Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド

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7.1.2 データベースをリストアするときの注意事項

この項の構成
(1) テープからリストアするときの注意事項
(2) ロールフォワードによる復元をするときの注意事項
(3) VSSバックアップで取得したデータをリストアするときの注意事項

(1) テープからリストアするときの注意事項

drmmediarestoreコマンド,または拡張コマンドのEX_DRM_TAPE_RESTOREコマンドで,Exchangeデータベースをリストアする場合,副ボリューム上に残っているExchange Serverのトランザクションログファイルを削除する必要があります。バックアップサーバ上で,次の手順に従ってトランザクションログファイルを削除してください。なお,テープバックアップ管理用のソフトウェアにNetBackupを適用している場合に,-rawオプションを使用してテープバックアップをしたときは,次の手順を実行する必要はありません。

  1. drmtapecatコマンドに-o MSEXCHANGEオプションを指定して実行し,リストアするテープバックアップのバックアップID,およびExchangeデータベースのトランザクションログファイルを格納したフォルダの絶対パスを確認します。
  2. リストア対象のバックアップIDでバックアップされている,すべてのExchangeデータベースについて,トランザクションログファイルを格納したフォルダの絶対パスを確認する必要があります。
  3. drmmountコマンドを使用して,副ボリュームをマウントします。このときに使用するバックアップIDは,手順1で特定したバックアップIDを使用します。
  4. 手順1で特定したトランザクションログファイルの格納されているフォルダを確認し,フォルダに存在するファイルを確認します。なお,drmmountコマンドで副ボリュームをマウントしたときに,バックアップ時とは異なるドライブ文字が割り当てられることがあります。そのときは,手順1で確認したトランザクションログファイルのドライブ文字を,drmmountコマンドで割り当てられたドライブ文字に読み替えてください。
  5. 手順4で表示したフォルダに拡張子が.logのファイルがある場合は,それらをすべて削除します。
  6. 手順3と手順4を,バックアップされているExchangeデータベースすべてに対して実行します。
  7. drmumountコマンドを使用して,副ボリュームをアンマウントします。このときに使用するバックアップIDは,手順1で使用したものと同一のIDです。

(2) ロールフォワードによる復元をするときの注意事項

(3) VSSバックアップで取得したデータをリストアするときの注意事項

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