Tuning Manager 運用管理ガイド

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9.4.1 ユーザーアカウントを管理するサーバの登録

この項の構成
(1) 形式
(2) 機能
(3) オプション
(4) 結果

(1) 形式

Tuning Manager serverがインストールされているサーバをセカンダリサーバにする,またはプライマリサーバとの接続設定を変更する場合

Windowsの場合:
<共通コンポーネントのインストール先フォルダ>\bin\hcmds64prmset
              {/host <ホスト名またはIPアドレス> |
               {/port <ポート番号(non-SSL)> |
                /sslport <ポート番号(SSL)> [/sslprotocol] [/ciphers]}
              }
              [/check]

Linuxの場合:
<共通コンポーネントのインストール先ディレクトリ>/bin/hcmds64prmset
              { -host <ホスト名またはIPアドレス> |
               {-port <ポート番号(non-SSL)> |
                -sslport <ポート番号(SSL)> [-sslprotocol] [-ciphers]}
              }
              [-check]

注※
このオプションは使用しないでください。

Tuning Manager serverがインストールされているサーバをプライマリサーバにする場合

Windowsの場合:
<共通コンポーネントのインストール先フォルダ>\bin\hcmds64prmset /setprimary

Linuxの場合:
<共通コンポーネントのインストール先ディレクトリ>/bin/hcmds64prmset -setprimary

Tuning Manager serverがインストールされているサーバの情報を表示する場合

Windowsの場合:
<共通コンポーネントのインストール先フォルダ>\bin\hcmds64prmset /print

Linuxの場合:
<共通コンポーネントのインストール先ディレクトリ>/bin/hcmds64prmset -print

(2) 機能

ユーザーアカウントを管理するサーバのホスト名,およびポート番号を登録します。

ユーザーアカウントは,Device Managerがインストールされているサーバの共通コンポーネントで管理されています。

参考
Tuning Manager serverとDevice Managerが別のサーバにインストールされている場合,サーバごとの役割を明確にするため,次の呼称を使ってサーバを区別することがあります。
Device Managerがインストールされているサーバの呼称:プライマリーサーバまたはユーザーアカウントを管理するサーバ
Tuning Manager serverがインストールされているサーバの呼称:セカンダリーサーバ

hcmds64prmsetコマンドを実行すると共通コンポーネントのプロパティファイル(hsso.conf)が更新されます。

printオプションを指定してhcmds64prmsetコマンドを実行すると,現在の登録内容が表示されます。

注意
  • hcmds64prmsetコマンドの実行後に,Tuning Manager serverがインストールされているサーバを再起動してください。
  • Tuning Manager serverとDevice Managerが同じサーバにインストールされている場合,setprimaryオプションを指定してください。

(3) オプション

表9-2 hcmds64prmsetコマンドのオプション一覧

オプション 目的
-check
(/check)
ユーザーアカウントを管理するサーバへの接続を確認します。
-host
(/host)
ユーザーアカウントを管理するサーバのホスト名,またはIPアドレスを指定します。コマンドライン全体が,コマンド名を含めて255文字を超える場合は,ホスト名のかわりにIPアドレスを指定してください。ただし,Tuning Manager serverをインストールしているホストとクライアントの接続にSSLを使用している場合は,サーバー証明書のCNと同じ値を指定します。
portオプションまたはsslportオプションも一緒に指定できます。
-port
(/port)
ユーザーアカウントを管理するサーバのHBase 64 Storage Mgmt Web Serviceのポート番号(non-SSL)を指定します。デフォルトは22015です。
hostオプションも一緒に指定できます。
-print
(/print)
次に示す情報が表示されます。
  • コマンドを実行したサーバの役割(プライマリサーバまたはセカンダリサーバ)
  • ユーザーアカウントを管理しているサーバのホスト名,またはIPアドレス
  • ユーザーアカウントを管理しているサーバのポート番号
-setprimary
(/setprimary)
コマンドを実行したサーバをプライマリーサーバに変更します。
-sslport
(/sslport)
ユーザーアカウントを管理しているサーバのHBase 64 Storage Mgmt Web Serviceのポート番号(SSL)を指定します。デフォルトは22016です。
hostオプションも一緒に指定できます。

(4) 結果

コマンドの実行結果は,ログに出力されます。ログにはログレベルに応じたメッセージが出力されるため,ログレベルによってはコマンドラインと同じメッセージが出力されます。

ログファイルの格納先は,次のとおりです。

Windowsの場合:
<共通コンポーネントのインストール先フォルダ>\log\hcmds64prmsetn.log

Linuxの場合:
/var/<共通コンポーネントのインストール先ディレクトリ>/log/hcmds64prmsetn.log

コマンドの戻り値を次に示します。

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