Tuning Manager ユーザーズガイド

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8.1 稼働監視の種類

Tuning Managerシリーズでは,エージェントで監視しているパフォーマンスデータがあらかじめ設定されたしきい値に達した場合,ユーザーに通知されるように設定できます。

Tuning Managerシリーズの稼働監視には,次の2つの方法があります。

アラート機能とアラームには次の差異があります。

表8-1 アラート機能とアラームの差異

項目 アラート機能 アラーム
インターフェース 設定または運用時に使用できるインターフェースは,Tuning Manager APIです。 設定または運用時に使用できるインターフェースは次のとおりです。
  • Performance ReporterのGUI
  • PFM - Managerのコマンド
監視対象のパフォーマンスデータ TCP/IP接続を使用して収集できるパフォーマンスデータを含めた,HTM - Agent for RAIDおよびHTM - Agent for NASで収集できるすべてのデータ
TCP/IP接続を使用して収集できるパフォーマンスデータについては,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager - Agents」を参照してください。
TCP/IP接続を使用して収集できるパフォーマンスデータ以外のデータ
監視対象の指定 ストレージシステムまたはNASシステム単位 エージェントのインスタンス単位
しきい値を超えた場合のアクション emailでの通知
  • emailでの通知
  • 任意のコマンドの実行
  • SNMPトラップの送信
前提のPerformanceデータベース Hybrid Store
Performanceデータベースにパフォーマンスデータを記録しないと,評価できません。
Hybrid StoreまたはStoreデータベース
Performanceデータベースにパフォーマンスデータを記録しなくても,評価できます。

ここでは,アラート機能での稼働監視について説明します。Performance ReporterのGUIを使った方法については「9. アラームでの稼働監視」を参照してください。

この節の構成
8.1.1 アラート機能での稼働監視

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