Replication Manager ユーザーズガイド
コピーペアを操作する場合の注意事項を次に示します。
- 正ボリュームと副ボリュームの関係を逆にする操作を実行した場合,コピーペア状態を変更するタスクは再作成してください。
コピー方向を逆にした場合,元のコピーペアと同一であると認識されなくなるため,逆にする操作を実行する前に作成したタスクは,そのままの状態で実行すると失敗します。- コピー種別は,コピーペア構成定義ファイルを作成するときに使用したものを指定してください。
指定したコピー種別がコピーペア構成定義ファイルを作成するときに使用したコピー種別と異なる場合,コピーペアの構成に失敗するおそれがあります。- EXCTGはEXCTG単位で操作してください。また,EXCTGに対してdelete操作を実行する場合,Forceオプションは指定しないでください。
コンシステンシーグループ単位またはコピーペア単位で操作を実行した場合,またはEXCTGに対してdelete操作を実行した場合,EXCTGの構成の整合性が保たれないおそれがあります。- メインフレーム系システムでボリュームの状態が計画停止中(正ボリュームと副ボリュームの切り替え中)の場合は,delete操作を実行できません。
- コピーペア状態を変更するタスクをスケジュール実行する場合,スケジュールした時刻と実際にタスクが実行される時刻が,次のとおり異なることがあります。
- スケジュールした時刻と実際にタスクが実行される時刻に,最大5分程度の差異が生じる場合があります。
- サマータイムによって,Replication Managerの管理サーバのシステム時間が調整される時間帯では,次の規則に従って動作します。
- サマータイムの開始時に飛ばされる時間帯(例 2:00~3:00)にスケジュールされているタスクは,スケジュールした時刻に1時間加算した時刻で実行されます。
ただし,定期的にコピーペア状態を変更するタスクをスケジュール実行する場合は,コピーペア状態変更ウィザードのスケジュール設定およびタスク編集ダイアログで,飛ばされる時間帯を1回目のタスク実行日時に設定しないようにしてください。2回目以降も1時間加算した時刻で実行されます。
- サマータイムの終了時に重複する時間帯(例 1:00~2:00)にスケジュールされているタスクは,1回目にスケジュールした時刻に到達したときに実行され,2回目に同じ時刻に到達したときには実行されません。- コピーペアを選択して,takeover-recovery(recreate)操作を実行した場合,takeover-recovery(resync)操作よりも時間が掛かる場合があります。
- オープン系システムで,create操作時にコンシステンシーグループIDを指定する場合,HUS100シリーズでは,ストレージシステムで指定できるコンシステンシーグループIDの範囲と,Replication Managerで指定できるコンシステンシーグループIDの範囲は異なります。指定できるコンシステンシーグループIDの範囲については,オンラインヘルプの「コピーペア操作のオプション項目(オープン系システム)」を参照してください。
- 次の条件に該当する場合,コピーペア状態の情報が正しく取得できないことがあります。この場合,ペア管理サーバ上のDevice Managerエージェントのサービスを再起動してください。
1. 構成定義ファイルがReplication Managerに認識されている。
2. ストレージシステムでボリュームに対する構成変更を実施した。
3. 2で構成変更したボリュームが1の構成定義ファイルに定義されている。
4. 1の構成定義ファイルを使用し,次のどちらかの条件に該当する。
- 構成定義ファイルを編集しないでコピーペア状態の変更ウィザードでcreate操作を実行した。
- 構成定義ファイルを編集しないでRAID Managerでコピーペアを作成した。
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.