Tuning Manager ユーザーズガイド
Performance Reporterがエージェントからアラームイベントを受け取れるようにするには,エージェントにアラームテーブルを関連づける必要があります。この関連づけを「バインド」といいます。
エージェントにアラームテーブルをバインドすると,その中のアラームに関するすべての条件式がエージェントで評価され,条件式を満たしているとき,または状態変化が正常に戻ったときにアラーム通知されます。
すでにバインドされているアラームテーブルに定義されているアラームを変更した場合,変更した値で自動的に評価されます。なお,アラームの変更は,Performance Reporterではなくjpctool alarm(jpcalarm)コマンドを使用することを推奨します。
- 注意
- 1つのアラームテーブルを複数のエージェントにバインドできます。ただし,1つのエージェントにバインドできるアラームテーブルは1つだけです。すでにアラームテーブルがバインドされている状態でこの操作をした場合は,あとからバインドしたアラームテーブルに置き換わります。
アラームテーブルをバインドする手順を次に示します。
- Admin権限ユーザーでTuning Manager serverにログインします。Main Consoleの[メイン]画面が表示されます。
- グローバルタスクバーエリアで[起動]-[Performance Reporter]を選択します。Performance Reporterの[メイン]画面が表示されます。
- Performance Reporterの[メイン]画面のタブフレームで,[エージェント階層]タブを選択します。[エージェント階層]画面が表示されます。
- ナビゲーションフレームの[表示形式]ドロップダウンリストで「Products」を選択します。プロダクト単位のエージェント階層が表示されます。
- ナビゲーションフレームからアラームテーブルをバインドしたいエージェントを選択します。選択したエージェントにチェックマークが表示されます。[複数選択]を選択すると複数のエージェントを選択できます。
- メソッドフレームの[アラームテーブルのバインド]メソッドを選択します。インフォメーションフレームに[アラームテーブルのバインド[アラームテーブル選択]]画面が表示されます。
- バインドしたいアラームテーブルを選択します。選択したアラームテーブルにチェックマークが表示されます(「図9-13 [アラームテーブルのバインド[アラームテーブル選択]]画面」参照)。複数選択はできません。
図9-13 [アラームテーブルのバインド[アラームテーブル選択]]画面
- 参考
- バインドは,アラームテーブル単位で行います。個々のアラームをバインドすることはできません。
- [OK]ボタンをクリックします。手順5で選択したエージェントに,手順7で選択したアラームテーブルがバインドされます。
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