Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド

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6.1.5 リストアおよびリカバリ時のデータベースの状態

Application Agentを使用して副ボリュームから正ボリュームにデータをリストアすると,データベースはローディング状態,またはスタンバイ状態のどちらかになります。

ローディング状態およびスタンバイ状態のデータベースに対しては,トランザクションログを適用できます。トランザクションログを使用した運用については,「6.5 SQL Serverのトランザクションログを利用した運用をする」を参照してください。

ローディング状態やスタンバイ状態のデータベースに対しては,バックアップは実行できません。バックアップを実行するには,データベースを参照および更新できる状態にする必要があります。ローディング状態やスタンバイ状態のデータベースを参照および更新できるようにするには,drmsqlrecovertoolコマンドまたはdrmsqlrecoverコマンドでデータベースをリカバリします。これらのコマンドを使用すると,データベースをローディング状態からスタンバイ状態に,またはスタンバイ状態からローディング状態に変更することもできます。

リストア,リカバリ時のデータベースの状態を次の図に示します。

図6-4 リストア,リカバリ時のデータベースの状態

[図]

なお,スタンバイ状態のデータベースをSQL Serverの管理ツールから参照した場合,drmsqlrecoverコマンドやdrmsqlrecovertoolコマンドを実行する前に,SQL Serverの管理ツールで対象データベースとの接続を解除するか,またはSQL Serverの管理ツールを終了してください。SQL Serverの管理ツールがデータベースサーバに接続した状態のままdrmsqlrecoverコマンドやdrmsqlrecovertoolコマンドを実行すると,データベースが排他状態になっているため,コマンドがエラー終了します。

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