Tuning Manager インストールガイド
Tuning Manager serverは,Device Managerおよびエージェントと通信するため,次に示すどれかの方法で,Tuning Manager serverがインストールされるホスト(Tuning Manager serverホスト)のホスト名からIPv4アドレスへの名前解決ができるように設定しておく必要があります。
- DNSサーバへのTuning Manager serverの登録
- hostsファイルの編集
- jpchostsファイルの編集
Tuning Manager serverとDevice Manager,またはTuning Manager serverとエージェントの間の通信では,IPv4アドレスが使用されます。
Tuning Manager serverホストのホスト名を確認するためには,Tuning Manager serverホストで次のコマンドを実行してください。
- Windowsの場合
- hostnameコマンド
- Linuxの場合
- uname -nコマンド
- 参考
- PFM - Managerが提供する監視ホスト名設定機能を使用すると,次に示すホスト名を使ってTuning Managerシリーズを運用できるようになります。
- 任意のホスト名(エイリアス名)
- hostnameコマンドの実行結果で確認できるホスト名(Linuxの場合)
- 詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」のインストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
- なお,Tuning Manager serverが監視対象とするホストを監視ホスト名設定機能を使って監視する場合,監視条件によってはTuning Manager serverで設定が必要になります。詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager 運用管理ガイド」のホスト名にエイリアスを設定している場合の運用手順について説明している個所を参照してください。
- 注意
- Tuning Manager serverはFQDN形式のホスト名に対応していません。ドメイン名を除いたホスト名を使用してください。
- ホスト名が32バイトを超えている場合,PFM - Managerが提供する監視ホスト名設定機能を使用して,任意のホスト名(エイリアス名)を監視ホスト名に設定する必要があります。監視ホスト名は,Tuning Manager serverをインストールしたあとTuning Manager serverを起動する前に設定してください。監視ホスト名設定機能の使用方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」のインストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
- Tuning Managerシリーズのシステム上では,サーバのホスト名または監視ホスト名設定機能で設定したエイリアス名をユニークにしてください。 なお,サーバのホスト名は監視ホスト名の取得方法設定によって次に示すように異なります。
・ 監視ホスト名の取得方法がhostnameの場合:hostnameの結果
・ 監視ホスト名の取得方法がunameの場合:uname -nの結果
- この項の構成
- (1) DNSサーバへのTuning Manager serverの登録
- (2) hostsファイルの編集
- (3) jpchostsファイルの編集
(1) DNSサーバへのTuning Manager serverの登録
DNSサーバにTuning Manager serverホストのホスト名を登録してください。Tuning Manager serverではこの方法をお勧めします。DNSサーバを利用することによって,ホスト名とIPアドレスを一元管理できます。
Device Managerがインストールされるホスト(Device Managerホスト)およびエージェントがインストールされるホスト(エージェントホスト)のhostsファイルを編集してください。エージェントとの通信のためにこの方法を使用する場合は,エージェントがインストールされているすべてのホストのhostsファイルにTuning Manager serverホストのホスト名とIPアドレスを登録する必要があります。
- 注意
- Device ManagerをインストールしたあとにTuning Manager serverホストのIPアドレスを変更した場合,Device Managerホストのhostsファイルを編集する必要があります。同様に,エージェントをインストールしたあとにTuning Manager serverホストのIPアドレスを変更した場合,エージェントがインストールされているすべてのホストのhostsファイルを編集する必要があります。
Linuxの場合,Tuning Manager serverホストの/etc/hostsファイルを編集してください。/etc/hostsファイルには,Tuning Manager serverホストのホスト名(localhost)とIPアドレスを記述してください。
Tuning Manager serverとエージェントの間の通信を確立するためだけに使用できる方法です。
PFM - Managerが提供するjpchostsファイルを編集してください。Tuning Manager serverホストおよびエージェントホストが複数のLANに接続されている状態でTuning Managerシリーズを運用する場合,この方法をお勧めします。
jpchostsファイルを使用してIPアドレスを設定する方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」のインストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
- 注意
- Tuning Manager APIの利用を有効化している場合,ユーザープロパティファイル(user.properties)の次のプロパティにエージェントの情報を指定してください。
- rest.discovery.agent.host.<HostName>.host
- rest.discovery.agent.host.<HostName>.protocol
- rest.discovery.agent.host.<HostName>.port
- ユーザープロパティファイル(user.properties)については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager運用管理ガイド」を参照してください。
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