Hitachi Command Suite システム構成ガイド
HORCM_CMDパラメーターには,ストレージシステム上のコマンドデバイスを指定します。
- dev_name
必ず,ホストで認識されているコマンドデバイスを指定してください。同一装置内のコマンドデバイスを複数指定したり,複数装置のコマンドデバイスを指定したりすることもできます。
Windowsの場合は,IPCMD 形式,PhysicalDrive形式,GUID形式,またはCMD形式でコマンドデバイスを指定します。UNIXの場合は,IPCMD 形式,CMD形式またはスペシャルファイルでコマンドデバイスを指定します。
- IPCMD 形式
- \\.\IPCMD-<仮想コマンドデバイスのIPアドレス>-<ポート番号>[-<ストレージシステムのユニットID>]
- PhysicalDrive形式
- \\.\PhysicalDrive<Windowsによって定義されるドライブ番号>
- Device Managerエージェントのバージョンが04-30以前の場合は,大文字と小文字を区別して指定する必要があります。
- GUID形式
- \\.\Volume{<GUID>}
- CMD形式
- \\.\CMD-<シリアル番号>[-<LDEV番号>[-<ポート名称>[-<ホストグループ番号>]]]
- シリアル番号および論理デバイス番号は10進数で指定する必要があります。ホストグループ番号は,Device Managerエージェントのバージョンが05-60以降の場合は0~254の値を,05-50以前の場合は0~127の値を指定する必要があります。
- IPCMD 形式
- \\.\IPCMD-<仮想コマンドデバイスのIPアドレス>-<ポート番号>[-<ストレージシステムのユニットID>]
- CMD形式
- \\.\CMD-<シリアル番号>[-<LDEV番号>[-<ポート名称>[-<ホストグループ番号>]]]<HINT>
- シリアル番号および論理デバイス番号は10進数で指定する必要があります。ホストグループ番号は,Device Managerエージェントのバージョンが05-60以降の場合は0~254の値を,05-50以前の場合は0~127の値を指定する必要があります。
- HINTは,次のように指定します。
- Solaris:/dev/rdsk/
- AIX:/dev/rhdisk
- Linux:/dev/sd
- HP-UX:/dev/rdsk/または/dev/rdisk/disk
表11-15 HORCM_CMDパラメーターの記述形式のサポート状況
バージョン 指定項目 dev_name 7.4.1以降 Windowsの場合 Y UNIXの場合 Y 7.1~7.4.0 Windowsの場合 Y UNIXの場合 スペシャルファイルによる指定,またはIPCMD形式による指定だけサポート。 05-10~7.0 Windowsの場合 IPCMD形式以外をサポート。 UNIXの場合 スペシャルファイルによる指定だけサポート。 05-00 Windowsの場合 IPCMD形式,CMD形式以外の記述形式をサポート。 UNIXの場合 スペシャルファイルによる指定だけサポート。 04-30以前 Windowsの場合 IPCMD形式,CMD形式,GUID形式以外の記述形式をサポート。 UNIXの場合 スペシャルファイルによる指定だけサポート。
- (凡例)
- Y:すべての記述形式をサポート
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