Hitachi Command Suite システム構成ガイド
Device Managerエージェントで管理するためには,仮想マシンにDevice Managerエージェントをインストールし,管理サーバの情報やHiScanコマンドの実行周期などを設定する必要があります。
仮想マシンへのHBAの割り当て方法ごとに,次の3つの構成があります。それぞれの構成で,前提環境が異なります。
- 仮想マシンごとに仮想HBAが割り当てられている構成(NPIV HBAを使用している場合)(推奨)
- 仮想マシンごとにHBAが割り当てられている構成
- 複数の仮想マシンでHBAを共有している構成
図11-1 仮想マシンの前提環境(Device Managerエージェントで管理する場合)
仮想マシンごとに仮想HBAが割り当てられている構成(NPIV HBAを使用している場合)(推奨):図中の構成例1
単独のHBAの構成で,仮想マシンごとにDevice Managerエージェントをインストールして管理します。
- 仮想マシンごとにDevice Managerエージェントをインストールしてください。
- 仮想化ソフトウェアにVMware ESXiを使用している場合は,仮想マシンごとにVMware Tools をインストールしてください。
- 仮想化ソフトウェアにVMware ESXiを使用している場合は,同一の物理環境で稼働するVMware ESXiもHost Data Collectorを使用してDevice Managerに登録してください。Host Data Collectorを使用してホストを登録する方法についてはマニュアル「Hitachi Command Suite ユーザーズガイド 」を参照してください。
- 仮想マシンのOSがAIXの場合,環境変数ODMDIRを設定してください。
Device Managerエージェントのセットアップ方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite インストールガイド」を参照してください。
仮想マシンごとにHBAが割り当てられている構成:図中の構成例2
HBAが割り当てられている仮想マシンごとにDevice Managerエージェントをインストールして管理します。
- 仮想マシンごとにDevice Managerエージェントをインストールしてください。
- 同一の物理環境で稼働する仮想化サーバは,Device Managerに登録しないでください。
- 仮想マシンのOSがAIXの場合,環境変数ODMDIRを設定してください。
Device Managerエージェントのセットアップ方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite インストールガイド」を参照してください。
仮想マシンのうち,どれか1台にだけDevice Managerエージェントをインストールして管理します。
- 仮想マシンごとにDevice Managerエージェントをインストールすることはできません。
- 同一の物理環境で稼働する仮想化サーバは,Device Managerに登録しないでください。
- 仮想マシンのOSがAIXの場合,環境変数ODMDIRを設定してください。
Device Managerエージェントのセットアップ方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite インストールガイド」を参照してください。
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