Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド
VSSを使用して正ボリュームから副ボリュームにバックアップされたストレージグループから,特定のインフォメーションストアだけを正ボリュームにリストアし,トランザクションログをロールフォワードする手順について説明します。
VSSを使用してバックアップしたデータをリストアする場合には,バックアップサーバでProtection Managerサービスが稼働している必要があります。
リストア時にトランザクションログをロールフォワードするには:
- バックアップデータのバックアップIDおよびインフォメーションストア名を確認します。
バックアップIDおよびインフォメーションストアを確認するには,drmexgcatコマンドを実行します。バックアップIDは「BACKUP-ID」に,インフォメーションストア名は「INFORMATIONSTORE」に表示されます。この例では,メールボックスストアをリストアするので,「OBJECT」が「MAILBOXSTORE」となっている項目のインフォメーションストア名を確認してください。DBServer > drmexgcat -target SG1 STORAGEGROUP: SG1 BACKUP-ID:0000000001 BACKUP-MODE: VSS STORAGEGROUP: ST1 ORIGINAL-ID:0000000001 START-TIME:2007/06/01 10:30:00 END-TIME: 2007/06/01 10:31:00 HOSTNAME:DBServer T OBJECT INFORMATIONSTORE FILE FS DG DEVICE COPY-GROUP M MAILBOXSTORE IS12(SG1) E:\SG1\IS12.edb G: - Harddisk1 VG01,vol03 - - - - - - - VG01,vol03 P PUBLICSTORE IS11(SG1) E:\SG1\IS11.edb F: - Harddisk1 VG01,vol02 - - - - - - - VG01,vol02 T TRANSACT - E:\SG1\E00*.log E: - Harddisk1 VG01,vol01 - - - - - - - VG01,vol01 C CHECKPOINT - E:\SG1\E00.chk E: - Harddisk1 VG01,vol01 - - - - - - - VG01,vol01- バックアップID記録ファイルを作成します。
バックアップID記録ファイルは,EX_DRM_EXG_RESTOREでリストアする際に必要なファイルです。バックアップIDを指定してEX_DRM_BACKUPID_SETを実行し,バックアップID記録ファイルを作成します。ここでは,オペレーションIDとして「Operation_A」を使用します。DBServer > EX_DRM_BACKUPID_SET Operation_A -backup_id 0000000001- インフォメーションストア名を指定して副ボリュームから正ボリュームへリストアし,トランザクションログをロールフォワードします。
正ボリュームと副ボリュームを再同期することでリストアします。リストアするには,データベースサーバでEX_DRM_EXG_RESTOREを実行します。
ロールフォワードを実行するには-recoveryオプションを,インフォメーションストア名を指定するには-targetオプションを指定します。DBServer > EX_DRM_EXG_RESTORE Operation_A -resync -recovery -target SG1\IS12
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