Tuning Manager 運用管理ガイド

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8.3.5 htm-getlogs

形式

Windowsの場合:
htm-getlogs       [{{ /d | /dirct } <格納先フォルダ>
                  [{ /z | /zip }]
                  | { /h | /help }}]

Linuxの場合:
htm-getlogs       [{{ -d | --dirct } <格納先ディレクトリ>
                  [{ -z | --zip }]
                  | { -h | --help }}]

機能

次に示す保守情報を採取します。

注※
エージェントのPerformanceデータベースは採取対象に含まれません。Performance Managementのjpcrasコマンド(オプション指定はall all)を使って採取する必要があります。jpcrasコマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

前提条件

htm-getlogsコマンドを実行する場合は,次の条件を満たしていることを確認してください。

実行権限

Windowsの場合:
Administrators権限を持つユーザー

Linuxの場合:
rootユーザー権限を持つユーザー

格納先ディレクトリ

Windowsの場合:
<Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\bin\

Linuxの場合:
<Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/bin/

オプション

htm-getlogsコマンドのオプションを次の表に示します。

表8-12 htm-getlogsコマンドのオプション一覧

オプション 目的 必須/任意 注記
-d(/d)
--dirct(/dirct)
採取した保守情報の格納先を指定します。 保守情報の格納先ディレクトリの絶対パス 必須
  • ディレクトリとして入力できる文字は,ASCII印字可能文字コード(0x20-7E)の中で,一部の特殊文字( \ / : , ; * ? " < > | $ % & ' ` )を除いたものです。ただし,Windowsでは「\(円記号)」を,Linuxでは「/(スラント)」をファイルセパレーターとして利用できます。また,Windowsでは「:(コロン)」をドライブレターに使用できます。指定したディレクトリが存在しない場合は,自動で生成されます。
  • ルートディレクトリは指定しないでください。
  • 既存のディレクトリを指定する場合は,ディレクトリが空である必要があります。
  • 半角スペース,または「.(ピリオド)」だけの値は,指定できません。
  • 半角スペースまたは「.(ピリオド)」がディレクトリ名の先頭または末尾に含まれるパスは指定できません。
  • 指定したディレクトリには,コマンドの実行ユーザーに対してread,およびwrite権限が必要です。
  • ネットワーク上のディレクトリ(\\で始まるパス)は指定できません。
  • Windowsの場合,予約デバイス名(CONAUXPRNNULなど)を含むパスは指定できません。
-z(/z)
--zip(/zip)
採取した保守情報をzip形式でアーカイブします。 なし 任意
  • アーカイブファイルはHTM.zipという名称で作成されます。
  • アーカイブファイルの容量が2GB以上になる場合は,アーカイブファイルは作成されません。
  • アーカイブに成功した場合は,採取した保守情報は削除されます。
-h(/h)
--help(/help)
コマンドのオプションや使用方法を表示します。 なし 任意 オプションが指定されていないコマンドの場合,そのコマンドのオプションや使用方法が表示されます。

戻り値

htm-getlogsコマンドを実行した場合の戻り値を次の表に示します。

表8-13 htm-getlogsコマンドを実行した場合の戻り値

戻り値 意味
0 正常終了
100 オプションのシンタックスエラー
101 オプションに指定した値が不正
255 異常終了

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