Tuning Manager - Agents

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17.7.8 LDEV Summary - Extended(PI_LDE)

機能

LDEV Summary - Extended(PI_LDE)レコードには,論理デバイスに対するランダム/シーケンシャルの読み取り/書き込み処理の実行状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。

  • HTM - Agent for RAIDがSLPR制限モードで起動している場合,監視対象SLPRに所属する論理デバイスの情報だけを収集します。
  • 監視対象ストレージシステムがVSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,VSP E990,HUS VM,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,Virtual Storage PlatformシリーズおよびUniversal Storage Platform V/VMシリーズの場合,論理デバイス番号が00:00:00から00:3F:FFまでの論理デバイスの情報だけを収集します。

デフォルト値および変更できる値

項目 デフォルト値 変更可否
Log Yes
LOGIF 空白 ×
Sync Collection With Interval Records, PI_LDS ×

ODBCキーフィールド

PI_LDE_LDEV_NUMBER

ライフタイム

論理デバイスの設定から解除まで。

レコードサイズ

フィールド

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明 要約 形式 デルタ サポートストレージ データソース
ミッドレンジ エンタープライズ
Busy %
(BUSY_RATE)
論理デバイスの利用率(%)。※13 % float No ※1,※2,※3,※4
Interval
(INTERVAL)
情報が収集されたインターバルの秒数。 ADD ulong No ※1,※5
LDEV Number
(LDEV_NUMBER)
論理デバイス番号。※6 COPY string(16) No ※1,※5
Max Busy %
(MAX_BUSY_RATE)
論理デバイスの利用率(%)。なお,上位区分に要約されるときは,平均値ではなく,最大値が格納される。※13 HI float No ※1,※2,※3,※4 BUSY_RATE
Random Read I/O /sec
(RANDOM_READ_IO_RATE)
ランダム読み取り処理の頻度(1秒当たりの回数)。 % float No ※1,※5
Random Read Xfer /sec(RANDOM_READ_XFER_RATE) ランダム読み取り処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。 % float No ※1,※5 ※7
Random Write I/O /sec
(RANDOM_WRITE_IO_RATE)
ランダム書き込み処理の頻度(1秒当たりの回数)。 % float No ※1,※5
Random Write Xfer /sec
(RANDOM_WRITE_XFER_RATE)
ランダム書き込み処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。 % float No ※1,※5 ※7
Record Time
(RECORD_TIME)
ストレージシステムからデータが収集され,レコードが生成された時刻(グリニッジ標準時)。 COPY time_t No ※1,※5
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
レコードタイプ識別子。常に「LDE」。 COPY string(8) No ※1,※5
Sequential Read I/O /sec
(SEQUENTIAL_READ_IO_RATE)
シーケンシャル読み取り処理の頻度(1秒当たりの回数)。 % float No ※1,※5
Sequential Read Xfer /sec
(SEQUENTIAL_READ_XFER_RATE)
シーケンシャル読み取り処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。 % float No ※1,※5 ※7
Sequential Write I/O /sec
(SEQUENTIAL_WRITE_IO_RATE)
シーケンシャル書き込み処理の頻度(1秒当たりの回数)。 % float No ※1,※5
Sequential Write Xfer /sec
(SEQUENTIAL_WRITE_XFER_RATE)
シーケンシャル書き込み処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。 % float No ※1,※5 ※7
Virtual DKC Name
(VIRTUAL_DKC_NAME)
論理デバイスが所属する仮想ストレージマシンの製品名称。※14 COPY string(32) No ※8,※9,※10,※11
Virtual LDEV Number
(VIRTUAL_LDEV_NUMBER)
論理デバイスが所属する仮想化された論理デバイス番号。 COPY string(16) No ※8,※9,※12
Virtual Serial Number
(VIRTUAL_SERIAL_NUMBER)
論理デバイスが所属する仮想ストレージマシンのシリアル番号。 COPY string(32) No ※8,※9,※10

注※1
次のストレージシステムの場合,監視対象のストレージシステムで性能統計情報を採取する設定をしているときだけ,値が取得できます。
  • HUS100シリーズ
  • Hitachi SMSシリーズ
  • Hitachi AMS2000シリーズ
  • Hitachi USP
  • SANRISE Hシリーズ

注※2
論理デバイスが外部接続LDEVである場合は,常に0となります。

注※3
次のストレージシステムの場合,論理デバイスがCopy-on-Write Snapshot/Thin ImageのV-VOLであるときは,常に0となります。
  • VSP E990
  • VSP Gx00モデル
  • VSP Fx00モデル
  • HUS VM
  • VSP 5000シリーズ
  • VSP G1000
  • VSP G1500
  • VSP F1500
  • Virtual Storage Platformシリーズ
  • Universal Storage Platform V/VMシリーズ
  • Hitachi USP
  • H10000
  • H12000

注※4
次のストレージシステムの場合,論理デバイスがDynamic ProvisioningのV-VOLであるときは,常に0となります。
  • VSP E990
  • VSP Gx00モデル
  • VSP Fx00モデル
  • HUS VM
  • VSP 5000シリーズ
  • VSP G1000
  • VSP G1500
  • VSP F1500
  • Virtual Storage Platformシリーズ
  • Universal Storage Platform V/VMシリーズ

注※5
Hitachi AMS/WMSシリーズでは値を取得できません。

注※6
論理デバイスがLUSEを構成する論理デバイスである場合,LDEV_NUMBERは次の値になります。
  • HUS100シリーズ,Hitachi SMSシリーズ,またはHitachi AMS2000シリーズの場合
    メイン論理ユニットの論理デバイス番号
  • HUS VM,Virtual Storage Platform シリーズ,Universal Storage Platform V/VM シリーズ,Hitachi USP,またはSANRISE H シリーズの場合
    LUSEの先頭論理デバイスの論理デバイス番号
各性能情報フィールドにはLUSEを構成する論理デバイス群全体に対するランダム/シーケンシャルの読み取り/書き取り処理の統計情報が格納されます。LUSEを構成する各論理デバイスについてのレコードは生成されません。ただし,外部接続された論理デバイス,Copy-on-Write Snapshot/Thin ImageのV-VOL,またはDynamic ProvisioningのV-VOLで構成されるLUSEにLUパスが設定されていない場合,LUSEとして認識されないで,個別の論理デバイスごとにレコードが生成されます。

注※7
メインフレーム用のエミュレーションタイプが設定された論理デバイスの場合はサポートしません。

注※8
論理デバイスが仮想ストレージマシンに所属していない場合,NULLになります。

注※9
HUS VM,Virtual Storage Platformシリーズ,Universal Storage Platform V/VMシリーズ,Hitachi USP,およびSANRISE Hシリーズでは値を取得できません。

注※10
global-active deviceのコピーペアを構成する論理デバイスを仮想化しない場合は,NULLになります。

注※11
仮想ストレージがVSP F400,F600,F800の場合,値はVSP G400,G600,G800になります。 例えば,仮想ストレージがVSP F400の場合,値はVSP G400になります。

注※12
論理デバイスが次のどちらかの状態の場合は,NULLになります。
  • global-active deviceのコピーペアを構成する論理デバイスを仮想化しない
  • 仮想化された論理デバイス番号が設定されていない

注※13
VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,VSP E990以前のストレージシステムでフラッシュドライブ(FMD,FMC,およびSSD)を搭載している場合,フラッシュドライブの負荷状況に関係なく,フラッシュドライブのパリティグループの利用率の値が高く表示されることがあります。
上記以前のストレージシステムでは,フラッシュドライブのパリティグループの利用率の値を参照しないでください。

注※14
仮想ストレージマシンがVSP G1000の場合,v8.5以降,Virtual DKC Nameフィールドの値はVSP G1000 G1500 F1500になります。

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