Tuning Manager - Agents

17.7.42 Virtual Volume Configuration（PD_VVC）

機能

Virtual Volume Configuration（PD_VVC）レコードには，Dynamic ProvisioningのV-VOLの稼働状況を示すパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは，複数インスタンスレコードです。

注

Copy-on-Write SnapshotのV-VOL，Thin ImageのV-VOLおよびDynamic Provisioningのプールに関連づけられていないV-VOLの情報は収集しません。

Dynamic ProvisioningのV-VOLが所属しているDynamic Provisioningのプールが閉そくしている場合，HTM - Agent for RAIDはV-VOLの情報を収集しません。ただし，Dynamic Provisioningのプールの容量の使用率が100％になっているためにDynamic Provisioningのプールが閉そくしている場合だけは，V-VOLの情報を収集します。

HTM - Agent for RAIDがSLPR制限モードで起動している場合，HTM - Agent for RAIDは監視対象SLPRに所属するV-VOLの情報だけを収集します。

デフォルト値および変更できる値

項目デフォルト値変更可否

Collection Interval 21600 ○^※

Collection Offset 0 ×

Log Yes ○

LOGIF 空白 ×

注※

変更できる値は3,600～86,400のうち3,600の倍数かつ86,400の約数です。

ODBCキーフィールド

PD_VVC_LDEV_NUMBER

ライフタイム

Dynamic ProvisioningのV-VOLの設定から解除まで。

レコードサイズ

固定部：681バイト

可変部：129バイト

フィールド

PFM - View名
（PFM - Manager名）
説明要約形式デルタサポートストレージデータソース

ミッドレンジエンタープライズ^※1

Attribute（ATTRIBUTE）ページ予約属性の有効無効状態，およびデータダイレクトマップの有効無効状態を示す属性。

ページ予約属性が有効の場合
Full Allocation

データダイレクトマップが有効の場合
Data Direct Mapping

ページ予約属性およびデータダイレクトマップが無効の場合，およびページ予約属性およびデータダイレクトマップをサポートしていないストレージシステムの場合
（空文字列）

－ string(20) No － ○^※2 －

Collection Time（COLLECTION_TIME）ストレージシステムからデータが収集されたグリニッジ標準時。－ time_t No ○^※3 ○ －

Data Saving（DATA_SAVING）ボリュームに対する容量削減機能（dedupe and compression）の設定内容
0x00：圧縮機能と重複排除機能が無効
0x02：圧縮機能が有効
0x03：圧縮機能と重複排除機能が有効
－ unsigned char No － ○^※2 －

Deduplication Mode（DEDUP_MODE）容量削減モードの設定内容
Inline：インライン方式でデータを削減
Post-process：ポストプロセス方式でデータを削減
“”：この機能が未サポート
－ string(32) No － ○^※2 －

Free Capacity（FREE_CAPACITY） V-VOLの空き容量（メガバイト単位）。^※4，※5 － double No ○^※3 ○ VIRTUAL_VOLUME_CAPACITY - USED_CAPACITY

Interval（INTERVAL）情報が収集されたインターバルの秒数。－ ulong No ○^※3 ○ －

LDEV Number（LDEV_NUMBER） V-VOLの論理デバイス番号。－ string(16) No ○^※3 ○ －

Pool Free Capacity %（POOL_FREE_CAPACITY_RATE） V-VOLの空き容量に対する，そのV-VOLが所属するDynamic Provisioningのプールの空き容量の割合。^※4，※6
V-VOLの空き容量が小さいとき，このフィールドの値は極端に大きくなる場合がある。
例：
Dynamic Provisioningのプールの空き容量が100GBで，V-VOLの空き容量が10GBであるとき，このフィールドの値は1000%となる。
－ double No ○^※3 ○ (PD_PLC_FREE_CAPACITY / PD_VVC_FREE_CAPACITY) * 100

Pool ID（POOL_ID） V-VOLが所属するDynamic ProvisioningのプールのPool ID。－ string(8) No ○^※3 ○ －

Record Time
（RECORD_TIME）
レコードが記録されたグリニッジ標準時。－ time_t No ○^※3 ○ －

Record Type（INPUT_RECORD_TYPE）レコードタイプ識別子。常に「VVC」。－ string(8) No ○^※3 ○ －

Reserved Capacity（RESERVED_CAPACITY）仮想ボリュームの予約ページ容量（メガバイト単位）。－ double No － ○^※2 －

Threshold
（THRESHOLD）
V-VOLの空き容量に対する，そのV-VOLが所属するDynamic Provisioningのプールの空き容量の割合（Pool Free Capacity %フィールドの値）に対して設定されているしきい値（%）。
この値は，Storage Navigator で設定する。
－ float No － ○ －

Usage %（USAGE_RATE） V-VOLの仮想容量のうち，使用されている実用量の割合。すなわち，V-VOLの容量の使用率。^※4，※7
プール領域を予約している場合，予約ページ容量も含めた割合になる。
－ float No ○^※3 ○ (USED_CAPACITY / VIRTUAL_VOLUME_CAPACITY) * 100

Used Capacity（USED_CAPACITY） V-VOLで使用されている実容量（メガバイト単位）。^※4
プール領域を予約にしている場合，予約ページ容量も含めた値になる。
－ double No ○^※3 ○ －

Virtual Volume Capacity（VIRTUAL_VOLUME_CAPACITY） V-VOLの仮想容量（メガバイト単位）。^※4 － double No ○^※3 ○^※8 －

注※1

Hitachi USP，SANRISE Hシリーズでは値を取得できません。

注※2

HUS VM，Virtual Storage Platform シリーズ，Universal Storage Platform V/VM シリーズ，Hitachi USP，およびSANRISE Hシリーズでは値を取得できません。

注※3

Hitachi SMSシリーズおよびHitachi AMS/WMSシリーズでは値を取得できません。

注※4

ストレージシステムで管理されている容量情報であるため，ホストから認識できるデバイスの容量情報と完全には一致しない値となります。

注※5

HUS100シリーズおよびHitachi AMS2000 シリーズで，Dynamic Provisioning のV-VOL を全容量割当モードで作成した場合，フィールドの値は常に0となります。

注※6

HUS100シリーズおよびHitachi AMS2000 シリーズで，Dynamic Provisioning のV-VOL を全容量割当モードで作成した場合，V-VOL の容量の使用率が100%となります。そのため，全容量割当モードで作成したV-VOLの容量の分だけプールの空き容量が減少します。

注※7

HUS100シリーズおよびHitachi AMS2000 シリーズで，Dynamic Provisioning のV-VOL を全容量割当モードで作成した場合，フィールドの値は常に100となります。

注※8

実際の割り当て値であるため，Storage Navigatorでの設定値と完全には一致しない値となります。

項目	デフォルト値	変更可否
Collection Interval	21600	○^※
Collection Offset	0	×
Log	Yes	○
LOGIF	空白	×

PFM - View名（PFM - Manager名）	説明	要約	形式	デルタ	サポートストレージ	データソース
ミッドレンジ	エンタープライズ^※1
Attribute（ATTRIBUTE）	ページ予約属性の有効無効状態，およびデータダイレクトマップの有効無効状態を示す属性。ページ予約属性が有効の場合 Full Allocation データダイレクトマップが有効の場合 Data Direct Mapping ページ予約属性およびデータダイレクトマップが無効の場合，およびページ予約属性およびデータダイレクトマップをサポートしていないストレージシステムの場合（空文字列）	－	string(20)	No	－	○^※2	－
Collection Time（COLLECTION_TIME）	ストレージシステムからデータが収集されたグリニッジ標準時。	－	time_t	No	○^※3	○	－
Data Saving（DATA_SAVING）	ボリュームに対する容量削減機能（dedupe and compression）の設定内容 0x00：圧縮機能と重複排除機能が無効 0x02：圧縮機能が有効 0x03：圧縮機能と重複排除機能が有効	－	unsigned char	No	－	○^※2	－
Deduplication Mode（DEDUP_MODE）	容量削減モードの設定内容 Inline：インライン方式でデータを削減 Post-process：ポストプロセス方式でデータを削減 “”：この機能が未サポート	－	string(32)	No	－	○^※2	－
Free Capacity（FREE_CAPACITY）	V-VOLの空き容量（メガバイト単位）。^※4，※5	－	double	No	○^※3	○	VIRTUAL_VOLUME_CAPACITY - USED_CAPACITY
Interval（INTERVAL）	情報が収集されたインターバルの秒数。	－	ulong	No	○^※3	○	－
LDEV Number（LDEV_NUMBER）	V-VOLの論理デバイス番号。	－	string(16)	No	○^※3	○	－
Pool Free Capacity %（POOL_FREE_CAPACITY_RATE）	V-VOLの空き容量に対する，そのV-VOLが所属するDynamic Provisioningのプールの空き容量の割合。^※4，※6 V-VOLの空き容量が小さいとき，このフィールドの値は極端に大きくなる場合がある。例： Dynamic Provisioningのプールの空き容量が100GBで，V-VOLの空き容量が10GBであるとき，このフィールドの値は1000%となる。	－	double	No	○^※3	○	(PD_PLC_FREE_CAPACITY / PD_VVC_FREE_CAPACITY) * 100
Pool ID（POOL_ID）	V-VOLが所属するDynamic ProvisioningのプールのPool ID。	－	string(8)	No	○^※3	○	－
Record Time （RECORD_TIME）	レコードが記録されたグリニッジ標準時。	－	time_t	No	○^※3	○	－
Record Type（INPUT_RECORD_TYPE）	レコードタイプ識別子。常に「VVC」。	－	string(8)	No	○^※3	○	－
Reserved Capacity（RESERVED_CAPACITY）	仮想ボリュームの予約ページ容量（メガバイト単位）。	－	double	No	－	○^※2	－
Threshold （THRESHOLD）	V-VOLの空き容量に対する，そのV-VOLが所属するDynamic Provisioningのプールの空き容量の割合（Pool Free Capacity %フィールドの値）に対して設定されているしきい値（%）。この値は，Storage Navigator で設定する。	－	float	No	－	○	－
Usage %（USAGE_RATE）	V-VOLの仮想容量のうち，使用されている実用量の割合。すなわち，V-VOLの容量の使用率。^※4，※7 プール領域を予約している場合，予約ページ容量も含めた割合になる。	－	float	No	○^※3	○	(USED_CAPACITY / VIRTUAL_VOLUME_CAPACITY) * 100
Used Capacity（USED_CAPACITY）	V-VOLで使用されている実容量（メガバイト単位）。^※4 プール領域を予約にしている場合，予約ページ容量も含めた値になる。	－	double	No	○^※3	○	－
Virtual Volume Capacity（VIRTUAL_VOLUME_CAPACITY）	V-VOLの仮想容量（メガバイト単位）。^※4	－	double	No	○^※3	○^※8	－

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