Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド

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4.3.6 バックアップサーバでの注意事項

この項の構成
(1) マウント時の注意事項
(2) バックアップサーバマウント時のドライブ文字に関する注意事項
(3) バックアップ情報のインポート時の注意事項
(4) コマンド実行条件

(1) マウント時の注意事項

(2) バックアップサーバマウント時のドライブ文字に関する注意事項

Application Agentでテープバックアップを実行する場合,副ボリュームをバックアップサーバにマウントします。テープバックアップ時にコマンド引数でマウントポイントを指定した場合,Application Agentは,指定したドライブから,AドライブおよびBドライブ以外で空いているドライブを,アルファベット順に自動的に使用します。先頭以外のドライブ文字を指定してマウントすることはできません。

バックアップサーバマウント時のドライブ文字は,Application Agentがテープバックアップ時に自動的にマウントする順番と同じ順番で,テープバックアップ用構成定義ファイルに指定する必要があります。テープバックアップ用構成定義ファイルについては,「3.10.2 テープバックアップ用構成定義ファイルの作成」を参照してください。

また,バックアップ時とリストア時で空きドライブ文字が同じになるようにしてください。バックアップ時にApplication Agentが使用したドライブ文字がリストア時に使用されていた場合,テープからのリストアに失敗することがあります。

(3) バックアップ情報のインポート時の注意事項

drmmountコマンドで副ボリュームをマウントした状態で,マウント中ボリュームのコピーグループを含むバックアップ情報をdrmdbimportコマンドでインポートすると,インポートが失敗します。この場合は,drmumountコマンドで副ボリュームをアンマウントしてから,再度drmdbimportコマンドを実行してください。

(4) コマンド実行条件

ペア状態が「PAIR」のコピーグループに対し,drmmountコマンドやdrmmediabackupコマンド,drmmediarestoreコマンドを実行した場合は,「コピーグループのペア状態が不正です」という詳細メッセージが出力されたあと,コマンドはエラー終了します。

この場合は,RAID Managerのpairsplitコマンドによってコピーグループのペア状態が「SSUS」状態になるように変更して,コマンドを実行してください。

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