Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド
- データベースサーバでバックアップ,リストア,および再同期をする場合は,副ボリュームがマウントされていないことを確認してから実行してください。副ボリュームをアンマウントしていないと,予期しないI/Oによって,副ボリュームのデータが破壊されるおそれがあります。
- クラスタ構成でApplication Agentを使用する場合,RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)に記述するインスタンスは現用サーバおよび待機サーバに同じインスタンスを指定してください。
- 正ボリュームを管理するRAID Managerインスタンス,および副ボリュームを管理するRAID Managerインスタンスの両方をあらかじめ起動しておくことをお勧めします。RAID Managerインスタンスの起動については,「3.4.9 RAID Managerインスタンスの起動および停止について」を参照してください。
- RAID Managerのコマンドを実行中に,Application Agentのコマンドを実行しないでください。また,Application Agentのコマンドを実行しているときに,RAID Managerのコマンドを実行しないでください。
- 補足説明
- Application Agentは,内部的にRAID ManagerのCLI機能を使用しています。RAID Managerが提供するコマンドを使用して,ペアボリュームの状態や構成の変更などの操作をする場合には,Application Agentが動作していないことを確認してください。
- RAID Managerが提供するコマンドでペアボリュームの構成を変更した場合,Application Agentのコマンドの実行条件に合った構成に設定し直したあと,ディクショナリマップファイルを更新してください。
- 副ボリュームを参照するシステムでシステムをリブートした場合,副ボリュームが自動的にマウントされることがあります。
このような場合,マウントされてしまった,バックアップやリストアの処理に利用される副ボリュームを,OSが提供するディスク管理機能を使用し,手動でアンマウントしてください。なお,この操作は,必ずApplication Agentのコマンドを使用する前に行ってください。- Hitachi Dynamic Link Managerを使用する場合,Replication Managerで特定の操作を実行すると,副ボリュームが隠ぺいされてOSが副ボリュームからのパスを削除するため,パス障害を示すメッセージ(KAPL08019-E,KAPL08022-EまたはKAPL08026-E)がWindowsイベントログに出力されることがありますが,運用上の問題はありません。Application Agentの動作に影響がないイベントログおよび発生条件については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager システム構成ガイド」を参照してください。
- パス名およびファイル名を指定する場合は,最大255バイトです。
- 次の条件を満たした場合,コマンドの処理に失敗することがあります。
コマンドの処理が完了するまでログアウトはしないでください。
- 運用管理ソフトウェアを使用してコマンドを実行している。
- コマンドを実行しているユーザーアカウントと同じユーザーアカウントでリモートデスクトップ接続などを利用してサーバにログインし,ログアウトする。
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