Tuning Manager - Agents

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18.2.12 jpctdchkinst

形式

jpctdchkinst     -inst インスタンス名
               [-lhost 論理ホスト名

機能

jpctdchkinstコマンドは,HTM - Agent for RAIDのインスタンスに設定されているインスタンス情報を検証するコマンドです。このコマンドを実行して得られるインスタンス情報を使用して,次のことを確認できます。

コマンドを実行して検証される項目を次の表に示します。

表18-10 インスタンス情報の検証項目

検証対象のインスタンスが監視するStorage Model 検証の内容
  • Hitachi USP
  • SANRISE Hシリーズ
  • Universal Storage Platform V/VMシリーズ
  • Virtual Storage Platformシリーズ
  • VSP 5000シリーズ
  • VSP G1000
  • VSP G1500
  • VSP F1500
  • HUS VM
  • VSP E990
  • VSP Gx00モデル
  • VSP Fx00モデル
Command Device File Nameで設定されたデバイスが存在すること。
Command Device File Nameで設定されたデバイスが,次のストレージシステムのどれかであること。
  • Hitachi USP
  • SANRISE Hシリーズ
  • Universal Storage Platform V/VMシリーズ
  • Virtual Storage Platformシリーズ
  • VSP 5000シリーズ
  • VSP G1000
  • VSP G1500
  • VSP F1500
  • HUS VM
  • VSP E990
  • VSP Gx00モデル
  • VSP Fx00モデル
Command Device File Nameで設定されたデバイスがコマンドデバイスであること。
  • Hitachi AMS2000/AMS/WMS/SMSシリーズ
  • HUS100シリーズ
IP Address or Host Name(Controller 0)およびIP Address or Host Name(Controller 1)で設定されたストレージシステムのコントローラーと通信ができること。
IP Address or Host Name(Controller 0)で設定されたIPアドレスまたはホスト名が,コントローラー0のものであること。
IP Address or Host Name(Controller 1)で設定されたIPアドレスまたはホスト名が,コントローラー1のものであること。
IP Address or Host Name(Controller 0)で設定されたIPアドレスまたはホスト名と,IP Address or Host Name(Controller 1)で設定されたIPアドレスまたはホスト名が同一のストレージシステムのものであること。
監視対象のストレージシステムがデュアルコントローラー構成の場合,IP Address or Host Name(Controller 0)IP Address or Host Name(Controller 1)の両方に値が設定されていること。
Array Unit Nameが設定されている場合,装置定義情報ファイル(utlprm.inf)が正しいディレクトリに配置されていること。
Array Unit Nameが設定されている場合,設定されたユニット名が装置定義情報ファイル(utlprm.inf)内に存在すること。
user IDおよびpasswordに設定された値で,ストレージシステムにログインできること。
Secure Port function?に設定された通信方法で,ストレージシステムとの通信ができること。
共通 設定されたインスタンス情報に基づいて,ストレージシステムに接続ができること。
監視対象としてインスタンスに設定されているストレージシステムが,サポート対象のストレージシステムであること。

検証対象インスタンスが監視するStorage ModelがVSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,VSP E990,HUS VM,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,およびVirtual Storage Platformシリーズの場合で,TCP/IP接続を使用してパフォーマンスデータを収集する設定をしているときは,次の表に示す項目も検証されます。

表18-11 インスタンス情報の検証項目(TCP/IP接続を使用してパフォーマンスデータを収集する設定をしている場合)

検証対象のインスタンスが監視するStorage Model 検証の内容
  • VSP E990
  • VSP Gx00モデル
  • VSP Fx00モデル
Storage IP Address or Host Name,およびSVP Port Noで接続先に設定されたストレージシステムと通信できること。
Storage User ID,およびStorage Passwordに設定された値で,ストレージシステムにログインできること。
Storage IP Address or Host Name,およびSVP Port Noで接続先に設定されたストレージシステムが,Details of storage modelで設定されたストレージモデルであること。
Storage IP Address or Host Name,およびSVP Port Noで接続先に設定されたストレージシステムが,Serial Noで設定されたシリアル番号であること。
Command Device File Nameで設定されたデバイスのストレージシステムと,Storage IP Address or Host Name,およびSVP Port Noで接続先に設定されたストレージシステムが,同一のストレージシステムであること。
  • Virtual Storage Platformシリーズ
  • VSP 5000シリーズ
  • VSP G1000
  • VSP G1500
  • VSP F1500
  • HUS VM
Storage IP Address or Host Nameで接続先に設定されたストレージシステムと通信できること。
Storage User ID,およびStorage Passwordに設定された値で,ストレージシステムにログインできること。
Storage IP Address or Host Nameで接続先に設定されたストレージシステムが,Details of storage modelで設定されたストレージモデルであること。
Command Device File Nameで設定されたデバイスのストレージシステムと,Storage IP Address or Host Nameで接続先に設定されたストレージシステムが,同一のストレージシステムであること。

コマンドを実行できるホスト

HTM - Agent for RAIDがインストールされているホスト

実行権限

Windowsの場合
Administrators権限を持つユーザー(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)

UNIXの場合
rootユーザー権限を持つユーザー

格納先ディレクトリ

Windowsの場合
インストール先フォルダ\tools\

UNIXの場合
/opt/jp1pc/tools/

引数

-inst インスタンス名

インスタンス情報を検証したいHTM - Agent for RAIDのインスタンスのインスタンス名を指定します。

この引数は,省略できません。

オプション引数に存在しないインスタンス名を指定した場合,エラーメッセージが出力され,コマンドの実行が中止されます。

-lhost 論理ホスト名

論理ホスト環境に設定されたインスタンスの情報を検証する場合に指定します。

注意事項

戻り値

0 正常終了した。
16 正常終了した(検証エラーあり)。
255 異常終了した。

表示情報

jpctdchkinstコマンドを実行して出力されるインスタンスの設定情報および検証結果について次に説明します。インスタンスの設定情報および検証結果は,標準出力または標準エラー出力に出力されます。

出力情報 説明
[Instance parameters] インスタンスの情報設定項目,およびその設定値が出力されます。
[Check result] インスタンス情報の検証の結果,エラーがなかった場合は,メッセージKAVF18815-I,KAVF18816-IまたはKAVF18850-Iが出力されます。また,エラーがあった場合は,そのエラーに対応するメッセージが出力されます。
[Monitored storage system Information] インスタンスの情報設定値に基づいて接続したストレージシステムの属性情報が出力されます。この情報は,[Check result]でエラーが検出されなかった場合だけ出力されます。
出力される属性情報を次に示します。
  • Product Name
  • Serial Number※1
  • Firmware Version
  • Monitored SLPR Number※2

注※1
監視対象のストレージシステムがHitachi SMSシリーズの場合,Serial Numberの値はアレイIDとなります。アレイIDの詳細については,Hitachi SMSシリーズのマニュアルを参照してください。

注※2
監視対象のストレージシステムがUniversal Storage Platform V/VMシリーズ,Hitachi USP,またはH12000/H10000の場合だけ出力されます。
[Storage system performance monitoring settings] ストレージシステム側の性能情報採取の設定状態が出力されます。Storage Navigator Modularがサポートする採取設定項目のうち,HTM - Agent for RAIDのメトリクス取得可否に影響する次の項目が出力されます。
  • Port
  • RAID Group
  • Logical Unit
  • Cache
  • Processor
  • Drive Opr

この情報は,監視対象のストレージシステムがHUS100シリーズまたはHitachi AMS2000/AMS/WMS/SMSシリーズで,[Check result]でエラーが検出されなかった場合に出力されます。

監視対象ストレージシステムがVSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,VSP E990,HUS VM,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,Virtual Storage Platformシリーズ,Universal Storage Platform V/VMシリーズ,Hitachi USP,およびSANRISE Hシリーズの場合の使用例を使用例1から使用例12に示します。

使用例1

インスタンスが正しくセットアップされている場合のコマンド実行結果の例を次に示します。

(例:対象ストレージシステムがHitachi USPの場合で,コマンドデバイスを使用してストレージシステムの情報を収集するとき)

jpctdchkinst -inst USP14009
KAVF18800-I Agentインスタンス設定の検証を開始します (instance name=USP14009)
[Instance parameters]
Storage Model : VSP 5000 series/VSP G1000 G1500 F1500/VSP/USP V/VSP Ex00 Fx00 Gx00/HUS VM
Command Device File Name : /dev/rdsk/c0t1d2s2
Unassigned Open Volume Monitoring : N
Mainframe Volume Monitoring : N
[Check result]
KAVF18814-I インスタンスが,パフォーマンスデータの収集にTCP/IP接続を使用しない設定になっています
KAVF18815-I コマンドデバイスを使用したパフォーマンスデータの収集の検証でエラーが見つかりませんでした
[Monitored storage system information]
PRODUCT  : SANRISE_USP
SERIAL   : 14009
FIRMWARE : 50-04-00/20
SLPR    : 0
KAVF18801-I Agentインスタンス設定の検証を終了します

使用例2

コマンドデバイスではないデバイスがインスタンス情報に指定されている場合のコマンド実行例を次に示します。

(例:対象ストレージシステムがHitachi USPの場合で,コマンドデバイスを使用してストレージシステムの情報を収集するとき)

jpctdchkinst -inst USP14009
KAVF18800-I Agentインスタンス設定の検証を開始します (instance name=USP14009)
[Instance parameters]
Storage Model : VSP 5000 series/VSP G1000 G1500 F1500/VSP/USP V/VSP Ex00 Fx00 Gx00/HUS VM
Command Device File Name : /dev/rdsk/c0t1d2s2
Unassigned Open Volume Monitoring : N
Mainframe Volume Monitoring : N
[Check result]
KAVF18852-E Agentインスタンス情報で設定されたデバイスはコマンドデバイスではありません (parameter name=Command Device File Name, parameter value=/dev/rdsk/c0t1d2s2)
KAVF18801-I Agentインスタンス設定の検証を終了します

使用例3

SLPR機能がサポートされていないストレージシステムでインスタンスが正しくセットアップされている場合のコマンド実行例を次に示します。

(例:対象ストレージシステムがVirtual Storage Platformの場合で,コマンドデバイスを使用してストレージシステムの情報を収集するとき)

jpctdchkinst -inst VSP
KAVF18800-I Agentインスタンス設定の検証を開始します (instance name=VSP)
[Instance parameters]
Storage Model : VSP 5000 series/VSP G1000 G1500 F1500/VSP/USP V/VSP Ex00 Fx00 Gx00/HUS VM
Command Device File Name : /dev/rdsk/c0t1d2s2
Unassigned Open Volume Monitoring : N
Mainframe Volume Monitoring : N
[Check result]
KAVF18814-I インスタンスが,パフォーマンスデータの収集にTCP/IP接続を使用しない設定になっています
KAVF18815-I コマンドデバイスを使用したパフォーマンスデータの収集の検証でエラーが見つかりませんでした
[Monitored storage system information]
PRODUCT  : VSP
SERIAL   : 53037
FIRMWARE : 70-01-00/00
KAVF18801-I Agentインスタンス設定の検証を終了します

使用例4

インスタンスが正しくセットアップされている場合のコマンド実行結果の例を次に示します。

(例:対象ストレージシステムがVSP G1000の場合で,コマンドデバイスだけを使用してストレージシステムの情報を収集するとき)

jpctdchkinst -inst VSP_G1000_1
KAVF18800-I Agentインスタンス設定の検証を開始します (instance name=VSP_G1000_1)
[Instance parameters]
Storage Model : VSP 5000 series/VSP G1000 G1500 F1500/VSP/USP V/VSP Ex00 Fx00 Gx00/HUS VM
Command Device File Name :  \\.\PhysicalDrive0
Unassigned Open Volume Monitoring : N
Mainframe Volume Monitoring : N
[Check result]
KAVF18814-I インスタンスが,パフォーマンスデータの収集にTCP/IP接続を使用しない設定になっています
KAVF18815-I コマンドデバイスを使用したパフォーマンスデータの収集の検証でエラーが見つかりませんでした
[Monitored storage system information]
PRODUCT   : VSP G1000
SERIAL      : 10051
FIRMWARE : 70-06-20/00
KAVF18801-I Agentインスタンス設定の検証を終了します

使用例5

インスタンスが正しくセットアップされている場合のコマンド実行結果の例を次に示します。

(例:対象ストレージシステムがVSP G1000の場合で,TCP/IP接続だけを使用してストレージシステムの情報を収集するとき)

jpctdchkinst -inst VSP_G1000_1
KAVF18800-I Agentインスタンス設定の検証を開始します (instance name=VSP_G1000_1)
[Instance parameters]
Storage Model : VSP 5000 series/VSP G1000 G1500 F1500/VSP/USP V/VSP Ex00 Fx00 Gx00/HUS VM
Storage IP Address or Host Name : VSP_G1000_1
Storage User ID : user
Java VM Heap Memory : 1GB
Details of storage model : VSP G1000 G1500 F1500
SVP Port No : 1099
Serial No : 492017
SVP HTTPS Port No : 443
[Check result]
KAVF18813-I インスタンスが,パフォーマンスデータの収集にコマンドデバイスを使用しない設定になっています
KAVF18816-I TCP/IP接続を使用したパフォーマンスデータの収集の検証でエラーが見つかりませんでした
[Monitored storage system information]
PRODUCT   : VSP G1000
SERIAL      : 10051
FIRMWARE : 70-06-20/00
KAVF18801-I Agentインスタンス設定の検証を終了します

使用例6

インスタンスが正しくセットアップされている場合のコマンド実行結果の例を次に示します。

(例:対象ストレージシステムがVSP G1000の場合で,コマンドデバイス,およびTCP/IP接続を使用してストレージシステムの情報を収集するとき)

jpctdchkinst -inst VSP_G1000_1
KAVF18800-I Agentインスタンス設定の検証を開始します (instance name=VSP_G1000_1)
[Instance parameters]
Storage Model : VSP 5000 series/VSP G1000 G1500 F1500/VSP/USP V/VSP Ex00 Fx00 Gx00/HUS VM
Command Device File Name : \\.\PhysicalDrive0
Unassigned Open Volume Monitoring : N
Mainframe Volume Monitoring : N
Storage IP Address or Host Name : VSP_G1000_1
Storage User ID : user
Java VM Heap Memory : 1GB
Details of storage model : VSP G1000 G1500 F1500
SVP Port No : 1099
Serial No : 492017
SVP HTTPS Port No : 443
[Check result]
KAVF18815-I コマンドデバイスを使用したパフォーマンスデータの収集の検証でエラーが見つかりませんでした
KAVF18816-I TCP/IP接続を使用したパフォーマンスデータの収集の検証でエラーが見つかりませんでした
[Monitored storage system information]
PRODUCT   : VSP G1000
SERIAL      : 10051
FIRMWARE : 70-06-20/00
KAVF18801-I Agentインスタンス設定の検証を終了します

使用例7

一部のインスタンスが正しくセットアップされている場合のコマンド実行結果の例を次に示します。

(例:対象ストレージシステムがVSP G1000の場合で,コマンドデバイス,およびTCP/IP接続を使用してストレージシステムの情報を収集する設定をしたが,コマンドデバイスを使用する設定だけが成功したとき)

jpctdchkinst -inst VSP_G1000_1
KAVF18800-I Agentインスタンス設定の検証を開始します (instance name=VSP_G1000_1)
[Instance parameters]
Storage Model : VSP 5000 series/VSP G1000 G1500 F1500/VSP/USP V/VSP Ex00 Fx00 Gx00/HUS VM
Command Device File Name : \\.\PhysicalDrive0
Unassigned Open Volume Monitoring : N
Mainframe Volume Monitoring : N
Storage IP Address or Host Name : VSP_G1000_1
Storage User ID : user
Java VM Heap Memory : 1GB
Details of storage model : VSP G1000 G1500 F1500
SVP Port No : 1099
Serial No : 492017
SVP HTTPS Port No : 443
[Check result]
KAVF18815-I コマンドデバイスを使用したパフォーマンスデータの収集の検証でエラーが見つかりませんでした
KAVF18818-E TCP/IP接続を使用したパフォーマンスデータの収集の検証でエラーが見つかりました
KAVF18822-E ストレージシステムへのログインに失敗しました。(user=user)
[Monitored storage system information]
PRODUCT   : VSP G1000
SERIAL      : 10051
FIRMWARE : 70-06-20/00
KAVF18801-I Agentインスタンス設定の検証を終了します

使用例8

一部のインスタンスが正しくセットアップされている場合のコマンド実行結果の例を次に示します。

(例:対象ストレージシステムがVSP G1000の場合で,コマンドデバイス,およびTCP/IP接続を使用してストレージシステムの情報を収集する設定をしたが,TCP/IP接続を使用する設定だけが成功したとき)

jpctdchkinst -inst VSP_G1000_1
KAVF18800-I Agentインスタンス設定の検証を開始します (instance name=VSP_G1000_1)
[Instance parameters]
Storage Model : VSP 5000 series/VSP G1000 G1500 F1500/VSP/USP V/VSP Ex00 Fx00 Gx00/HUS VM
Command Device File Name : \\.\PhysicalDrive0
Unassigned Open Volume Monitoring : N
Mainframe Volume Monitoring : N
Storage IP Address or Host Name : VSP_G1000_1
Storage User ID : user
Java VM Heap Memory : 1GB
Details of storage model : VSP G1000 G1500 F1500
SVP Port No : 1099
Serial No : 492017
SVP HTTPS Port No : 443
[Check result]
KAVF18817-E コマンドデバイスを使用したパフォーマンスデータの収集の検証でエラーが見つかりました
KAVF18851-E Agentインスタンス情報で設定されたデバイスへのアクセスに失敗しました (parameter name=Command Device File Name, parameter value=\\.\PhysicalDrive0)
KAVF18816-I TCP/IP接続を使用したパフォーマンスデータの収集の検証でエラーが見つかりませんでした
[Monitored storage system information]
PRODUCT   : VSP G1000
SERIAL      : 10051
FIRMWARE : 70-06-20/00
KAVF18801-I Agentインスタンス設定の検証を終了します

使用例9

インスタンスが正しくセットアップされていない場合のコマンド実行結果の例を次に示します。

(例:対象ストレージシステムがVSP G1000の場合で,コマンドデバイス,およびTCP/IP接続を使用してストレージシステムの情報を収集する設定をしたが,どちらの設定も失敗したとき)

jpctdchkinst -inst VSP_G1000_1
KAVF18800-I Agentインスタンス設定の検証を開始します (instance name=VSP_G1000_1)
[Instance parameters]
Storage Model : VSP 5000 series/VSP G1000 G1500 F1500/VSP/USP V/VSP Ex00 Fx00 Gx00/HUS VM
Command Device File Name : \\.\PhysicalDrive0
Unassigned Open Volume Monitoring : N
Mainframe Volume Monitoring : N
Storage IP Address or Host Name : VSP_G1000_1
Storage User ID : user
Java VM Heap Memory : 1GB
Details of storage model : VSP G1000 G1500 F1500
SVP Port No : 1099
Serial No : 492017
SVP HTTPS Port No : 443
[Check result]
KAVF18817-E コマンドデバイスを使用したパフォーマンスデータの収集の検証でエラーが見つかりました
KAVF18851-E Agentインスタンス情報で設定されたデバイスへのアクセスに失敗しました (parameter name=Command Device File Name, parameter value=\\.\PhysicalDrive0)
KAVF18818-E TCP/IP接続を使用したパフォーマンスデータの収集の検証でエラーが見つかりました
KAVF18822-E ストレージシステムへのログインに失敗しました。(user=user)
KAVF18801-I Agentインスタンス設定の検証を終了します

使用例10

インスタンスが正しくセットアップされていない場合のコマンド実行結果の例を次に示します。

(例:対象ストレージシステムがVSP G1000の場合で,コマンドデバイス,およびTCP/IP接続を使用してストレージシステムの情報を収集する設定をしたが,双方の設定で対象ストレージが異なっているとき)

jpctdchkinst -inst VSP_G1000_1
KAVF18800-I Agentインスタンス設定の検証を開始します (instance name=VSP_G1000_1)
[Instance parameters]
Storage Model : VSP 5000 series/VSP G1000 G1500 F1500/VSP/USP V/VSP Ex00 Fx00 Gx00/HUS VM
Command Device File Name : \\.\PhysicalDrive0
Unassigned Open Volume Monitoring : N
Mainframe Volume Monitoring : N
Storage IP Address or Host Name : VSP_G1000_1
Storage User ID : user
Java VM Heap Memory : 1GB
Details of storage model : VSP G1000 G1500 F1500
SVP Port No : 1099
Serial No : 492017
SVP HTTPS Port No : 443
[Check result]
KAVF18825-E コマンドデバイス接続先とTCP/IP接続先のストレージシステムが異なります
KAVF18801-I Agentインスタンス設定の検証を終了します

使用例11

インスタンスが正しくセットアップされていない場合のコマンド実行結果の例を次に示します。

(例:対象ストレージシステムがVSP G1000の場合で,PerformanceデータベースとしてStoreデータベースを使用しているときにTCP/IP接続を使用する設定をしているとき)

jpctdchkinst -inst VSP_G1000_1
KKAVF18800-I Agentインスタンス設定の検証を開始します (instance name=VSP_G1000_1)
[Instance parameters]
Storage Model : VSP 5000 series/VSP G1000 G1500 F1500/VSP/USP V/VSP Ex00 Fx00 Gx00/HUS VM
Storage IP Address or Host Name : VSP_G1000_1
Storage User ID : htmuser
Java VM Heap Memory : 2GB
Details of storage model : VSP G1000 G1500 F1500
SVP Port No : 1099
SVP HTTPS Port No : 443
[Check result]
KAVF18826-E TCP/IP接続を使用したパフォーマンスデータの収集はHybrid Storeを使用する場合のみ有効です
KAVF18801-I Agentインスタンス設定の検証を終了します

使用例12

インスタンスが正しくセットアップされていない場合のコマンド実行結果の例を次に示します。

(例:対象ストレージシステムがVSP G1000の場合で,PerformanceデータベースとしてStoreデータベースを使用しているときにコマンドデバイス,およびTCP/IP接続を使用してストレージシステムの情報を収集する設定をしているとき)

jpctdchkinst -inst VSP_G1000_1
KAVF18800-I Agentインスタンス設定の検証を開始します (instance name=HM700_2)
[Instance parameters]
Storage Model : VSP 5000 series/VSP G1000 G1500 F1500/VSP/USP V/VSP Ex00 Fx00 Gx00/HUS VM
Command Device File Name : \\.\PhysicalDrive0
Unassigned Open Volume Monitoring : N
Mainframe Volume Monitoring : N
Storage IP Address or Host Name : 10.197.73.216
Storage User ID : htmuser
Java VM Heap Memory : 2GB
Details of storage model : HUS VM
SVP Port No : 1099
SVP HTTPS Port No : 443
[Check result]
KAVF18826-E TCP/IP接続を使用したパフォーマンスデータの収集はHybrid Storeを使用する場合のみ有効です
KAVF18801-I Agentインスタンス設定の検証を終了します

監視対象ストレージシステムがHUS100 シリーズおよびHitachi AMS2000/AMS/WMS/SMS シリーズの場合の使用例を使用例13および使用例14に示します。

使用例13

インスタンスが正しくセットアップされている場合のコマンド実行結果の例を次に示します。

(例:対象ストレージシステムがHitachi AMS500の場合)

jpctdchkinst -inst AMS75010005
KAVF18800-I Agentインスタンス設定の検証を開始します (instance name=AMS75010005)
[Instance parameters]
Storage Model : HUS100/AMS
IP Address or Host Name (Controller 0) : 10.208.11.106
IP Address or Host Name (Controller 1) : 10.208.11.107
Array Unit Name : 
user ID : htmuser
Secure Port function? : N
[Check result]
KAVF18850-I Agentインスタンス情報の検証でエラーが見つかりませんでした
[Monitored storage system information]
PRODUCT  : SANRISE_AMS500
SERIAL   : 75010005
FIRMWARE : 0760/A
[Storage system performance monitoring settings]
Port      : Enable
RG/LU     : Enable
Cache     : Enable
Processor : Enable
Drive Opr : Enable
KAVF18801-I Agentインスタンス設定の検証を終了します

使用例14

セキュア通信を使用している場合に,対象ストレージシステムの「コントローラー0」との通信に失敗したときのコマンド実行例を次に示します。

(例:対象ストレージシステムがHitachi AMS500の場合)

jpctdchkinst -inst AMS75010012
KAVF18800-I Agentインスタンス設定の検証を開始します (instance name= AMS75010012)
[Instance parameters]
Storage Model : HUS100/AMS
IP Address or Host Name (Controller 0) : 10.208.11.106
IP Address or Host Name (Controller 1) : 10.208.11.107
Array Unit Name : 
user ID : htmuser
Secure Port function? : Y 
[Check result]
KAVF18856-E Agentインスタンスの設定値によるストレージシステムへのアクセスが失敗しました (parameter name= IP Address or Host Name (Controller0), parameter value=10.208.11.106, errno=60000)
KAVF18880-E考えられるエラー要因は以下のとおりです
-IPアドレスまたはホスト名が間違っている
-ストレージシステムでセキュアポート機能がサポートされていない
-ストレージシステムが起動していない
-通信エラー
-ターゲットポート番号が間違っている
KAVF18801-I Agentインスタンス設定の検証を終了します

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