Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド

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3.19 OS標準以外のSQL Serverクライアントを使用するための設定

Application Agentは,デフォルトではWindowsに標準でバンドルされるSQL Serverクライアント(ODBCドライバおよびOLE DBドライバ)を用いてSQL Serverと接続します。セキュリティ上の理由などでマイクロソフト社が個別に配布するSQL Serverクライアントを使用する場合は,次の設定を実施してください。

  1. SQL Serverクライアントをインストールします。
    Application Agentのインストール先ホストに,Application AgentがサポートするSQL Serverクライアントが必要です。必ずODBCドライバとOLE DBドライバの両方をインストールしてください。どちらかだけをインストールした場合,Application Agentのコマンドの実行が失敗することがあります。Application AgentがサポートするOS標準以外のSQL Serverクライアントを次の表に示します。すでにインストールされている場合は改めてインストールする必要はありません。

    表3-64 Application AgentがサポートするSQL Serverクライアント

    SQL Serverクライアント種別 名称
    ODBCドライバ Microsoft ODBC Driver 17 for SQL Server
    OLE DBドライバ Microsoft OLE DB Driver 18 for SQL Server
  2. Application Agentが使用するSQL Serverクライアントを指示するファイルを配置します。
    次の場所にファイル(SQLServerODBC.conf)を配置します。配置先とファイル名は固定です。SQLServerODBC.confには何も書き込まないでください。
    <Application Agentのインストール先>\DRM\conf\MSSQL

Application Agentのコマンドの起動時に,SQLServerODBC.confが所定の場所に存在した場合は,「表3-64 Application AgentがサポートするSQL Serverクライアント」に示すSQL ServerクライアントがSQL Serverとの接続に使用されます。

SQLServerODBC.confを削除または移動することで,Application Agentのコマンドが使用するSQL ServerクライアントをOS標準のドライバに戻すことができます。

重要
表3-64 Application AgentがサポートするSQL Serverクライアント」のSQL Serverクライアントをインストールしないで,SQLServerODBC.confを所定の場所に配置した場合,SQL Serverに接続するApplication Agentのコマンドの実行が失敗します。

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