Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド

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6.13 Application Agentと連携できないテープバックアップ管理用のソフトウェアを使用してバックアップおよびリストアする

Application Agentと連携できないテープバックアップ管理用のソフトウェアを使用している場合は,次の手順でSQL Serverデータベースをテープにバックアップ,またはテープからリストアしてください。なお,バックアップの手順1から手順5までの操作の詳細については,「6.3.3 SQL Serverデータベースをテープにバックアップする」を参照してください。

また,リストア操作の詳細については,「6.3.4 SQL Serverデータベースをテープからリストアする」を参照してください。

SQL Serverデータベースをテープへバックアップするには(Application Agentと連携できないテープバックアップ管理用のソフトウェアを使用している場合):

  1. 常時スプリット運用の場合,EX_DRM_CACHE_PURGEを実行して,副ボリュームのキャッシュをクリアします。
  2. 常時スプリット運用の場合,EX_DRM_RESYNCを実行して,コピーグループを再同期します。
  3. EX_DRM_SQL_BACKUPを実行して,SQL Serverデータベースを副ボリュームへバックアップします。
  4. EX_DRM_DB_EXPORTを実行して,バックアップ情報を一時ファイルへエクスポートします。
  5. EX_DRM_FTP_PUTを実行して,一時ファイルをバックアップサーバへ転送します。
  6. EX_DRM_DB_IMPORTを実行して,データベースサーバから転送した一時ファイルをバックアップサーバのバックアップカタログへインポートします。
  7. バックアップIDを確認します。
    バックアップIDを確認するには,バックアップサーバの次のディレクトリにあるバックアップID記録ファイル(<オペレーションID>.bid)を開きます。
    <FTP_HOME_DIR値>\<FTP_SUB_DIR値>\<オペレーションID>\BK\<オペレーションID>.bid
  8. データファイル,ログファイル,およびVDIメタファイルの格納場所を確認します。
    確認するには,手順7で確認したバックアップIDを引数にして,drmmountコマンドを実行します。
    drmmountコマンドの表示結果に,マウントされたドライブ名が表示されます。マウントされたドライブには,SQL Serverデータベースのデータファイル,トランザクションログファイル,およびVDIメタファイルが格納されています。
  9. 確認したデータファイル,トランザクションログファイル,VDIメタファイルを,テープバックアップ管理用のソフトウェアでテープにバックアップします。
  10. drmumountコマンドを実行して,手順8でマウントしたマウントポイントをアンマウントします。

SQL Serverデータベースをテープからリストアするには(Application Agentと連携できないテープバックアップ管理用のソフトウェアを使用している場合):

  1. drmsqlcatコマンドを実行して,リストア対象となるバックアップカタログのバックアップIDを確認します。
  2. drmmountコマンドを実行してから,バックアップの手順8で確認した格納場所へ,テープからリストアします。
  3. バックアップIDを指定してEX_DRM_BACKUPID_SETを実行し,バックアップID記録ファイルを作成します。
  4. 6.3.4 SQL Serverデータベースをテープからリストアする」の手順3以降を実行して,副ボリュームから正ボリュームへリストアしてください。

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