Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド
拡張コマンドは,バックアップやリストアを自動化する運用に適したコマンドです。
拡張コマンドには次の特徴があります。
- 操作対象のリソースを事前に定義しておくことで,コマンドでの指定を簡素にできます。
- 一連のコマンド操作でコマンド間のバックアップ情報の引き継ぎができます。
- データベースサーバとバックアップサーバ間のバックアップ情報の転送ができます。
拡張コマンドを使った運用では,あらかじめ処理の対象となるリソース情報やバックアップに関連する情報を定義しておくことができ,操作の負荷を軽減できます。そのため,これらの情報を頻繁に参照する必要がある,バックアップやリストアなどの処理については,拡張コマンドを使用した運用を推奨します。
ユーザーの判断が必要なため自動化できない処理については,拡張コマンドではなく基本コマンドを使用して運用してください。自動化できない処理の例を次に示します。
- 環境設定
- リストア対象の調査
- リカバリ処理
拡張コマンドは,内部で基本コマンドを実行しています。拡張コマンドと基本コマンドの対応については,「4.2 拡張コマンドと基本コマンドの対応」を参照してください。
拡張コマンドは,次の場所に格納されています。
<Application Agentのインストール先>\DRM\script\bin
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