Replication Manager ユーザーズガイド

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5.8.2 マルチターゲット構成およびカスケード構成の要件

マルチターゲットおよびカスケード構成のコピーペアグループの要件を次に示します。

この項の構成
(1) マルチターゲット構成を使用する場合に作成できる世代数
(2) マルチターゲット構成またはカスケード構成のコピーペア構成を定義するためのコピー種別の要件(オープン系システム)(エンタープライズクラスストレージ)
(3) マルチターゲット構成またはカスケード構成のコピーペア構成を定義するためのコピー種別の要件(オープン系システム)(VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデルまたはHUS VM)
(4) マルチターゲット構成またはカスケード構成のコピーペア構成を定義するためのコピー種別の要件(オープン系システム)(ミッドレンジストレージ)
(5) マルチターゲット構成またはカスケード構成のコピーペア構成を定義するためのコピー種別の要件(メインフレーム系システム)
(6) カスケード構成またはマルチターゲット構成で操作をする場合の要件

(1) マルチターゲット構成を使用する場合に作成できる世代数

コピーペア構成定義ウィザードを使用して,マルチターゲット構成のコピーペアを定義する場合,次の表に示す世代数を超えて定義すると,ウィザードが完了してもタスクの実行時にエラーが発生します。

ストレージシステム コピー種別
ShadowImage Thin Image Copy-on-Write Snapshot
VSP 5000シリーズ 第1層:3世代
第2層:2世代※1
コピーグループ:64世代
スナップショットグループ:512世代※2
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
Virtual Storage Platform 64世代
Universal Storage Platform V/VM
Hitachi USP
VSP E990 第1層:3世代
第2層:2世代
コピーグループ:64世代
スナップショットグループ:512世代※2
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS VM
HUS100シリーズ 8世代 32世代
Hitachi AMS2000
Hitachi AMS/WMS 3世代 15世代
Hitachi TMS

(凡例)
-:該当しない

注※1
メインフレーム系のペア構成の場合,第2層へのカスケードはできません。

注※2
Replication Managerでは,512世代(1グループ1世代)までの作成と,1024世代(1グループ複数世代)までの参照ができます。
Device Manager CLIでは,1024世代(1グループ複数世代)までの作成および参照ができます。

(2) マルチターゲット構成またはカスケード構成のコピーペア構成を定義するためのコピー種別の要件(オープン系システム)(エンタープライズクラスストレージ)

オープン系システムのエンタープライズクラスストレージを使用している場合に,マルチターゲット構成またはカスケード構成で追加したコピーペアグループのコピー種別が元のコピーペアグループのコピー種別と適合するためには,次の要件を満たす必要があります。

表5-5 マルチターゲット構成を作成する場合のコピー種別の要件(オープン系システム)(エンタープライズクラスストレージ)

元のコピーペアグループのコピー種別 グループ追加によって接続されるコピーペアグループのコピー種別
ShadowImage Copy-on-Write SnapshotまたはThin Image TrueCopy Sync TrueCopy Async Universal Replicator global-active device
ShadowImage
Copy-on-Write SnapshotまたはThin Image
TrueCopy Sync × × ×
TrueCopy Async × × × ×
Universal Replicator × × ×
global-active device × × × ×

(凡例)
○:接続できる
×:接続できない

表5-6 カスケード構成を作成する場合のコピー種別の要件(オープン系システム)(エンタープライズクラスストレージ)

元のコピーペアグループのコピー種別 グループ追加によって接続されるコピーペアグループのコピー種別
ShadowImage Copy-on-Write SnapshotまたはThin Image TrueCopy Sync TrueCopy Async Universal Replicator global-active device
ShadowImage ×
Copy-on-Write SnapshotまたはThin Image × × × × × ×
TrueCopy Sync × × ×
TrueCopy Async × × × ×
Universal Replicator × × × ×
global-active device × × × ×

(凡例)
○:接続できる
×:接続できない

(3) マルチターゲット構成またはカスケード構成のコピーペア構成を定義するためのコピー種別の要件(オープン系システム)(VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデルまたはHUS VM)

オープン系システムのVSP Gx00モデル,VSP Fx00モデルまたはHUS VMを使用している場合に,マルチターゲット構成またはカスケード構成で追加したコピーペアグループのコピー種別が元のコピーペアグループのコピー種別と適合するためには,次の要件を満たす必要があります。

表5-7 マルチターゲット構成を作成する場合のコピー種別の要件(オープン系システム)(VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデルまたはHUS VM)

元のコピーペアグループのコピー種別 グループ追加によって接続されるコピーペアグループのコピー種別
ShadowImage Thin Image TrueCopy Sync Universal Replicator global-active device
ShadowImage
Thin Image
TrueCopy Sync × ×
Universal Replicator × ×
global-active device × × ×

(凡例)
○:接続できる
×:接続できない

表5-8 カスケード構成を作成する場合のコピー種別の要件(オープン系システム)(VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデルまたはHUS VM)

元のコピーペアグループのコピー種別 グループ追加によって接続されるコピーペアグループのコピー種別
ShadowImage Thin Image TrueCopy Sync Universal Replicator global-active device
ShadowImage ×
Thin Image × × × × ×
TrueCopy Sync × ×
Universal Replicator × × ×
global-active device × × × × ×

(凡例)
○:接続できる
×:接続できない

(4) マルチターゲット構成またはカスケード構成のコピーペア構成を定義するためのコピー種別の要件(オープン系システム)(ミッドレンジストレージ)

オープン系システムのミッドレンジストレージを使用している場合に,マルチターゲット構成またはカスケード構成で追加したコピーペアグループのコピー種別が元のコピーペアグループのコピー種別と適合するためには,次の要件を満たす必要があります。

表5-9 マルチターゲット構成を作成する場合のコピー種別の要件(オープン系システム)(ミッドレンジストレージ)

元のコピーペアグループのコピー種別 グループ追加によって接続されるコピーペアグループのコピー種別
ShadowImage Copy-on-Write Snapshot TrueCopy Sync TrueCopy Extended Distance
ShadowImage ×
Copy-on-Write Snapshot
TrueCopy Sync × ×
TrueCopy Extended Distance × × ×

(凡例)
○:接続できる
×:接続できない

注※
Hitachi AMS/TMS/WMSシリーズではサポートされていません。

表5-10 カスケード構成を作成する場合のコピー種別の要件(オープン系システム)(ミッドレンジストレージ)

元のコピーペアグループのコピー種別 グループ追加によって接続されるコピーペアグループのコピー種別
ShadowImage Copy-on-Write Snapshot TrueCopy Sync TrueCopy Extended Distance
ShadowImage × ×
Copy-on-Write Snapshot × × × ×
TrueCopy Sync × ×
TrueCopy Extended Distance × × ×

(凡例)
○:接続できる
×:接続できない

注※
Hitachi AMS/TMS/WMSシリーズではサポートされていません。

(5) マルチターゲット構成またはカスケード構成のコピーペア構成を定義するためのコピー種別の要件(メインフレーム系システム)

メインフレーム系システムで,マルチターゲット構成またはカスケード構成で追加したコピーペアグループのコピー種別が元のコピーペアグループのコピー種別と適合するためには,次の要件を満たす必要があります。

表5-11 マルチターゲット構成を作成する場合のコピー種別の要件(メインフレーム系システム)

元のコピーペアグループのコピー種別 グループ追加によって接続されるコピーペアグループのコピー種別
ShadowImage TrueCopy Sync TrueCopy Async Universal Replicator
ShadowImage
TrueCopy Sync × ×
TrueCopy Async × × ×
Universal Replicator × ×

(凡例)
○:接続できる
×:接続できない

表5-12 カスケード構成を作成する場合のコピー種別の要件(メインフレーム系システム)

元のコピーペアグループのコピー種別 グループ追加によって接続されるコピーペアグループのコピー種別
ShadowImage TrueCopy Sync TrueCopy Async Universal Replicator
ShadowImage ×
TrueCopy Sync × ×
TrueCopy Async × × ×
Universal Replicator × ×

(凡例)
○:接続できる
×:接続できない

(6) カスケード構成またはマルチターゲット構成で操作をする場合の要件

カスケード構成やマルチターゲット構成を作成する場合,またはカスケード構成やマルチターゲット構成から,コピーペア,コピーグループまたはスナップショットグループを削除する場合,次の制限があります。

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