Replication Manager システム構成ガイド
ここでは,すでにコピーペアを管理している環境に,新たにレプリカの管理を追加する場合のシステム構成について説明します。
すでに運用中の環境として,「2.1.1 コピーペアを管理する場合のシステム構成(オープン系システム)」の「(1) 基本的なシステム構成」の「図2-1 コピーペアを管理する場合の1サイト構成(オープン系システム)」を基に,レプリカの管理に必要な要素を追加した構成図を次に示します。
図2-13 コピーペアとレプリカを管理する場合のシステム構成例(Exchange Serverの場合)
図2-14 コピーペアとレプリカを管理する場合のシステム構成例(SQL Serverの場合)
この構成図では,ペア管理サーバとして稼働していたコンピュータを,データベースサーバまたはバックアップサーバにしています。これらのサーバに,レプリカの管理に必要なApplication Agent,Exchange Serverと連携する場合には,Application Agentに含まれるRM Shadow Copy Provider(VSS Provider)をインストールします。
レプリカを作成するためのボリュームを用意します。ここで説明しているシステム構成図の場合,正ボリュームと同じストレージシステムの副ボリュームに,2世代のレプリカと,別のストレージシステムの副ボリュームに,1世代のレプリカを作成しています。レプリカを管理する場合,カスケード構成はできません。
レプリカの管理に関するシステムの構成要素やソフトウェアの概要については,「2.1.4 データベースのレプリカを管理する場合のシステム構成(オープン系システム)」を参照してください。
Application AgentのCLIを使ってレプリカを管理する場合のシステム構成については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド」を参照してください。
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