Tuning Manager - Agents
- この項の構成
- (1) セキュリティ関連プログラムがインストールされている場合の注意事項
- (2) HTM - Agent for NASが稼働するホストに関する注意事項
- (3) NAS Platformからパフォーマンスデータを収集する場合の注意事項
(1) セキュリティ関連プログラムがインストールされている場合の注意事項
ファイルへの入出力動作をリアルタイムに監査する機能を持つセキュリティ関連プログラムをTuning Managerシリーズプログラムと同時に使用する場合,セキュリティ関連プログラムがTuning Managerシリーズプログラムによるパフォーマンスデータの格納やログ出力などの動作を監査すると,Tuning Managerシリーズプログラムの処理性能が極端に低下するなどの問題が発生するおそれがあります。
このような問題の発生を防ぐためには,セキュリティ関連プログラム側で「付録L. ファイルおよびディレクトリ一覧」に示すディレクトリ,または「付録I. プロセス一覧」に示すプロセスをファイル入出力動作監査の対象外とする設定を実施してください。
(2) HTM - Agent for NASが稼働するホストに関する注意事項
仮想化システムなどを使用してHTM - Agent for NASが稼働するOSの環境を複製する場合,複製した環境をほかのホストに適用しないでください。複製した環境では,HTM - Agent for NASの起動に失敗するおそれがあります。
(3) NAS Platformからパフォーマンスデータを収集する場合の注意事項
NAS Platformからパフォーマンスデータを収集する場合,NAS Platformのruscコマンドを使用します。複数の監視元からruscコマンドを発行した場合,回避できない競合が発生し,データを正しく取得できません。この場合の注意事項を次に示します。
- ruscコマンドを使用する製品と同じSMU/NAS Managerを監視することはできません。
- 複数のSMU/NAS Managerが同一のクラスタまたはスタンドアロンノードに接続された構成で,ruscコマンドを使用する製品によって,すでにそれらのSMU/NAS Managerのうち1台を監視している場合,その他のSMU/NAS Managerを監視することはできません。
- 複数のインスタンスで同一のSMU/NAS Managerを監視することはできません。
また,内部NAS Managerで管理されるNAS Platformを監視対象とするインスタンスと,外部NAS Managerで管理されるNAS Platformを監視対象とするインスタンスの両方で,同一のNAS Platformを監視することもできません。- SMU/NAS ManagerやNAS Platformのノードにログインしてruscコマンドを実行する場合は,そのSMU/NAS Managerを監視しているHTM - Agent for NASのインスタンスのサービスを止めるか,または定期収集をしない運用としてください。
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