Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド
Application Agentと連携できないテープバックアップ管理用のソフトウェアを使用している場合は,次の手順でテープにバックアップ,またはテープからリストアしてください。なお,バックアップの手順1から手順6までの操作の詳細については,「5.3.3 ファイルシステムをテープにバックアップする」を参照してください。
また,リストア操作の詳細については,「5.3.4 ファイルシステムをテープからリストアする」を参照してください。
ファイルシステムをテープへバックアップするには(Application Agentと連携できないテープバックアップ管理用のソフトウェアを使用している場合):
- 常時スプリット運用の場合,EX_DRM_CACHE_PURGEを実行して,副ボリュームのキャッシュをクリアします。
- 常時スプリット運用の場合,EX_DRM_RESYNCを実行して,コピーグループを再同期します。
- EX_DRM_FS_BACKUPを実行して,ファイルシステムを副ボリュームへバックアップします。
- EX_DRM_DB_EXPORTを実行して,バックアップ情報を一時ファイルへエクスポートします。
- EX_DRM_FTP_PUTを実行して,一時ファイルをバックアップサーバへ転送します。
- EX_DRM_DB_IMPORTを実行して,ファイルサーバから転送した一時ファイルをバックアップサーバのバックアップカタログへインポートします。
- バックアップIDを確認します。
バックアップIDを確認するには,バックアップサーバの次のディレクトリにあるバックアップID記録ファイル(<オペレーションID>.bid)を開きます。
<FTP_HOME_DIR値>\<FTP_SUB_DIR値>\<オペレーションID>\BK\<オペレーションID>.bid- バックアップID記録ファイルで確認したバックアップIDを引数にして,バックアップ対象となったファイルを確認します。
確認するには,drmfscatコマンドを実行します。- データファイルの格納場所を確認します。
確認するには,バックアップIDを引数にして,drmmountコマンドを実行します。
drmmountコマンドの表示結果に,マウントされたドライブ名が表示されます。マウントされたドライブには,データファイルが格納されています。- マウントされたドライブに格納されているすべてのファイルをテープバックアップ管理用のソフトウェアで,テープにバックアップします。
- drmumountコマンドを実行して,手順9でマウントしたマウントポイントをアンマウントします。
ファイルシステムをテープからリストアするには(Application Agentと連携できないテープバックアップ管理用のソフトウェアを使用している場合):
- drmfscatコマンドを実行して,リストア対象となるバックアップカタログのバックアップIDを確認します。
- drmmountコマンドを実行してから,テープからファイルの格納場所にリストアします。
- バックアップIDを指定してEX_DRM_BACKUPID_SETを実行し,バックアップID記録ファイルを作成します。
バックアップID記録ファイルは,EX_DRM_TAPE_RESTOREでリストアする際に必要なファイルです。- 「5.3.4 ファイルシステムをテープからリストアする」の手順4以降を実行して,副ボリュームから正ボリュームへリストアしてください。
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