Tuning Manager APIリファレンスガイド
Tuning Managerシリーズでは,http(s)経由でAPIを利用して次のことができます。
- HTM - Agentsが収集した監視対象の情報に対してしきい値を監視できます。
- HTM - Agentsが収集した監視対象の情報を取得できます。
このAPIをTuning Manager APIと呼びます。
図1-1 Tuning Manager APIの概要図(アラート機能でのしきい値の監視の場合)
図1-2 Tuning Manager APIの概要図(パフォーマンスデータの取得の場合)
APIを利用する利点を次に示します。
- ネットワークを経由してリモートから情報を取得できる。
- アラート機能で監視対象のしきい値を監視できる。
- 大量のパフォーマンスデータを高速で取得できる。
- 必要な情報だけを取得して独自にレポーティングできる。
- ユーザー独自のツールやサードパーティーのツールで,APIで取得したパフォーマンスデータを分析できる。
なお,Tuning Manager APIは,REST(Representational State Transfer)アーキテクチャスタイルに従います。RESTアーキテクチャスタイルに従ったAPIには次のような利点があります。
- プラットフォーム,および言語に依存しない。
- HTTPの標準インターフェースに従う。
- HTTP向けのセキュリティ対策ツールを利用できる。
- 標準のHTTPのステータスコードが戻るのでエラー時に対処しやすい。
- リソースごとにURI(Uniform Resource Identifier)を持っているので,リソースにアクセスしやすい。またリソース間の関連を理解しやすい。
APIを利用してアラート機能で監視対象の稼働状態を監視したり,取得したりできるパフォーマンスデータは,次に示すHTM - Agentsが収集した情報です。
- HTM - Agent for RAID
- HTM - Agent for NAS
APIを利用する場合のシステム構成および設定については,次のマニュアルを参照してください。
- システム構成:
マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager ユーザーズガイド」- Tuning Manager serverで実施する設定:
マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager 運用管理ガイド」- エージェントで実施する設定:
マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager - Agents」
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