Tuning Manager ユーザーズガイド

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5.5.3 CSVレポート形式変換用プロパティファイルの設定

htm-csv-convertコマンドは,事前にCSVレポート形式変換用プロパティファイルに設定した値を使って,実行できます。

また,CSVレポート形式変換用プロパティファイルは,サービスの稼働状況には依存しないため,設定を変更してすぐにhtm-csv-convertコマンドを実行した場合でも,出力結果に反映されます。

注意
htm-csv-convertコマンドは,CSVレポート形式変換用プロパティファイルで設定した値よりも,コマンド実行時にオプションで指定した値を優先します。

CSVレポート形式変換用プロパティファイルの格納先を次に示します。

Windowsの場合:
<Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\conf\htmCsvConvert.properties

Linuxの場合:
<Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/conf/htmCsvConvert.properties

CSVレポート形式変換用プロパティファイルの設定を変更する手順を次に示します。

  1. CSVレポート形式変換用プロパティファイルを手動でコピーして,バックアップを取得します。
    バックアップしたCSVレポート形式変換用プロパティファイルをリストアする場合は,CSVレポート形式変換用プロパティファイルの格納先にバックアップしたファイルを上書き保存します。
  2. CSVレポート形式変換用プロパティファイルをテキストエディターで開き,次の記述形式で修正します。
    <プロパティ>=<設定値>

    注意
    ・行の先頭に#が指定されている場合,その行はコメントになります。
    ・同一のプロパティが複数指定された場合は,最後に記述した設定値が有効になります。
  3. CSVレポート形式変換用プロパティファイルの設定方法については,次の表を参照してください。

    表5-9 CSVレポート形式変換用プロパティファイルのプロパティ一覧

    プロパティ 説明 入力可能値 デフォルト値
    dateFormat htm-csv-convertコマンドの実行時に入力ファイルとなる日時列の値が,どの日付フォーマットに該当するかを指定します。 次のどれかを指定します。
    • ddMMyyyy
    • MMddyyyy
    • yyyyMMdd
    なお,大文字と小文字は区別しません。
    コマンドを実行するロケールに対応した表示形式となります。
    ロケールに対応した表示形式は次のとおりです。
    • 英語(米国)の場合:
      MMddyyyy
    • 日本語(日本)の場合:
      yyyyMMdd
    • 上記以外の場合
      ddMMyyyy
    dateSeparator htm-csv-convertコマンドの実行時に出力されるファイルの日時列の値に付与する日付セパレータを指定します。 次のどちらかを指定します。
    • slash
    • hyphen
    なお,大文字と小文字は区別しません。
    hyphen
    columnLimit htm-csv-convertコマンドの実行時に出力される1ファイル当たりの列数を指定します。
    なお,指定する列数には,日時列は含みません。
    1~2147483647の整数 200
    inputCharacterCode htm-csv-convertコマンドの実行時に入力ファイルとなるCSVファイルの文字コードが,どれに該当するかを指定します。 次のどれかを指定します。
    • US-ASCII
    • windows-1252
    • ISO-8859-1
    • UTF-8
    • UTF-16
    • UTF-16BE
    • UTF-16LE
    • Shift_JIS
    • EUC-JP
    • EUC-JP-LINUX
    • MS932
    なお,大文字と小文字は区別しません。
    CSVファイルをどの方法で出力したかによって,次のとおりデフォルトの文字コードが異なります。

    Main ConsoleのCLIで出力したCSVファイルの場合
    実行環境の言語設定に依存

    Main ConsoleのCLIで出力したCSVファイル以外の場合
    Shift_JIS

    注意
    デフォルトの文字コードを変えて出力したCSVファイルを使用する場合には,このプロパティまたは,コマンドのオプション(--input_characterCode)を指定してください。
    オプションについての詳細は,「12.4.24 htm-csv-convert」を参照してください。
    outputCharacterCode htm-csv-convertコマンドの実行時に出力ファイルとなるCSVファイルの文字コードを,どれにするかを指定します。 次のどれかを指定します。
    • US-ASCII
    • windows-1252
    • ISO-8859-1
    • UTF-8
    • UTF-16
    • UTF-16BE
    • UTF-16LE
    • Shift_JIS
    • EUC-JP
    • EUC-JP-LINUX
    • MS932
    なお,大文字と小文字は区別しません。
    OSによって,次の文字コードとなります。

    Windowsの場合
    実行環境の言語設定に依存

    Linuxの場合
    Shift_JIS
    出力ファイルの文字コードについては,「5.5.2 CSVレポート形式変換機能による出力ファイルの仕様」も参照してください。
    log.Level htm-csv-convertコマンドが出力するトレースログのトレースレベルを指定します。
    トレースレベルについての詳細は,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager 運用管理ガイド」のMain Consoleのログの設定変更方法を記載している個所を参照してください。
    10~1000の整数 10
    log.FileNumber htm-csv-convertコマンドが出力するメッセージログのファイル面数を指定します。 1~16の整数 2
    log.FileSize htm-csv-convertコマンドが出力するメッセージログのファイルサイズをMB単位で指定します。 1~2048の整数 1

    注※
    Main Consoleのメッセージログのファイル名は,1つのログファイルのサイズが指定サイズを超える場合,ログファイル番号をインクリメントしたファイルを新規に作成します。ログ出力するファイル面数に達すると,最初のファイルから上書きされるラウンドロビン方式でログ出力します。

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