Replication Manager ユーザーズガイド
コピーペア構成定義ウィザードを起動するための条件は,選択対象によって異なります。選択対象ごとの起動条件を,オープン系システム,メインフレーム系システム,およびレプリカの管理対象に分けて説明します。
- この項の構成
- (1) コピーペア構成定義ウィザードの起動条件(オープン系システム)
- (2) コピーペア構成定義ウィザードの起動条件(メインフレーム系システム)
- (3) コピーペア構成定義ウィザードの起動条件(レプリカの管理対象を選択する場合)
(1) コピーペア構成定義ウィザードの起動条件(オープン系システム)
オープン系システムのコピーペア構成定義ウィザードを起動するための条件を次に示します。コピーペア構成定義ウィザードを起動するためには,次の条件をすべて満たしている必要があります。
RAID Managerで管理されたメインフレーム系システムのボリューム(LDEV)またはコピーグループを選択した場合も,コピーペア構成定義ウィザードを起動するために,次の条件をすべて満たしている必要があります。
Unpaired LUNまたはUnpaired LDEVを選択している場合:
- ほかのワークフローによってリザーブされていない。
- すべて1つのストレージシステムに属している。
- コマンドデバイスおよびリモートコマンドデバイスのどちらでもない。
- ストレージシステムのコマンドデバイスが,Replication Managerで認識されている。
- Unpaired LUNを選択している場合,V-VOLではない。
- Unpaired LUNを選択している場合,外部ボリュームをマッピングした内部ボリュームのとき,ホストI/O抑止モードが無効である。
- Unpaired LUNを選択している場合,仮想ボリュームの[属性]が「GAD Reserved」ではない。
- Unpaired LDEVを選択している場合,Business Continuity Managerのボリュームスキャンによって認識されていない。
- Unpaired LDEVを選択している場合,ジャーナルボリュームではない。
Paired LUN,Paired LDEV,コピーグループまたはスナップショットグループを選択している場合:
- 同じカスケードに所属しているコピーグループまたはスナップショットグループについて
- ほかのワークフローによってリザーブされていない。
- すべて同じコピー種別のペアである。
- 複数の正側または副側ストレージシステムが存在していない。
- 同じ正ボリュームを持つペアが含まれていない。
- カスケード先の正ボリュームが,カスケード元の副ボリュームとして共有されている。
- コピーグループまたはスナップショットグループを管理しているペア管理サーバが,Replication Managerで認識されている。
- [コピートポロジー]ペインで示されたコピーグループに,デバイスグループで定義されたコピーグループまたはスナップショットグループが含まれていない。
- [コピートポロジー]ペインで示されたスナップショットグループに,コピーグループまたはデバイスグループで定義されたコピーグループが含まれていない。
- ペア管理サーバを冗長化した構成で使用しているすべての構成定義ファイルで,定義されているコピーグループ名およびコピーペア名が一致している。また,同じ名前のコピーペアを構成するボリュームが,同一のボリュームで構成されている。
- Paired LUNまたはPaired LDEVを選択している場合,すべて同じコピーグループまたはスナップショットグループに属している。
- ストレージシステムがVSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデルまたはVSP Fx00モデルの場合,スナップショットグループに含まれるすべてのコピーペアに副ボリュームが割り当てられている。カスケード構成またはマルチターゲット構成で,コピーグループまたはスナップショットグループを操作する場合,同じトポロジー内のスナップショットグループに,副ボリュームが割り当てられているコピーペアと割り当てられていないコピーペアが混在していない。
- スナップショットグループの場合,副ボリュームにDPボリュームを指定したコピーペア(カスケード構成に対応したコピーペア)が含まれていない。
(2) コピーペア構成定義ウィザードの起動条件(メインフレーム系システム)
メインフレーム系システムのコピーペア構成定義ウィザードを起動するための条件を次に示します。コピーペア構成定義ウィザードを起動するためには,次の条件をすべて満たしている必要があります。
Unpaired DEVNまたはUnpaired LDEVを選択している場合:
- ほかのワークフローによってリザーブされていない。
- すべて1つのDADIDに属している。
- DPプールボリュームおよびジャーナルボリュームのどちらでもない。
Paired DEVN,Paired LDEV,またはコピーグループのどれかを選択している場合:
- 同じカスケードに所属しているコピーグループについて
- ほかのワークフローによってリザーブされていない。
- すべて同じコピー種別のペアである。
- 同じ正ボリュームを持つペアが含まれていない。
- 複数の正側または副側ストレージシステムが存在していない。
- すべて編集できるコピーグループである。
- ペア数が一致している。
- Paired DEVNまたはPaired LDEVを選択している場合,すべて同じコピーグループに属している。
(3) コピーペア構成定義ウィザードの起動条件(レプリカの管理対象を選択する場合)
レプリカの管理対象(ストレージグループ,インフォメーションストア,またはインスタンス)を選択して,コピーペア構成定義ウィザードを起動するための条件を次に示します。コピーペア構成定義ウィザードを起動するためには,次の条件をすべて満たしている必要があります。
- データベースサーバにDevice Managerエージェントがインストールされている。
- 正ボリュームがすべてDevice Managerで管理されている。
- Replication Managerがサポートしているコピーグループの構成である。
- Replication Managerで管理しているコピーグループが含まれる。
- 1つのストレージグループ,インフォメーションストア,またはインスタンスに含まれるコピーグループは1つだけである(マルチターゲット構成を除く)。
- ほかのストレージグループ,インフォメーションストア,またはインスタンスを構成する正ボリュームの一部を管理するコピーグループが含まれていない。
- 正ボリュームのすべてが,同一のストレージシステムまたはインフォメーションストアのボリュームである。
- ストレージグループを選択している場合,インフォメーションストアが存在している(Exchange Server 2007)。
- インフォメーションストアを選択している場合,データファイルが存在している(Exchange Server 2010,Exchange Server 2013,またはExchange Server 2016)。
- インスタンスを選択している場合,データベースが存在している(SQL Server)。
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