Replication Manager ユーザーズガイド
構成情報にはストレージシステムに関する次の情報が含まれます。
- ボリューム
- コピーペア,コピーグループまたはスナップショットグループ
- コマンドデバイス
- DMLU
- ジャーナルボリューム
- プールボリューム
- リモートパス
- コピー種別ごとのライセンス(ライセンスの使用率を含む)
構成を更新して,Replication ManagerとDevice Managerの構成情報を同期させる必要があるかどうかは,ストレージシステムを管理する情報取得元によって異なります。ストレージシステムを管理する情報取得元と構成情報の同期の要否を次に示します。
- 情報取得元がリモートDevice Manager,Business Continuity Manager,またはMainframe Agentの場合
Replication ManagerとDevice Managerの間,およびReplication ManagerとBusiness Continuity Manager(またはMainframe Agent)の間で構成情報の同期が自動で行われないため,構成を更新する必要があります。- 情報取得元がローカルDevice Managerの場合
Replication ManagerとDevice Managerの構成情報の同期が自動で行われるため,構成を更新する必要はありません。構成情報の同期が自動で行われない情報取得元の場合に,構成を更新する方法について説明します。
構成情報の同期が自動で行われない情報取得元の場合,任意のタイミングでサブウィンドウから手動で構成を更新したり,リフレッシュ設定で設定した間隔で定期的に構成を更新したりできます。また,次に示すbase.propertiesファイルのプロパティを使用して,Device Managerでのストレージシステム情報更新を検知したり,リモートDevice Managerと構成情報が同期していない状態を検知したりできます。
- base.repositry.synchronize.polling:Device Managerでのストレージシステム情報更新を検知し,Replication Managerと情報取得元の構成情報を同期させるかどうかを指定します。
- base.repositry.synchronize.interval:Device Managerでのストレージシステム情報更新を検知し,Replication Managerと情報取得元の構成情報を同期させる場合に,定期的に監視する間隔を指定します。
- base.repositry.synchrocheck.interval:Replication ManagerとリモートDevice Managerの構成情報が同期していないことを検知し,メッセージを表示する間隔を指定します。
base.propertiesファイルの詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager システム構成ガイド」を参照してください。
重要
- 情報取得元に関係なく,Device ManagerやReplication Managerで構成の変更を検知できないような操作を実行した場合は,次に示すようにストレージシステム情報を更新してください。
- Hitachi Command Suite製品以外のストレージシステムの運用管理ソフトウェア(Storage Navigatorなど)を使用してストレージシステムの構成を変更した場合は,構成を変更したストレージシステムを管理しているDevice Managerでストレージシステム情報を更新してください。
- Device Manager CLIを使用してコピーペア構成定義ファイルを変更した場合は,Replication Managerでストレージシステム情報を更新してください。
参考
- オープン系システムでペア管理サーバで管理されないコピーペアの状態を監視するために,Device Managerでのストレージシステム情報を自動的に更新するよう設定している場合,ストレージシステム1台につき構成の更新に数分~数十分掛かることがあります。
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