Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド

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6.10.2 SQL Serverデータベースをリストアおよびリカバリする(待機サーバの操作)

データベースサーバ2で,SQL Serverデータベースを正ボリュームにリストアし,リカバリします。

この例では,次の図に示すシステム構成を想定しています。

図6-26 リストアおよびリカバリ時のシステム構成例

[図]

この例の前提条件は,次のとおりです。

SQL Serverデータベースをリストアおよびリカバリするには(待機サーバの操作):

  1. データベースサーバ2で,正ボリュームをマウントします。
  2. 副ボリュームのデータを正ボリュームへリストアします。
    正ボリュームと副ボリュームを再同期することでリストアします。リストアするには,データベースサーバ2でdrmsqlrestoreコマンドを実行します。
    PROMPT> drmsqlrestore 0000000001 -resync -nochk_host
    KAVX0001-I drmsqlrestoreコマンドを開始します。
    KAVX1316-I リストアの前処理を実行中です。
    KAVX1000-I SQL Serverにログオンしました。
    KAVX1300-I リストアを開始します。
    KAVX1000-I SQL Serverにログオンしました。
    KAVX1301-I リストアを完了しました。
    KAVX1318-I リストアの後処理を実行中です。
    KAVX1001-I SQL Serverからログオフしました。
    KAVX0002-I drmsqlrestoreコマンドを終了します。
    PROMPT>
  3. SQL Serverデータベースをリカバリします。
    SQL Serverデータベースをリカバリします。リカバリするにはデータベースサーバ2でdrmsqlrecoverコマンドまたはdrmsqlrecovertoolコマンドを実行します。
    • drmsqlrecoverコマンドを実行する場合
      PROMPT> drmsqlrecover SQL1
      KAVX0001-I drmsqlrecoverコマンドを開始します。
      KAVX1017-I SQL Serverの情報を取得しています。
      KAVX1302-I リカバリを開始します。
      KAVX1303-I リカバリを完了しました。
      KAVX0002-I drmsqlrecoverコマンドを終了します。
      PROMPT>
    • drmsqlrecovertoolコマンドを実行する場合
      PROMPT> drmsqlrecovertool SQL1
      PROMPT>
      drmsqlrecovertoolコマンドを実行すると,drmsqlrecovertoolダイアログボックスが表示されます。drmsqlrecovertoolダイアログボックスについては,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Application Agent CLI リファレンスガイド」のdrmsqlrecovertoolコマンドについての記述を参照してください。

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