Replication Manager ユーザーズガイド
プライマリーサイトのストレージシステムのメンテナンス手順について説明します。
- この項の構成
- (1) プライマリーサイトのストレージシステムのメンテナンス(テイクオーバー)
- (2) プライマリーサイトのストレージシステムのメンテナンス(テイクバック)
(1) プライマリーサイトのストレージシステムのメンテナンス(テイクオーバー)
プライマリーサイトのストレージシステムを停止し,ハードウェアの交換やパッチの適用などの保守を実行するために,業務をセカンダリーサイトへ切り替えます。
プライマリーサイトのストレージシステムのメンテナンス(テイクオーバー)の流れを次の図に示します。
図5-12 プライマリーサイトのストレージシステムのメンテナンス(テイクオーバー)
プライマリーサイトのストレージシステムのメンテナンス(テイクオーバー)手順を次に示します。手順の番号は図中にある番号と対応しています。
- プライマリーサイトで使用している業務プログラムを停止します。
- コピーペア状態の変更ウィザードで,swap操作を実行します。
- コピーペア状態の変更ウィザードで,split操作を実行します。
- セカンダリーサイトの業務プログラムを稼働して,セカンダリーサイトでの運用を開始します。
必要に応じて,マイコピーグループの設定,アラートの設定,およびコピーペア状態の変更のタスクを生成してください。スナップショットグループで管理する場合,スナップショットグループ用ペア管理サーバの設定が必要です。
セカンダリーサイトでの運用を開始したら,プライマリーサイトのストレージシステムに対して保守を実施してください。
(2) プライマリーサイトのストレージシステムのメンテナンス(テイクバック)
プライマリーサイトのストレージシステムの保守が終了したら,セカンダリーサイトで実施していた業務をプライマリーサイトに切り替えます。
プライマリーサイトのストレージシステムのメンテナンス(テイクバック)の流れを次の図に示します。
図5-13 プライマリーサイトのストレージシステムのメンテナンス(テイクバック)
プライマリーサイトのストレージシステムのメンテナンス(テイクバック)手順を次に示します。手順の番号は図中にある番号と対応しています。
- プライマリーサイトの保守が終了したら,セカンダリーサイトで使用している業務プログラムを停止します。
- コピーペア状態の変更ウィザードで,resync操作を実行します。
- コピーペア状態の変更ウィザードで,swap操作を実行します。
- プライマリーサイトの業務プログラムを稼働して,プライマリーサイトでの運用を開始します。
必要に応じて,マイコピーグループの設定,アラートの設定,およびコピーペア状態の変更のタスクを生成してください。スナップショットグループで管理する場合,スナップショットグループ用ペア管理サーバの設定が必要です。
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