Replication Manager システム構成ガイド
次の場所にファイアウォールが設置されている環境では,Replication Managerとの通信に必要なポート番号をファイアウォールの例外として登録する必要があります。
- 管理サーバと管理クライアントとの間
- Replication Managerの管理サーバとリモートDevice Managerの管理サーバとの間
- 管理サーバと,ペア管理サーバまたはホスト(オープン系システム)との間
- 管理サーバとホスト(メインフレーム系システム)との間
- 管理サーバと,データベースサーバまたはバックアップサーバとの間
また,データベースサーバとバックアップサーバとの間にファイアウォールが設置されている環境では,Application Agent間の通信に必要なポート番号をファイアウォールの例外として登録する必要があります。
各マシン間のファイアウォールで例外登録が必要なポート番号を次の表に示します。
重要
- 各ポート番号は変更できます。ポート番号の変更方法については,次のマニュアルを参照してください。
- Hitachi Command Suite共通コンポーネント,Device Managerサーバ,およびDevice Managerエージェントで使用されるポート番号:マニュアル「Hitachi Command Suite システム構成ガイド」
- Business Continuity Managerで使用されるポート番号:マニュアル「Hitachi Business Continuity Manager インストールガイド」
- Mainframe Agentで使用されるポート番号:マニュアル「Hitachi Command Suite Mainframe Agent ユーザーズガイド」
- Application Agentで使用されるポート番号については,「5.7 Application Agentが使用するポート」を参照してください。
表3-5 管理サーバと管理クライアントとの間のファイアウォールで例外登録が必要なポート番号
ポート番号 通信元 通信先 説明 22015/tcp 管理クライアント 管理サーバ 管理クライアントと通信する際に,Hitachi Command Suite共通コンポーネントのHBase 64 Storage Mgmt Web Serviceへのアクセスで使用されます。非SSL通信の際に設定が必要です。 22016/tcp 管理クライアント 管理サーバ 管理クライアントとSSLで通信する際に,Hitachi Command Suite共通コンポーネントのHBase 64 Storage Mgmt Web Serviceへのアクセスで使用されます。SSL通信の際に設定が必要です。 表3-6 Replication Managerの管理サーバとリモートDevice Managerの管理サーバとの間のファイアウォールで例外登録が必要なポート番号
ポート番号 通信元 通信先 説明 2001/tcp Replication Managerの管理サーバ リモートDevice Managerの管理サーバ Device Managerサーバと通信する際に使用されます。Device Managerサーバのserver.propertiesファイルにあるserver.http.portプロパティの値です。非SSL通信の際に設定が必要です。 2443/tcp Replication Managerの管理サーバ リモートDevice Managerの管理サーバ Device ManagerサーバとSSLで通信する際に使用されます。Device Managerサーバのserver.propertiesファイルにあるserver.https.portプロパティの値です。SSL通信の際に設定が必要です。 表3-7 管理サーバと,ペア管理サーバまたはホスト(オープン系システム)との間のファイアウォールで例外登録が必要なポート番号
ポート番号 通信元 通信先 説明 24041/tcp 管理サーバ
- ペア管理サーバ
- ホスト(オープン系システム)
Device Managerエージェントと通信する際に使用されます。Device Managerエージェントのserver.propertiesファイルにあるserver.agent.portプロパティの値です。 24042/tcp 管理サーバ
- ペア管理サーバ
- ホスト(オープン系システム)
Device Managerエージェントと通信する際に使用されます。Device Managerエージェントのserver.propertiesファイルにあるserver.http.portプロパティの値です。 表3-8 管理サーバとホスト(メインフレーム系システム)との間のファイアウォールで例外登録が必要なポート番号
ポート番号 通信元 通信先 説明 24042/tcp 管理サーバ ホスト(メインフレーム系システム) Business Continuity Manager(IHSを使用しない場合※),またはMainframe Agentと通信する際に使用されます。メインフレーム系システムのTCP/IP環境設定ファイル(PROFILE.TCPIPプロファイル)の値です。
- 注※
- IHSを使用してBusiness Continuity ManagerとSSLで通信する際は,IHSのポート番号をファイアウォールの例外として登録してください。
表3-9 管理サーバと,データベースサーバまたはバックアップサーバとの間のファイアウォールで例外登録が必要なポート番号
ポート番号 通信元 通信先 説明 24041/tcp 管理サーバ
- データベースサーバ
- バックアップサーバ
Application Agentと通信する際に使用されます。Hitachi Command Suite共通エージェントコンポーネントのserver.propertiesファイルにあるserver.agent.portプロパティの値です。 24042/tcp 管理サーバ
- データベースサーバ
- バックアップサーバ
Application Agentと通信する際に使用されます。Hitachi Command Suite共通エージェントコンポーネントのserver.propertiesファイルにあるserver.http.portプロパティの値です。 表3-10 データベースサーバとバックアップサーバとの間のファイアウォールで例外登録が必要なポート番号
ポート番号 通信元 通信先 説明 22300/tcp データベースサーバ バックアップサーバ Application Agent間で通信する際に使用されます。Windowsのservicesファイルに「DRMVSSServer」の名称で登録された値です。 バックアップサーバ データベースサーバ
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