Replication Manager ユーザーズガイド

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5.17.4 コピーペア状態の変更のための操作

管理中のリソースでエラーが発生した場合,またはデータをバックアップする場合には,コピーペア状態を変更する操作(コピーペアの分割,再同期など)が必要なことがあります。

次に示す操作を実行して,コピーペア状態を変更できます。

表5-14 コピーペア状態の変更操作

操作 説明
ベーシック create 構成定義ファイルに基づいてコピーペアを作成します(simplex状態のコピーペアの初期コピーが実行されます)。
split コピーペアを分割します。
resync 正ボリュームから副ボリュームへデータを再同期します。
restore 副ボリュームから正ボリュームへデータを再同期します。
syncwait 正ボリュームから副ボリュームへのデータの同期待ちをします。
delete コピーペアを解除します(コピーペアはsimplex状態になります)。
take snapshot 正ボリュームから副ボリュームに再同期したあと,コピーペアを分割します。
アドバンスド takeover 正ボリュームの詳細コピーペア状態が「Unknown」の場合,コピーペアはsuspend状態になり,副ボリュームの詳細コピーペア状態は「Split(SSWS)」になります。
正ボリュームの詳細コピーペア状態が「Unknown」以外の場合,コピーペアの正副の関係が逆転します。
force-split 副ボリュームの障害が原因で正ボリュームに書き込みできない場合,強制的に副ボリュームを切り離して正ボリュームを使用できる状態にします(コピーペアはsuspendまたはerror状態になります)。
swap コピーペアの正副の関係が逆転します。
takeover-recovery(resync) コピーペアの正副の関係を逆転して,正ボリュームから副ボリュームへデータを再同期します(コピーペアはsync状態になります)。
takeover-recovery(recreate) コピーペアの正副の関係を逆転して,コピーペアを再作成します(コピーペアはsync状態になります)。
参考
コピーペア操作とRAID Managerのコマンドとの対応関係については,「A.6 コピーペア操作とRAID Managerのコマンドとの対応関係」を参照してください。

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