Replication Manager ユーザーズガイド
コピーペア状態を変更する場合,次の項目を確認してから,コピーペア操作を実施してください。
- Device Manager,RAID Manager,Storage Navigator,Business Continuity Managerなどのストレージシステムの運用管理ソフトウェアを使用して,操作対象のコピーペアを構成する,ボリューム,コピーグループ,スナップショットグループまたはコピーペアを同時に操作していないこと。
Replication Managerのタスクを実行中にエラーが発生するおそれがあります。- レプリカ作成またはリストアのタスクが存在する場合,レプリカ作成またはリストアのタスクが実行中でないこと。
アプリケーションと連携してデータベースのレプリカを管理している場合,レプリカ作成またはリストアのタスクの実行中にコピーペア操作を実施するとエラーが発生するおそれがあります。- ストレージシステムのマイクロコードおよびRAID Managerについて,最新バージョンを使用していること。
- ストレージシステムのPower Saving機能が有効になっている場合,操作対象のLUを含むパリティグループがスピンアップ状態になっていること。
パリティグループがスピンダウン状態になっている場合は,Storage Navigator Modularを使用して,そのパリティグループをスピンアップ状態にしてください。- デルタリシンク操作を実行する前に,TrueCopyのコピー方向が手動で変更済みであること。
Replication Managerでは自動でコピー方向が変わりません。- Thin Imageのコピーペアの場合,次の条件を満たしていること。
副ボリュームが割り当てられていない場合,または副ボリュームにDPボリュームを指定したコピーペア(カスケード構成に対応したコピーペア)の場合,コピーペア状態の変更ウィザードは起動されません。
- 副ボリュームが割り当てられている。
- 副ボリュームがDPボリュームでない。
コピーペアを選択してコピーペア状態を変更する場合は,上記の確認項目と合わせて,次の項目も確認してから,コピーペア操作を実施してください。
- アドバンスド操作を実行する場合,コピーグループに含まれるすべてのコピーペアを操作対象としていること。
コピーグループに含まれるすべてのコピーペアに対する操作が失敗したあと,コピーグループ中の一部のコピーペアの状態が変更されていない場合は,一部のコピーペアを操作対象にできます。- split,takeover,swap,またはtakeover-recovery(resync)の操作の前に,正ボリュームへのI/O処理が行われていないこと。
I/O処理中にsplitまたはswapの操作を実行すると,副ボリュームのデータが不完全な状態になるおそれがあります。- resyncまたはrestoreの操作の前に,副ボリュームまたは正ボリュームのデータが不要であること。
resync操作によって副ボリュームのデータは正ボリュームのデータで上書きされます。restore操作によって正ボリュームのデータは副ボリュームのデータで上書きされます。- コピーペースの値が正しいこと。
推奨されていない値をコピーペースに指定すると,処理の完了までに時間が掛かることがあります。- Business Continuity Managerを使用して,Universal Replicatorのコピーペア同士のカスケード構成でコピーペアを管理している場合にコピーペアを削除するとき,delete操作の前に,カスケード構成で連結されている両方のUniversal Replicatorのコピーグループに含まれるコピーペアがすべてsuspend状態になっていること。
- global-active deviceのデバイスグループを選択していないこと。
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.