Hitachi Command Suite システム構成ガイド

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B.5 Tiered Storage Managerのログ出力に関するプロパティ(logger.propertiesファイル)

ログ出力に関するプロパティは,logger.propertiesファイルに含まれています。

出力レベルのしきい値に指定した値と出力されるメッセージの関係を次の図に示します。

図B-1 出力レベルのしきい値に指定した値と出力されるメッセージの関係

[図]

この節の構成
B.5.1 logger.messagelogLevel
B.5.2 logger.tracelogLevel
B.5.3 logger.syslogLevel
B.5.4 logger.serverMessageFileCount
B.5.5 logger.serverTraceFileCount
B.5.6 logger.guiMessageFileCount
B.5.7 logger.guiTraceFileCount
B.5.8 logger.serverMessageMaxFileSize
B.5.9 logger.serverTraceMaxFileSize
B.5.10 logger.guiMessageMaxFileSize
B.5.11 logger.guiTraceMaxFileSize

B.5.1 logger.messagelogLevel

HTSMServerMessagen.logファイルおよびHTSMGuiMessagen.logファイルに出力されるログの出力レベルを指定します。

Tiered Storage Managerでは,ログ出力メッセージの内容に応じた出力レベルが用意されています。このプロパティで指定した値以下の出力レベルのメッセージが,メッセージログに出力されます。

指定できる値の範囲は,0~30です。デフォルトでの運用をお勧めします。ただし,出力レベルが30で出力されるメッセージはないため,30を指定しても20を指定した場合と出力されるメッセージに差異はありません。

デフォルト:20

表B-2 メッセージログの出力レベル

メッセージ種別 出力レベル メッセージ説明
エラー 0 管理サーバの運用に影響を与えるエラーが発生した。
10 操作ミスなどによる実行エラーが発生した。
警告 20 制限があるものの実行できるエラーが発生した。
情報 0 管理サーバやGUIの動作に関する情報が発生した。
20 操作ごとの処理に関する情報が発生した。

B.5.2 logger.tracelogLevel

HTSMServerTracen.logファイルおよびHTSMGuiTracen.logファイルに出力されるログの出力レベルを指定します。

Tiered Storage Managerでは,ログ出力メッセージの内容に応じた出力レベルが用意されています。このプロパティで指定した値以下の出力レベルのメッセージが,トレースログに出力されます。

指定できる値の範囲は,0~30です。デフォルトでの運用をお勧めします。

デフォルト:20

表B-3 トレースログの出力レベル

メッセージ種別 出力レベル メッセージ説明
エラー 0 管理サーバやServletの運用に影響を与えるエラーが発生した。
10 操作ミスなどによる実行エラーが発生した。
警告 20 制限があるものの実行できるエラーが発生した。
情報 0 管理サーバや管理クライアントの動作に関する情報が発生した。
10 ほかのプログラムやマシンとのやり取りに関する情報が発生した。
20 主要なメソッドの開始や停止,主要なオブジェクトの作成や削除に関する情報が発生した。
30 詳細な情報が発生した。

B.5.3 logger.syslogLevel

Tiered Storage Managerが出力するイベントログまたはsyslogに出力されるログの出力レベルを指定します。

イベントログおよびsyslogは,メッセージログの中で特に重要なメッセージを出力します。このプロパティで指定した値以下の出力レベルのメッセージが,イベントログまたはsyslogに出力されます。

指定できる値の範囲は,0~30です。デフォルトでの運用をお勧めします。

デフォルト:0

B.5.4 logger.serverMessageFileCount

HTSMServerMessagen.logファイルの最大バックアップ数を指定します。

指定できる値の範囲は,2~16です。

ログファイルがlogger.serverMessageMaxFileSizeプロパティで指定された最大長に達すると,HTSMServerMessage2.logのようにカウンターが追加された形式にファイル名が変更されます。ログファイルはカウンターの順に使用され,ログ情報が書き込まれます。最後のファイルまで終わると,先頭のファイルに上書きされる「ラウンドロビン方式」になっています。

また,Tiered Storage Managerサーバが起動したときは,前回のサーバ停止が正常停止,異常停止に関係なく,最新ファイルの続きから書き込みが続けられます。

デフォルト:10

関連参照

B.5.5 logger.serverTraceFileCount

HTSMServerTracen.logファイルの最大バックアップ数を指定します。

指定できる値の範囲は,2~16です。

ログファイルがlogger.serverTraceMaxFileSizeプロパティで指定された最大長に達すると,HTSMServerTrace2.logのようにカウンターが追加された形式にファイル名が変更されます。ログファイルはカウンターの順に使用され,ログ情報が書き込まれます。最後のファイルまで終わると,先頭のファイルに上書きされる「ラウンドロビン方式」になっています。

また,Tiered Storage Managerサーバが起動したときは,前回のサーバ停止が正常停止,異常停止に関係なく,最新ファイルの続きから書き込みが続けられます。

デフォルト:10

関連参照

B.5.6 logger.guiMessageFileCount

HTSMGuiMessagen.logファイルの最大バックアップ数を指定します。

指定できる値の範囲は,216です。

ログファイルがlogger.guiMessageMaxFileSizeプロパティで指定された最大長に達すると,HTSMGuiMessage2.logのようにカウンターが追加された形式にファイル名が変更されます。ログファイルはカウンターの順に使用され,ログ情報が書き込まれます。最後のファイルまで終わると,先頭のファイルに上書きされる「ラウンドロビン方式」になっています。

また,Tiered Storage Managerサーバが起動したときは,前回のサーバ停止が正常停止,異常停止に関係なく,最新ファイルの続きから書き込みが続けられます。

デフォルト:10

関連参照

B.5.7 logger.guiTraceFileCount

HTSMGuiTracen.logファイルの最大バックアップ数を指定します。

指定できる値の範囲は,2~16です。

ログファイルがlogger.guiTraceMaxFileSizeプロパティで指定された最大長に達すると,HTSMGuiTrace2.logのようにカウンターが追加された形式にファイル名が変更されます。ログファイルはカウンターの順に使用され,ログ情報が書き込まれます。最後のファイルまで終わると,先頭のファイルに上書きされる「ラウンドロビン方式」になっています。

また,Tiered Storage Managerサーバが起動したときは,前回のサーバ停止が正常停止,異常停止に関係なく,最新ファイルの続きから書き込みが続けられます。

デフォルト:10

関連参照

B.5.8 logger.serverMessageMaxFileSize

HTSMServerMessagen.logファイルの最大サイズを指定します。

指定できる値の範囲は,32,768バイト(32KB)~2,147,483,647バイト(2,048MB)です。このプロパティを指定する場合,キロバイト単位のときはKB,メガバイト単位のときはMBを指定してください。単位がないとバイト単位と判断されます。

デフォルト:1,048,576(1MB)

B.5.9 logger.serverTraceMaxFileSize

HTSMServerTracen.logファイルの最大サイズを指定します。

指定できる値の範囲は,32,768バイト(32KB)~2,147,483,647バイト(2,048MB)です。このプロパティを指定する場合,キロバイト単位のときはKB,メガバイト単位のときはMBを指定してください。単位がないとバイト単位と判断されます。

デフォルト:5,242,880(5MB)

B.5.10 logger.guiMessageMaxFileSize

HTSMGuiMessagen.logファイルの最大サイズを指定します。

指定できる値の範囲は,32,768バイト(32KB)~2,147,483,647バイト(2,048MB)です。このプロパティを指定する場合,キロバイト単位のときはKB,メガバイト単位のときはMBを指定してください。単位がないとバイト単位と判断されます。

デフォルト:1,048,576(1MB)

B.5.11 logger.guiTraceMaxFileSize

HTSMGuiTracen.logファイルの最大サイズを指定します。

指定できる値の範囲は,32,768バイト(32KB)~2,147,483,647バイト(2,048MB)です。このプロパティを指定する場合,キロバイト単位のときはKB,メガバイト単位のときはMBを指定してください。単位がないとバイト単位と判断されます。

デフォルト:5,242,880(5MB)

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