Tuning Manager - Agents
ここでは,HTM - Storage Mapping Agentをアンインストールする前に確認しておくことを説明します。
- この項の構成
- (1) アンインストールに必要なOSユーザー権限に関する注意事項
- (2) ネットワークに関する注意事項
- (3) プログラムに関する注意事項
- (4) Tuning Manager serverホストでのサービスに関する注意事項
- (5) セキュリティ関連プログラムに関する注意事項
- (6) その他の注意事項
- (7) クラスタシステムでのアンインストールについて
- (8) 仮想化システムでのアンインストールについて
(1) アンインストールに必要なOSユーザー権限に関する注意事項
PFM - Agentをアンインストールするときは,必ず,rootユーザー権限を持つアカウントで実行してください。
Performance Managementプログラムをアンインストールしても,servicesファイルに定義されたポート番号は削除されません。アンインストール前に,jpcconf port define(jpcnsconfig port)コマンドでポート番号の設定を解除してください。
- 次のどれかの状態でHTM - Storage Mapping Agentをアンインストールすると,ファイルやディレクトリが残ることがあります。この場合は,手動で/opt/jp1pc/agteディレクトリ以下を削除してください。
- Performance Managementのプログラムおよびサービスや,Performance Managementのファイルを参照するような他プログラムが起動している場合
- カレントディレクトリが/opt/jp1pcディレクトリ下にある場合
- /opt/jp1pcディレクトリにリンクを張り,Performance ManagementおよびTuning Managerシリーズをインストールした場合
- 同一ホストにPFM - BaseとPFM - Agentがインストールされている場合,PFM - AgentをアンインストールしないとPFM - Baseをアンインストールできません。この場合,PFM - Agent,PFM - Baseの順にアンインストールしてください。また,PFM - ManagerとPFM - Agentがインストールされているホストの場合も同様に,PFM - ManagerのアンインストールはPFM - Agentをアンインストールしないと実行できません。この場合,PFM - Agent,PFM - Managerの順にアンインストールしてください。
(4) Tuning Manager serverホストでのサービスに関する注意事項
HTM - Storage Mapping Agentをアンインストールすると,jpctool service list(jpcctrl list)コマンドではサービスの情報は表示されなくなります。ただし,Tuning Manager serverが保持する情報は削除されないため,Performance Reporterではサービスの情報が表示されます。Tuning Manager serverホストでjpctool service delete(jpcctrl delete)コマンドを実行し,サービスの情報を削除したあと,PFM - ManagerおよびPerformance Reporterを再起動してください。
次にjpctool service delete(jpcctrl delete)コマンドで指定する値と指定例を示します。
指定する値
- インスタンス名:host03
- ホスト名:host03
- Agent CollectorサービスのサービスID:EAhost03
- Agent StoreサービスのサービスID:EShost03
指定例
jpctool service delete -id E?host03 -host host03(jpcctrl delete E?host03 host=host03)コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
次に示すプログラムがインストールされていないかどうか確認してください。インストールされている場合,次の説明に従って対処してください。
- セキュリティ監視プログラム
セキュリティ監視プログラムを停止するか,または設定を変更して,HTM - Storage Mapping Agentのアンインストールが妨げられないようにしてください。- ウィルス検出プログラム
ウィルス検出プログラムを停止してからHTM - Storage Mapping Agentをアンインストールすることを推奨します。
HTM - Storage Mapping Agentのアンインストール中にウィルス検出プログラムが稼働している場合,アンインストールの速度が低下したり,アンインストールが実行できなかったり,または正しくアンインストールできなかったりすることがあります。- プロセス監視プログラム
プロセス監視プログラムを停止するか,または設定を変更して,HTM - Storage Mapping Agentのサービスまたはプロセスを監視しないようにしてください。
HTM - Storage Mapping Agentのアンインストール中に,プロセス監視プログラムによって,これらのサービスまたはプロセスが起動されたり停止されたりすると,アンインストールに失敗することがあります。
- HTM - Storage Mapping Agentをアンインストールすると,作成したパフォーマンスデータも一緒に削除されてしまうため,そのパフォーマンスデータを使用できなくなります。
- Tuning Manager serverがインストールされているホストから,Performance Managementプログラムをアンインストールする場合は,ブラウザーの画面をすべて閉じてからアンインストールを実施してください。
クラスタシステムでのHTM - Storage Mapping Agentのアンインストール手順は,非クラスタシステムの場合と同じです。アンインストール手順については「15.2.2 アンインストール手順」を参照してください。
HTM - Storage Mapping Agentをアンインストールする場合は,HTM - Storage Mapping AgentをアンインストールするノードのTuning Managerシリーズプログラムのサービスをすべて停止してください。
仮想化システムでのHTM - Storage Mapping Agentのアンインストール手順は,非仮想化システムの場合と同じです。アンインストール手順については「15.2.2 アンインストール手順」を参照してください。
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