Tuning Manager - Agents
ここでは,レポートの記載形式を示します。レポートは,アルファベット順に記載しています。記載形式を次に示します。
ソリューションセットのレポート名を示します。レポート名の末尾に(6.0)などの番号が付加されている場合,その番号はレポートが使用しているデータモデルのバージョン番号を示します。この場合,その番号以降のデータモデルバージョンを持つAgent でなければ,そのレポートを使用できないことを表します。データモデルバージョンについては,「M.1 製品のバージョンとデータモデルまたはアラームテーブルのバージョン互換」を参照してください。
レポート名に「(Multi-Agent)」が含まれるレポートは,複数のインスタンスについて情報を表示するレポートです。
レポート名に「(Multi-Agent)」が含まれないレポートは,単数のインスタンスについて情報を表示 するレポートです。
このレポートで表示できる情報の概要について説明します。
このレポートの格納先を示します。
このレポートで使用するパフォーマンスデータが格納されているレコードを示します。履歴レポートを表示するためには,この欄に示すレコードを収集するように,あらかじめ設定しておく必要があります。レポートを表示する前に,Performance Reporterの[エージェント階層]画面でエージェントのプロパティを表示して,このレコードが「Log = Yes」に設定されているか確認してください。リアルタイムレポートの場合,設定する必要はありません。
- 注意
- レポートに表示するレコードの最大数は,あらかじめ設定されています。最大数の変更方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager ユーザーズガイド」のレポートのカスタマイズについて説明している章を参照してください。
このレポートで使用するレコードのフィールドについて,表で説明します。
- HTM - Agent for RAID使用時の注意
- ストレージシステムのマイクロコードバージョンによっては,フィールドの値を取得できないことがあります。
このレポートに関連づけられた,ソリューションセットのレポートを表で説明します。このドリルダウンレポートを表示するには,Performance Reporterのレポートウィンドウのドリルダウンレポートドロップダウンリストから,該当するドリルダウンレポート名を選択し,[レポートの表示]をクリックしてください。なお,レポートによってドリルダウンレポートを持つものと持たないものがあります。
このレポートのフィールドに関連づけられた,ソリューションセットのレポートを表で説明します。このドリルダウンレポートを表示するには,Performance Reporterのレポートウィンドウに表示されているレポートのグラフまたはレポートウィンドウ下部に表示されているフィールド名をクリックしてください。履歴レポートの場合,レポート中の青色で表示されている時間をクリックすることで,より詳細な時間間隔でレポートを表示できます。なお,レポートによってドリルダウンレポートを持つものと持たないものがあります。
このレポートで指定できるフィルター条件式と使い方について説明します。表示するレポートのフィルター条件を指定することで,表示内容の範囲を絞れます。
フィルターの条件式とその使い方の例を次に示します。
項目 説明 使い方 フィールド フィルター条件の対象となるレコードのフィールドを示します。
(例)Avg I/O /sec,Pool ID,Tier Type- 条件式 フィルター条件式を示します。 フィルター条件式の使い方を示します。 (例) (例) (Pool ID = "*"
OR Pool ID = "x"
OR Pool ID = "x"
OR Pool ID = "x")Pool IDが指定した値と等しいレコードが表示されます。Pool IDは最大4個まで指定できです。※1
なお,Pool IDを指定する場合,必ず上の条件式から使用してください。AND Pool ID >= ". Enter first pool ID here."
AND Pool ID <= "z Enter last pool ID here."Pool IDが指定した値の範囲内のレコードが表示されます。※2 AND Tier Type <> "_Total" 指定できません。
Tier Typeが"_Total"でないレコードが表示されます。AND Avg I/O /sec > -1.000 Avg I/O /secが指定した値より大きいレコードが表示されます。
- 注意
- Pool IDの指定(※1)とPool IDの範囲指定(※2)に矛盾がある場合,表示されるレコードは0件になります。
- 斜体で示している部分は,ユーザーが値を変更できることを示しています。 値を変更しない場合,全レコードが表示されます。
なお,レポートによってフィルターを持つものと持たないものがあります。
この章でのストレージシステムの表記
ストレージシステムを分類するため,この章では「ミッドレンジストレージ」,「エンタープライズストレージ」の総称を使用しています。それぞれに属するストレージシステムを次に示します。
- ミッドレンジストレージ
HUS100 シリーズ
Hitachi SMS シリーズ
Hitachi AMS2000 シリーズ
Hitachi AMS/WMS シリーズ
- エンタープライズストレージ
VSP E990※1
VSP Gx00モデル※1
VSP Fx00モデル※1
HUS VM※1
VSP 5000シリーズ※2
VSP G1000
VSP G1500※2
VSP F1500※2
Virtual Storage Platform シリーズ
Universal Storage Platform V/VM シリーズ
Hitachi USP
SANRISE H シリーズ
- 注※1
- このマニュアルでは,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,VSP E990およびHUS VMをエンタープライズストレージに含めます。
- 注※2
- VSP 5000シリーズ,VSP G1500またはVSP F1500のレポートを表示したい場合,VSP G1000のレポートを選択してください。VSP G1000 のレポートは,VSP 5000シリーズ,VSP G1500 およびVSP F1500 も表示対象に含みます。
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