Harddisk2    TC02,EXG12
    - -            -                    -                      -           -       -            TC02,EXG12
    BKServer >
  3. 副ボリュームのデータをテープへバックアップします。
    バックアップするには,バックアップサーバでEX_DRM_TAPE_BACKUPを実行します。テープバックアップ用のマウントポイントとして「D:」ドライブを指定します。
    BKServer > EX_DRM_TAPE_BACKUP Operation_A -mount_pt D:
    この例では,バックアップを実行すると,このバックアップ操作に関する情報がバックアップカタログに新しいバックアップID「0000000002」で登録されます。
  4. 正しくテープへバックアップされていることを確認します。
    バックアップサーバでdrmtapecatコマンドを実行して,正ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報があることを確認します。
    BKServer > drmtapecat 0000000002
    BACKUP-ID   BACKUP-OBJECT    SNAPSHOT TIME        EXPIRATION TIME      BACKUP-MEDIA
    0000000002  MSEXCHANGE       2007/08/05 10:00:00  2007/11/05 10:00:00  MEDIA1
    BKServer >

(3) ローカルサイトでの操作

  1. コピーグループを再同期します。
    データベースサーバでEX_DRM_RESYNCを実行し,コピーグループを再同期します。
    DBServer > EX_DRM_RESYNC Operation_A

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