Tuning Manager - Agents
File System Configuration(PD_FSC)レコードには,ファイルシステムと論理デバイスのマッピング構成情報を示すパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
- 注意
- HTM - Storage Mapping Agentは,サーバ側の構成情報をディスクデバイスごとに収集します。論理デバイスのスライスまたはパーティションごとには収集できません。
スライスまたはパーティション単位に分割した論理デバイスは,すべて同じディスクグループ(ZFSプール)またはボリュームで管理してください。Disk Group NameフィールドまたはVolume Nameフィールドは,論理デバイスに対して1つのディスクグループ(ZFSプール)またはボリュームだけを表示します。- Windowsの場合,AドライブおよびBドライブの情報は収集できません。
- Windowsの場合,ボリュームのマウントポイントであるNTFSフォルダ内の下位フォルダに,さらにボリュームのマウントポイントであるNTFSフォルダが存在するとき,その下位フォルダのマウントポイントに関する情報は収集できません。
- Windowsの場合,HTM - Storage Mapping Agentは,ドライブレターが割り当てられているボリュームを監視します。ドライブレターが割り当てられていないボリュームの監視はサポートしていません。
- AIXの場合,VSCSIデバイスの情報は,Device Name,Disk Group NameおよびFile System Nameフィールドの値だけ収集できます。
- HTM - Storage Mapping Agentは,ボリュームに仮想IDが設定されている場合でも,物理IDの情報を収集します。
- VMware Fault Toleranceを使用している場合,コマンドデバイス経由でパフォーマンスデータを取得できません。
項目 デフォルト値 変更可否 Collection Interval 3600 × Collection Offset 0 × Log Yes × LOGIF 空白 ×
- PD_FSC_DEVICE_NAME
- PD_FSC_FILE_SYSTEM_NAME
- PD_FSC_PORT_ID
- PD_FSC_LDEV_NUMBER
- PD_FSC_SERIAL_NUMBER
- PD_FSC_UNIT_ID
- PD_FSC_VOLUME_NAME
ストレージシステムの環境構築から構成変更まで。
- 固定部:677バイト
- 可変部:1,970バイト
PFM - View名
(PFM - Manager名)説明 要約 形式 デルタ サポートOS サポートストレージ データソース ミッドレンジ エンタープライズ Device Name
(DEVICE_NAME)Windowsの場合:
ディスク番号。
UNIXの場合:
デバイススペシャルファイル名またはインスタンス名。- string(128) No Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Windows○ ○ - Disk Group Name※1
(DISK_GROUP_NAME)VxVMまたはOSの機能によって構成されるディスクグループの名称。
デバイスがZFSプールを構成している場合,ZFSプールの名称。- string(64) No Solaris
HP-UX
AIX
Linux○ ○ - File System Name※2
(FILE_SYSTEM_NAME)ファイルシステムマウントポイント。 - string(1024) No Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Windows○ ○ - Interval
(INTERVAL)情報が収集されたインターバルの秒数。 - ulong No Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Windows○ ○ - LDEV Number※3
(LDEV_NUMBER)論理デバイス番号。 - string(16) No Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Windows○ ○ - LU Number
(LU_NUMBER)ホスト側の論理ユニット番号(LUN)。 - word No Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Windows○ ○ - Node WWN※3,※4,※5,※6,※7
(NODE_WWN)ホスト側ノードのWorld Wide Name(WWN)。 - string(32) No Solaris
HP-UX
AIX※8
Linux
Windows○ ○ - P/S Volume※3,※9
(P_PAR_S_VOLUME)Primary Volume,またはSecondary Volumeの区別。ホットスタンバイなどでペアとなったボリュームの実行系/待機系を示す。 - string(64) No Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Windows- ○ - Port ID※3,※4
(PORT_ID)ストレージシステムのポート番号。 - string(8) No Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Windows○ ○ - Port Name※3,※4
(PORT_NAME)ストレージシステムのポート名。 - string(64) No Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Windows○ ○ - Port WWN※3,※4,※5,※6,※7
(PORT_WWN)ホスト側ポートのWorld Wide Name(WWN)。 - string(32) No Solaris
HP-UX
AIX※8
Linux
Windows○ ○ - Product ID
(PRODUCT_ID)予約フィールドのため使用できない。 Product Name※3
(PRODUCT_NAME)ストレージシステムのプロダクト名。 - string(64) No Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Windows○※10 ○※21 - RAID Group Number※3,※11
(RAID_GROUP_NUMBER)論理デバイスのパリティグループ番号。※12 - string(64) No Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Windows○ ○ - RAID ID
(RAID_ID)予約フィールドのため使用できない。 RAID Level※3,※11
(RAID_LEVEL)論理デバイスのRAIDレベル。※13 - unsigned char No Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Windows○ ○ - Record Time
(RECORD_TIME)レコードが記録されたグリニッジ標準時。 - time_t No Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Windows○ ○ - Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)レコードタイプ識別子。常に「FSC」。 - string(8) No Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Windows○ ○ - Serial Number※3
(SERIAL_NUMBER)ストレージシステムのシリアル番号。 - string(32) No Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Windows○※14 ○ - Target ID
(TARGET_ID)ホスト側ターゲットID。 - word No Solaris※15
HP-UX※16
Linux
Windows○ ○ - Unit ID
(UNIT_ID)予約フィールドのため使用できない。 Vendor ID※3
(VENDOR_ID)ストレージシステムのベンダー名。 - string(64) No Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Windows○ ○ - Virtual LDEV Number※3
(VIRTUAL_LDEV_NUMBER)論理デバイスが所属する仮想化された論理デバイス番号 - string(16) No Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Windows- ○※17,※18 - Virtual Product Name※3
(VIRTUAL_PRODUCT_NAME)論理デバイスが所属する仮想ストレージマシンの製品名称※20 - string(64) No Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Windows- ○※17,※18,※19 - Virtual Serial Number※3
(VIRTUAL_SERIAL_NUMBER)論理デバイスが所属する仮想ストレージマシンのシリアル番号(10進数表記) - string(32) No Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Windows- ○※17,※18 - Volume Name
(VOLUME_NAME)VxVMの機能によって構成されるボリュームの名称。 - string(64) No Solaris ○ ○ -
- 注※1
- ディスクグループ名またはZFSプール名が64バイト以上の場合,フィールドには63バイトまでの値が表示されます。
- 注※2
- Windows Server 2012のStorage Pool機能を使用して作成されたデバイスの場合,このフィールドにドライブレターを表示できません。
- 注※3
- VMware ESXiのゲストOS上では,rawデバイスの設定をしたボリューム以外の場合は,このフィールドのストレージ情報は表示されません。
- 注※4
- 次のパス管理プログラムを使用してパス管理をする環境の場合,このフィールドにはレコード収集時にアクセスした情報が格納されます。
- Windows版のHitachi Dynamic Link Manager
- AIX版のHitachi Dynamic Link Manager EX
- HP-UX版,Solaris版またはAIX版のMPIO
- 注※5
- Virtageの仮想化サーバでLPARマイグレーション(コンカレントメンテナンス)を実施中の場合,このフィールドの値が一時的に仮のWWNとなることがあります。
- 注※6
- Hyper-Vの仮想化サーバでライブマイグレーションを実施すると,このフィールドの値は,仮想FCに設定されたセットAのWWNからセットBのWWNの値に変わります。
- 注※7
- VMware ESXiで構築された仮想環境で,NPIVを使用して仮想マシンに仮想WWNを割り当てている場合,フィールドの値は物理WWNの値となります。
- 注※8
- PowerVMで構築された仮想環境で,NPIVを使用して仮想FCデバイスを接続している場合,フィールドの値は仮想WWNの値となります。
- 注※9
- VMware ESXiで構築された仮想環境で,ペアボリュームを変更した場合,フィールドの値はペアボリュームを変更する前のままとなります。ホストOSを再起動すると,フィールドの値が更新されます。
- 注※10
- ストレージシステムがBR50,BR150,BR1600シリーズおよびBR1650シリーズの場合,Product Nameフィールドの値は次のとおりになります。
- BR50の場合:SANRISE_WMS100
- BR150の場合:SANRISE_AMS200
- BR1600およびBR1600Eの場合:AMS2100
- BR1600Sの場合:AMS2010
- BR1650Eの場合:HUS130
- BR1650Sの場合:HUS110
- 注※11
- VMware ESXiで構築された仮想環境で,論理デバイスをマイグレーションした場合,フィールドの値はマイグレーションする前のままとなります。ホストOSを再起動すると,フィールドの値が更新されます。
- 注※12
- 論理デバイスが外部接続LDEVまたはDynamic ProvisioningのV-VOLの場合,RAID Group Numberフィールドの値は,次のとおりになります。
- 論理デバイスが外部接続LDEVの場合
外部接続LDEV定義時に設定したグループ番号- ストレージシステムがHUS100シリーズ,Hitachi AMS2000シリーズ,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,VSP E990,HUS VM,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,Virtual Storage PlatformシリーズまたはUniversal Storage Platform V/VMシリーズで,論理デバイスがDynamic ProvisioningのV-VOLである場合
Dynamic ProvisioningのプールのPool ID
- 注※13
- 論理デバイスが外部接続LDEVの場合,RAID Levelフィールドの値は,常に16となります。
- 論理デバイスがDynamic ProvisioningのV-VOLである場合,RAID Levelフィールドの値は,常に18となります。
- 注※14
- 監視対象のストレージシステムがHitachi SMSシリーズの場合,Serial Numberフィールドの値はアレイIDとなります。アレイIDの詳細については,Hitachi SMSシリーズのマニュアルを参照してください。
- 注※15
- Solarisの場合,次の環境ではTarget IDフィールドの情報を収集できません。
- Solaris純正のHBAを使用して,ファブリックのストレージシステムに接続する環境
- MPIOで構成されたマルチパス環境
- 注※16
- HP-UXの場合,Target IDフィールドの値は,常に0となります。
- 注※17
- HUS VM,Virtual Storage Platformシリーズ,Universal Storage Platform V/VMシリーズ,Hitachi USP,およびSANRISE Hシリーズでは値を取得できません。
- 注※18
- 論理デバイスが次のどちらかの状態の場合,値が入ります。
- 仮想ストレージマシンに所属している
- global-active deviceのコピーペアを構成している
- 上記以外の場合,NULLになります。
- 注※19
- 仮想ストレージがVSP F400,F600,F800の場合,値はVSP G400,G600,G800になります。 例えば,仮想ストレージがVSP F400の場合,値はVSP G400になります。
- 注※20
- 仮想ストレージマシンがVSP G1000の場合,v8.5以降,Virtual Product Nameフィールドの値はVSP G1000 G1500 F1500になります。
- 注※21
- WindowsホストでVSP 5000シリーズおよびVSP E990のglobal-active device(GAD)構成のディスクを使用している場合,Product Nameフィールドの値はプロダクト名ではなくシリーズ名になることがあります。
- VSP 5000シリーズの場合:VSP 5000 series
- VSP E990の場合:VSP Ex00
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